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No.81(2025.6)

INDEX

1.フェローシップ受賞者留学体験記
2.会員専用団体保険制度
3.2024年度第4回理事会ニュース
4.2024年度第5回理事会ニュース
5.2024年度第6回理事会ニュース
6.2024-2025年度新旧引継理事会ニュース

1.フェローシップ受賞者留学体験記

2020年度JATSフェローシップ(心臓血管外科分野)
Ludwig-Maximilians-Universität München, Klinikum Großhadern 藤原 立樹

 私は2024年6月から9月までの3か月間、ドイツ・バイエルン州にあるルートヴィヒ・マクシミリアン大学(LMU)ミュンヘンの附属病院であるKlinikum Großhadernにて研修を行いました。2020年度に念願のJATSフェローシップを受賞しておりましたが、COVID-19パンデミックの影響で留学の延期を余儀なくされました。この度、コロナ禍の収束を受けて留学が実現しましたが、その間に私を取り巻く環境も大きく変化しました。
 当初の留学目的は低侵襲心臓手術の研鑽と考えていましたが、所属教室の責任者交代や病院の心臓移植施設申請の影響を受け、目的を心臓移植の経験を積むことへと変更しました。心臓移植施設の審査要項の中には「海外の心臓移植実施設においてTransplantation Fellowの経験を有する者が勤務していること」との記載があり、このことが今回の留学を大きく後押ししてくれました。限られた留学期間ではありましたが、明確な目的を持って研修に臨めたことは、私自身にとって非常に意義深いものとなりました。 
 私の留学先であるLMUは1472年に設立された歴史ある大学であり、ドイツ最初の心臓移植が行われた施設としても知られています。大学病院として移植医療には非常に力を入れており、ほぼ全ての臓器の移植が昼夜を問わず行われています。心臓移植件数は年間約40件でドイツ国内3位を誇り、私の留学期間中はほぼ週1回のペースで心臓移植が行われ、手術手技や術後管理を十分に経験することが出来ました。特に外科医として嬉しかったのは、助手として術野に入れて頂けたことです。移植手術だけでなく、日々の開心術にも参加する機会を頂きました。ドイツ語が飛び交う中での手術は非常に刺激的であり、ICUに帰室するとドイツ人スタッフと様々な会話が弾みました。
 LMUはドイツ国内外で非常に有名な施設であり、私の留学中にはヨーロッパ諸国、中国、トルクメニスタンなど様々な国から心臓外科医が学びに訪れていました。他国の医師たちと疾患に対する考え方や手術手技、周術期管理について意見を交わし、交流を持つことができたことも大変貴重な経験となりました。
 今回の留学では、移植の実地経験を積み、Transplantation Fellowの修了証を取得するという目標を達成することが出来ました。しかしそれ以上に、異国で得た多様な経験や人間関係が私にとって大きな財産となりました。この素晴らしい留学経験を支えて下さった方々に心より感謝申し上げます。
 特にLMUへの推薦をして下さった小野正道先生には深く感謝しております。小野先生はGerman Heart Center Munichの小児心臓外科教授であり、私の所属長である藤田知之教授と大阪大学時代からのご縁がありました。小野先生がLMUの心臓外科主任教授であるChristian Hagl先生に私を推薦してくださったおかげで、多くの留学生にとって障壁となるようなことが大変円滑に進みました。留学中も常に相談に乗っていただき、最後には小野先生の病院見学の機会も設けて頂きました。LMUには日本人医師が在籍していませんでしたが、小野先生の下に留学されていた日本人医師の方々と親しく交流させていただき、大変心強く感じました。
 さらに、JATSフェローシップを支えて下さった理事長の澤芳樹先生、千田雅之先生、国際委員長の齋木佳克先生、荒井裕国先生、湊谷謙司先生、松宮護郎先生をはじめとするJATS関係者の皆様、所属長の藤田知之先生、私を温かく受け入れて下さったLMU関係者やミュンヘン在住の日本人医師の皆様、多忙な業務を代行して下さった医局員の皆様にも、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
 今後は、心臓移植を担う外科医の一人としてJATSと海外を結ぶ架け橋となれるよう、今回の留学で学んだことを最大限に生かしてまいりたいと考えております。

2025_6_fujiwara(160×190).png (56 KB) 藤原 立樹
所属施設:東京科学大学 心臓血管外科
卒業大学:東京医科歯科大学
経  歴:2003年 東京医科歯科大学医学部附属病院 研修医 
     2005年 草加市立病院 外科
     2007年 柏市立柏病院 外科
     2008年 国立循環器病研究センター 心臓血管外科
     2011年 東京医科歯科大学 心臓血管外科 医員
     2013年 東京医科歯科大学 心臓血管外科 助教
     2023年 東京医科歯科大学 心臓血管外科 講師
     2024年 東京科学大学 心臓血管外科 講師
趣  味:登山
好きな言葉:初志貫徹


2023年度JATSフェローシップ(心臓血管外科分野)
Heart and Diabetes Center NRW, Germany 堂前圭太郎

 このたび、2023年度JATSフェローシップにより、2023年11月から約6週間、ドイツのBad OeynhausenにあるHeart and Diabetes Center NRWに短期留学させていただきました。2023年にこのフェローシップを受賞した直後に故郷である新潟に戻ることが決まり、年末かつ異動の間と非常に厳しい日程でしたが、温かく送り出していただいた大阪警察病院の皆様、また留学の交渉にお力添えくださった国際委員会前委員長の湊谷謙司先生に、この場を借りて感謝申し上げます。
 今回の留学先であるHeart and Diabetes Center NRW(HDZ)は、私がMICS手術を学んだ秦雅寿先生が前職でスタッフとして勤務されていた施設であり、そのオリジナルであるHDZのGummert教授の手術を学びたく、この病院を留学先として選びました。また、同病院は年間3500例以上の開心術を行うドイツでも屈指のHigh volumeセンターであり、今後、心臓血管外科の働き方改革を進めていくうえで、この膨大な症例数をどのようなシステムで安全に行っているのかを学ぶことも目的のひとつでありました。
 HDZでは、毎朝7時から8つの手術室で手術が開始され、すべてが決められた手順でスムーズに進行し、複合手術や再手術症例を含めても2-3件の予定手術が夕方には終了しているのは衝撃的でした。術式選択は、CABGはほぼoff pump、単弁置換はMICSでと、短時間で多くの症例をこなす工夫がなされているのが非常に印象的で、これが毎日滞りなく行われている様子は、まさに「工場」のようでありました。Gummert教授を始めとしたスタッフの卓越した技術や充実したマンパワーはもちろんですが、麻酔科、看護師、レジデント、PAなどのチーム全体が手順や手技を理解し、スムーズな進行のため協同しており、High volume centerとしてのシステムが確立していることを実感しました。またGummert教授やスタッフの先生方は、そのような手術中でも、質問には笑顔で答えていただき、術後には要点まで解説してくださり、逆に日本の状況を質問されるといったこともあり、非常に温かく迎えていただきました。
 今回、短い期間ではありましたが、手術を含めた臨床のみならず、ドイツでの海外生活は何物にも代えがたい貴重な経験となりました。若手会員の皆様もぜひJATSフェローシップを活用いただき、ご自身の視野を広げ、次のステップへの足掛かりとしていただければと思います。
 最後に、JATSフェローシップに推薦いただいた澤芳樹先生、留学の相談に乗っていただいた秦雅寿先生、留学直後に温かく受け入れていただいた土田正則前教授、この留学だけでなく紆余曲折の人生を支え、一緒に乗り越えてくれている家族に心より感謝申し上げます。

2025_6_doumae(190×160).jpg (9 KB) 堂前 圭太郎
所属施設:新潟大学大学院医歯学総合研究科 呼吸循環外科学講座
卒業大学:新潟大学
経  歴:2005年 新潟市民病院 臨床研修医
     2007年 国立循環器病センター 心臓血管外科 レジデント
     2010年 国立循環器病研究センター 心臓血管外科 専門修練医
     2012年 大阪大学 心臓血管外科 医員
     2016年 大阪大学付属病院 ハートセンター 特任助教
     2017年 大阪大学 心臓血管外科 助教
     2018年 大阪警察病院 心臓血管外科 医長
     2023年 大阪警察病院 心臓血管外科 副部長
     2024年 新潟大学大学院医歯学総合研究科 呼吸循環器外科学 助教
趣  味:釣り、読書
好きな言葉:
外科医に必要な三つのS(Skill, Smile, Satisfaction)

2.〈会員専用団体保険制度〉お申込み〆切まで約1カ月!〈7/31まで〉

本学会は会員に各種団体保険を提供させていただき、多くの会員にご加入いただいております。
現在、医療関係に係る4種の保険の2025年の申込みを受け付けておりますので、ご加入をご検討ください。
新規申し込みの締め切りは、7月31日(木)です!
 
〇勤務医師賠償責任保険等の医療関係に係る4種の保険お手続きは下記よりWEBでご加入いただけます。
 https://ibai.dantaihoken.net/kinmui/jats/

〇団体保険制度の詳細は下記保険代理店ページをご参照ください。
 https://www.kaito.co.jp/doctor/society/kyoubu.html

3.2024年度第4回理事会ニュース

開催日時:2024年3月21日(木)13:00~17:00
開催会場:日本橋ライフサイエンスハブLSH-A会議室
開催方法:現地開催(Hybrid)

理事会
審議事項
1)CALSガイドライン参画依頼:活動概要が提出され報告され、検討の結果、前向きに進めていくが、次回、担当役員および委員会について詳細を決めることが承認された。
 1.活動名:CALS(Cardiac Surgery Advanced Life Support)Japan Working Group(WG)。
 2.活動の目的と背景:心臓血管外科手術後の患者の心停止に特化した対応・プロトコルが必要であることから、CALSの導入・普及が必要と考えCALS Japan WGとして活動を行っている。
 3.メンバー:心臓血管外科医師、集中治療・麻酔・救急科医師、看護師、NPO研究者が活動している。
 4.活動内容:CALS提唱者とのオンライン会議、CALS Japan WGオンライン会議、講演、アンケート調査、著書や雑誌への寄稿、学会発表などを行っている。
 5.日本におけるCALの導入・普及は日本の心臓血管外科・胸部外科医療の質の更なる向上に資する。
2)一般社団法人日本低侵襲心臓手術学会との覚書:本会職員が認定業務を担当しており、業務軽減による契約金の見直し(値下げ)の要望があり、検討の結果、承認された。
3)「ピアレビューによる動物実験の機関管理と認証評価に関する特別法制定についての要望」―医療・生命科学研究や関連産業の進展と倫理的・法的・社会的な共創を図るために―(日本医学会連合からの依頼):本会として賛同することが承認された。
報告事項
4)令和5年度遠隔手術の普及に関する検討会議(日本外科学会):遠隔手術支援の社会実装に向けたWG議事録(1/29開催)が提出され報告された。
5)「早期導入を要望する医療機器等に関する要望書提出」:日本血管外科学会・日本心臓血管外科学会・本会の3学会連名で要望書を提出したことが報告された。
6)第125回日本外科学会定期学術集会のプログラム(2025/4/10~12開催、次期会頭海野倫明先生東北大学大学院消化器外科学):上級セッションのタイトル一覧が提出され、サブスペシャルティ学会とテーマの重複が毎年の課題となっており協力依頼がなされた。本年6月より演題募集を開始予定であることが報告された。
7)リーダーシップミーティング:2024年度第1回議事録案(2/29開催)が提出され報告された。出席者は本会・日本心臓血管外科学会・日本呼吸器外科学会・日本食道外科学会の各学会の代表、本会と関連学会の方向性・住み分けと第77回定期学術集会の際のリーダーシップ対談で取り上げる内容が議論された。「胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度」に関しては、特定行為研修修了看護師に胸部外科領域の教育を学んでいただきチーム医療を推進する。
8)旅費精算:インボイス制度対応のため、精算書および登録番号が記載された領収書等を提出していただき、銀行振り込みとすることが報告された。

1.総合将来計画委員会
第1回委員会議事録案(2/22開催)が提出され報告された。
1)3領域からみたJATSの価値・魅力の向上:
 1.3分野会長制度の始動(2026年):学術集会の会場の決定方法、学術集会運営方法の決め方と具体的なルール作り、開催会場とPCOの選定方法に関して方針が検討された。
 2.本会と3学会の連携強化:テーマやプログラムの重複を避け、学会の特性を活かした取り組みを進める。
 3.食道外科領域の参加費変更の効果の検証:プログラムの充実を図り料金体系を維持し参加人数を増やしていく方針とする。
 4.学術集会以外の事業:
  1)データベース研究:本会にも対応する窓口を設置し、JCVSDへの研究に関する委員は学会推薦とすることを提案する。
  2)若手育成:JATS-NEXTの第1回Annual Conferenceが開催され、好評であったことが報告された。
2)統括学会として学会運営の枠を超えた新しい医療社会の創造:
 1.「胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度」を開始する。
 2.Diversityは女性理事に就任していただき多様化を推進する。
3)国際化の推進:
 1.AATSとの共同事業:心臓はAATS/JATS Aortic Symposium、AATS/JATS Mitral Conclave Workshop、呼吸器はAATSとのセッション「ITSOS at JATS」を第77回定期学術集会から開始し、国際交流を推進する。
4)その他:
 1.「外科系及び救急医学系医師不足対策WG参加」(日本外科学会からの依頼):WG参加者を推薦することが承認され、理事長・副理事長が参加する。
 2.政策検討委員会から施設集約化について各領域の現状と方向性を共有し議論をする提案がなされた。
5)年間スケジュール:年数回、WEB開催をする予定である。

2.準会員制度WG(NP・PA)
特段の報告無し。

3.政策検討委員会
特段の報告無し。

4.専門医制度委員会
1)第77回定期学術集会時の「専門医制度委員会」企画(80分):講師:日本専門医機構理事長「日本の専門医制度:これまでの経緯と将来像(仮)」、江口英利先生(日本外科学会専門医制度委員会委員長/日本専門医機構理事)、滝田順子先生(日本専門医機構理事サブスペシャルティ領域検討委員会)「サブスペシャルティ専門医制度の現状と展望(仮)」、パネリスト:椎谷紀彦先生、竹内裕也先生、佐伯浩司先生、吉野一郎先生、佐藤幸夫、ディスカッション:サブスペ専門医を機構専門医に移行させるメリット・デメリット・カテゴリー分類・インセンティブ。
2)日本専門医機構渡辺理事長とサブスペシャルティ領域との面談を予定:議題「1.サブスペシャルティ領域研修細則及び更新指針の改訂」、「2.外科を基本領域とするサブスペシャルティ領域」。
3)試験委員会:心臓血管外科専門医認定機構試験問題作成委員会が3/7に開催され、呼吸器外科専門医合同委員会試験実務部会は4/1に開催予定である。専門医試験(呼吸器試験11/29、心血試験12/13)に向け委員会を数回行う予定である。
(1)心臓血管外科専門医認定機構
特段の報告無し。
(2)呼吸器外科専門医合同委員会
特段の報告無し。
(3)食道外科専門医
特段の報告無し。

5.専門医会員選出委員会
 2025年度審査判定:申請受付1/5開始、締切4/30必着、申請者80名(3/6現在):心臓・大血管33名(男性31名、女性2名)、肺・縦隔・胸壁35名(男性33名、女性2名)、食道11名(男性11名)、研究者(専門医未取得)1名(男性1名肺・縦隔・胸壁)が報告された。

 「専門医会員」の名称の問題:国際委員会から次のとおり問題提起がなされ、検討の結果、本件は社員総会(2024年度あるいは2025年度)に諮ることが提案され、定款改訂委員会で検討し、理事会の審議事項にすることになった。
 [JATSフェローシップの応募の条件は、会員区分が「専門医会員」であることだが、専門医なので専門医会員だと勘違いをして応募してくる会員が多く、「専門医会員」に関して繰り返し周知する必要がある](国際委員会から)
 本会を特定非営利活動法人から一般社団法人にする際に会員区分に関して「正会員」から「専門医会員」の名称に変更した経緯が説明され、混乱を招いており元の「正会員」に戻す、あるいは別な名称にするなどの意見が出された。

6.選挙管理委員会
審議事項
 北海道、東北、関東、東京、中部、近畿、中国・四国、九州地区の2025年度の評議員選挙定数が検討され承認された。
報告事項
 有権者名簿の確定:2/15有権者名簿を公開、2/29異議申立締切、1名を承認(勤務先移動による選挙区移動)、有権者名簿を作成(有権者数は3,318名)。選挙の日程:4/1までに定数を確定し有権者に対して選挙実施の公示、4/20立候補届出締切(午後5時必着)、5/20までに立候補者名簿を作成しホームページ上に公示、6/10投票締切、6/12開票、立会人は委員長および副委員長。

7.推薦評議員候補者選考委員会
 6/17に委員会を開催し、候補者を選考し、第5回理事会(6/20開催)で選任する。

8.会誌編集委員会
審議事項
1)General Thoracic and Cardiovascular Surgery 2025年以降の出版契約:シュプリンガー・ジャパン株式会社から提案書[契約年数6年、年間発行号数12、年間出版論文数120論文以上、電子版年間購読費用の値下げ]が提出され承認された。
2)2024(2023年Vol.71Original Article)優秀論文食道分野の対象条件の緩和:優秀論文賞の対象が心臓分野24編、呼吸器分野21編、食道1編となることが承認された。
報告事項
1)GTCS論文投稿状況(2/29現在):新規投稿数は73編(Original Article 62編)と減少しているが、他のJournalも同様である。Accept16編(Original Article 12編)、Accept率(Original Article 20.1%)、AcceptからOnline First掲載39days/冊子掲載までの平均所要期間(Original Article 212days)、掲載数24編(Original Article 18編)が報告された。

9.Case Report誌編集委員会
審議事項
1)APC:若手胸部外科医の登竜門であり、有益なジャーナルを目指す方針であるが、当初の想定を超える投稿数となっており、検討の結果、掲載数を増加し120編とすること、著者負担を1,125USDとすることが承認された。2024年8月から実施する。
2)Waiver(掲載料免除):本年APC waiver policyが改定され、創刊3年目の特別枠として20編分のwaiverが提供されることが報告され、対象は2022年と2023年のCase Presentation Award受賞者とすることが提案され承認された。(2024年12月までにAcceptすることが条件)
報告事項
1)GTCC論文投稿・掲載状況(2/29現在):1. Submissions and Publications:1.1 Annual totals Submissions 26、Publications 16、1.2 Article types Case report Subs 26、Pubs16、1.3 Author region of origin of manuscripts submitted and accepted Number of Manuscripts Submitted 26、Accepted 21、1.4 Acceptance rates 2024 Total Decisions 52、Accept21、Reject31、Accept Rate 40%が報告された。

10.学術委員会
1)Annual Report 2021:GTCS誌掲載済
2)Annual Report 2022:心臓血管外科領域:NCDに解析依頼中、呼吸器外科領域・食道外科領域:集計済み
3)Annual Report 2023:2022年集計項目に準じて集計を行う予定
4)Annual Report 2020の症例数と企業からの大動脈弁位生体弁出荷数との乖離はデータの信憑性に問題ないことが確認された。
5)消化器外科データベースの研究公募:
 1.「性別が食道癌術後短期成績に与える影響についての検討」群馬大学
 2.「食道大動脈瘻に対する食道切除術についての実態調査」埼玉医科大学国際医療センター
 上記の採用課題を本会が承認した課題として日本消化器外科学会に提出し審査を受ける。

11.Database委員会(日本心臓血管外科手術Database機構委員会)
特段の報告無し。

12.学術集会委員会
1)学術集会演題取り下げ:76回学術集会で何らかの対処をすることの是非、対処する場合の方法を本委員会で議論をし、77回学術集会で実態調査をすることが提案され承認された。取り下げへの対処例があげられ(2年間の発表禁止、抄録の削除、不採択通知等)、参考資料として『学術集会演題取り下げにおけるルールについてのアンケート』(日本外科学会2023年9月実施)が提出され、取り下げにペナルティを課す学会は1学会あることが報告された。
2)第79回定期学術集会のPCO決定方法:コングレ株式会社・株式会社日本コンベンションサービスの2社にてコンペティションを実施する。複数年委託することを考慮し選考する。
3)AATSとの覚書:呼吸器分野においてAATSとAATS/JATS Thoracic Symposiumの覚書を2023年12月に締結した。本会の学術集会でInternational Surgical Oncology Summit at JATSを半日のスケジュールで開催し、また、AATS側でJATS at International Surgical Oncology Summitを開催することになった。JATSで開催するITSOSの費用負担詳細(学術集会負担)とAATSで開催するITSOSへの日本人登壇者の旅費負担(学会負担)が報告された。なお、海外渡航旅費規程を財務委員会(事務局)で作成する。

第76回定期学術集会(齋木統括会長・渡邉敦分野会長・渡邊雅之分野会長)
1)終了報告がなされた。
 ・開催概要:
  日時・場所:2023/10/19(木)~10/21(土)、仙台国際センター、テーマ:“Harmonization”(調和)と“Co-Creation”(共創)-to go one step further-“
  形式:完全対面現地開催
  AI同時通訳:海外招聘演者のセッションでAIを用いた同時通訳を実施
  オンデマンド配信:クレジットが付与された倫理・医療安全講習会や指導医講習会などの一部とPostgraduate course
  同時開催:日本体外循環技術医学会(JaSECT)(10/20~21)。
 ・海外招請者:心臓領域ではハーバード大学ボストン小児病院のdel Nido先生、呼吸器外科分野ではAlessandro Brunelli先生、食道領域ではVirginia Mason Medical CenterのDonald E. Low先生、他多数の海外招聘者に参加いただいた。・事前情報の配信:本学術集会の方向性と具体的な内容について全会員にメール・News Letterを介して案内をした。
 ・参加費:第74回、75回と同額とした。・サイエンティフィック・セッション:応募演題数は例年よりも多く1,304題であった。
 ・理事長講演・会長講演・分野会長講演:理事長講演は「胸部外科学会のめざすところ~4年間の成果とこれから~」、会長講演は呼吸器外科分野・渡辺敦会長が「胸部外科確乎不抜のもとに」、統括会長の齋木が「私の宿題報告:辿り来て、未だ山麓」、食道外科分野・渡邊雅之会長が「食道癌治療成績の向上を目指して」というタイトルで講演を行った。
 ・特別企画:未来予想図~10年後の胸部外科学会は~と題して、4学会理事長対談の場を設けた。
 ・参加状況:参加登録者数は3,537名、Postgraduate courseも3分野合わせて1,733名と多くの方々に参加頂くことができた。
 ・その他:初めてデイリー・ニュースの発刊を試み会場で配布し、学会ホームページに掲載した。リフレッシュメントは仙臺緑彩館を活用し、キッチンカーを導入した。
2)収支決算報告:第76回定期学術集会収支決算書(令和4/11/25~令和6/2/28)が提出され黒字であったことが報告され承認された。

第77回定期学術集会(竹村統括会長・佐藤之俊分野会長・亀井分野会長)
報告事項
1)演題登録:2/15~4/26締切
2)プログラム・日程表:上級演題と一般演題を同じ時間では開催しない、一般演題とポスターセッションはabstractセッションとrapid fireセッションの形で全て口演で行う。
3)接遇:76回と同様とする。
4)Social Event:1.拡大プログラム委員会:11/2、2.Faculty Dinner:11/3、3.AATS Faculty Dinner:11/1。
5)表彰式:日本肺癌学会、JDDWとの日程が重なっているため全員懇親会はなし、閉会式前のCPA表彰と同時にGTCS優秀論文賞、GTCS Best Reviewer賞、フェローシップ受賞者、JATS Research Project Awardの表彰を実施する。新名誉会長・新名誉会員・新特別会員の推戴は拡大プログラム委員会にて執り行う。
6)委員会セッション:第5回理事会までに座長・演者を確定する。
7)接遇案(旅費交通費・謝金)が提示され承認された。

第78回定期学術集会(安田統括会長・湊谷分野会長・伊豫田分野会長)
報告事項
1)学術集会テーマ「勠力共振〜Advancing together with solidarity, collaboration, and resonance」
2)プログラム委員会委員は3月に理事会承認、5月~7月Zoom開催を開催予定である。
3)プログラムの組み方:基本原則は上級演題と一般演題やミニ・オーラルは重ねない、上級演題は原則90分枠、CPAは同一時間に発表、ポスターは原則ミニ・オーラルとして発表する。
4)レセプション関連:拡大プログラム委員会2025/10/22、Faculty Dinner 2025/10/23に開催予定である。
5)4学会理事長鼎談は開催、医療安全講習会はon demand予定である。

13.財務委員会(財務WG)
2024年度第1回財務WGを3/26に開催予定である。

14.倫理・安全管理委員会(竹内理事代、芳村理事)
1)第77回定期学術集会中の医療安全講習会:講師:安田あゆ子先生(名古屋医療センター呼吸器外科/医療安全管理部)、辰巳陽一先生(近畿大学病院安全管理部)、座長は竹内委員長と芳村副委員長とし、日本専門医機構・共通講習1単位に申請予定である。

15.診療問題委員会
1)令和8年度診療報酬改定:心臓分野診療問題委員で検討を開始、領域別グループで試案掲載のための項目見直しを行い、材料調査アンケートを実施予定である。
2)ロボット支援下弁形成術:令和6年度診療報酬改定にて保険適用となった「胸腔鏡下弁置換術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)」では、「胸腔鏡下弁置換術を年間20例以上実施していること」とされ、胸腔鏡下弁形成術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)の要件も「年間20例以上実施していること」に変更された。
3)製品供給不安:ゲティンゲグループ・ジャパン取り扱いの製品の供給停止となっている。
4)胸腔鏡下弁形成術および弁置換術に使用可能な胸腔鏡システム:日本ストライカーより17884Kカメラシステムについて追加情報があった。
5)JMICSからの要望書(令和8年度外保連改正要望についてのお願い):7術式の共同提案が承認された。1.心房内血栓除去術(胸腔鏡下)、2.心房内血栓除去術(ロボット支援下)、3.心室内血栓除去術(胸腔鏡下)、4.心室内血栓除去術(ロボット支援下)、5.心室中隔心筋切除術(胸腔鏡下)、6.心室中隔心筋切除術(ロボット支援下)、7.左心耳閉鎖術(ロボット支援下)。

16.ガイドライン委員会
特段の報告なし。

17.研究・教育委員会
報告事項
1)Postgraduate Course:第77回座長・講師候補者に就任依頼を行い、全員諾となり、以後に続くテーマおよび講師選定についても進めてゆく。
2)JATS Research Project Award:第7回(2024年度)募集に向けて、応募時に研究対象施設での倫理審査の承認が必須であることを定期的に周知している。第6回(2023年度)募集では倫理審査の承認見込みがあれば応募を受け付けたが、本年度は応募時に承認されているもののみ受け付ける。
3)サマースクール:・呼吸器外科サマースクール2024:7/13(土)14(日)、ジョンソン・エンド・ジョンソン東京サイエンスセンター、イービーエム羽田医療技能訓練所、公益財団法人大田区産業振興協会PiOPARK、事務局代表:伊豫田明(東邦大学医学部外科学講座呼吸器外科学分野)、・心臓血管外科サマースクール2024:8/24(土)25(日)、イービーエム羽田医療技能訓練所、当番幹事:岡田健次(神戸大学心臓血管外科)
4)日本心臓血管外科学会『心臓血管外科専門医テキスト(仮称)』発刊進行状況:3学会(心臓・胸部・血管)合同の『専門医テキスト委員会』へ当委員会委員から3名を推薦し執筆分担者決定のための準備を行っている。

18.JATS Academy 委員会
審議事項
1)組織強化のための委員の追加:心臓血管外科分野の委員としてJATS-NEXTのメンバーから2名が就任することが承認された。
2)JATS後援WEBセミナー:日本ライフラインからの申込について理事会審議でも承認された。
3)JATS Academyの認知度および活用度向上のためHP改修の見積が提出され承認された。
4)他学会・研究会で行っている教育的プログラムの後援:JATS Academyを効率よく浸透させてゆくため各種提案がなされ承認された。
報告事項
1)JATS Academy Webinars:-1.第4回JATS Academy Webinars心臓手術手技セミナー『一歩上を目指す』、-2.第5回JATS Academy Webinars心臓血管外科領域が絡む呼吸器外科手術、-3.第6回 JATS Academy Webinars 心臓手術手技セミナー『一歩上を目指す』【2】、-4.第7回 JATS Academy Webinars心臓手術手技セミナー『一歩上を目指す』【3】、-5.第8回 JATS Academy Webinars 消化器(食道など)領域が絡む呼吸器外科手術。
2)JATS後援WEBセミナー:-1.第4回JATS後援WEBセミナー
3)JATS Academy 教育プログラム:-1.第3回大動脈弁形成ワークショップ、-2.第3回MICSワークショップ、-3.第4回JATSAcademy/J-MICS共催MICSワークショップ、-4.カダバートレーニング
4)関連教育プログラム:-1.第6回TAVIワークショップ(Advanced)
5)今後の全事業スケジュールが提出された。

19.広報委員会
報告事項
1)News Letter メールの発刊:No.75(2024.3 or 4)につき、第76回各会長の挨拶を始めとした開催報告特集のほか、第18回日本胸部外科女性医師の会(Woman in Thoracic Surgery:WTS in Japan)開催報告等を掲載予定である。
2)バナー広告:
1.掲載状況:株式会社HOKUTO:掲載終了、コヴィディエンジャパン株式会社:3/12(火)に掲載申込あり、現在対応中。MSD株式会社:2023/11/1~2024/10/31、株式会社カイトー:2023/11/1~2024/10/31、エドワーズライフサイエンス株式会社:2024/3/5~2025/3/4、ブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社:2024/4/1~2024/9/3:2/8に申込、規約に則り委員会審議を行い掲載を決定。
2.動きのあるバナー広告の可否の検討:現在掲載中の企業から問合せがあり規約に則り否にて回答をした。

20.総務・渉外委員会
特段の報告なし。

21.JATS-NEXT委員会
審議事項
1)第1回 JATS-NEXT Annual Conference の総括を行い、開催後にアンケートを行ったことが報告された。第1回は盛会裏に終了し、次回第2回の開催をすることが提案され承認された。
開催概要:2024/1/27に大阪ナレッジキャピタルカンファレンスルームタワーC8階で開催された。
開催の目的:
 1.人材育成のためのプロジェクトの企画立案・実行
 2.心臓・呼吸器・食道3領域の横断的セッションの開催
 3.外科医の意見集約である。
  アンケート結果:J-NACの参加者180名に、アンケート回答者62名、全体の満足度:満足が9割を占めた。
  Doquity:使用には改善の必要があるためアンケート結果を伝える。
  広報:メディカルノートでYahooに掲載しJATS News Letterでの掲載も予定している。収支報告:最終的に黒字にて終了したことが報告された。
2)JATS-NEXT内規改訂(委員の定義):評議員就任や地区移動のため委員から外れる方が出てきており、コアメンバーに関する内規の改訂が提案されたが、再検討をすることになった。

22.定款改訂委員会
特段の報告なし。

23.臓器移植委員会
心臓移植関連は移植実施施設の認定(移植関係学会合同委員会3/5開催)が報告された。

24.胸部外科医労働環境委員会
 定期学術集会の企画:第77定期学術集会での領域横断セッション企画:本委員会とチーム医療推進委員会との合同セッションを企画することとし、働き方改革(40分)とタスクシフティング(30分)、併せて70分セッションとする。
セッション(タイトル):「医師の働き方改革元年〜現状と取り組み〜(仮)」
1.労働環境アンケートを実施し報告する。
2.働き方改革を実行する病院経営サイドの実行内容や進捗にかかる講演:
 1)「大学病院の取り組み」講師:神戸大学病院長真庭謙昌先生
 2)「専門病院の取り組み」講師:静岡県立こども病院長坂本喜三郎先生。
3.厚労省医政局医事課医師等医療者働き方推進室の医系技官による講演。
 審議事項労働環境アンケートは「胸部外科医労働環境(働き方改革)委員会アンケート(案)」が提出され承認された。

25.チーム医療推進委員会(NP・PAWG)
報告事項
1)胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度:
  1.構成(予定)5学会での審議結果:日本心臓血管外科学会・日本血管外科学会・日本呼吸器外科学会・日本食道学会では概ね承認され、本会で初期費用は負担すること、150名の申請(日本心臓血管外科学会の特定行為研修修了者の会)を予定していることが報告された。
2)今後の検討事項:費用負担、教育セミナー実施要項:アドバンストコース(仮称)認定は心臓血管外科分野では登録制度の第2段階として専門性の高いアドバンストコースを設定する方針であり、診療看護師(NP)を中心にニーズが高く、申請条件・教育体制について検討を行う。
3)第77回定期学術集会中の「胸部外科医労働環境委員会」企画:「チーム医療推進委員会」からの演題:
  1.聖路加国際病院中村亮太先生「診療看護師のタスクシェアがもたらす心臓血管外科医の働き方改革-アプリによる労務調査から見えた変革の鍵」
  2.藤田医科大学病院FNP室谷田真一先生(診療看護師):特定行為研修修了者による周術期のタスクシフト/シェア―特に手術室・ICU取り組みについて―
  3.千葉大学心臓血管外科松宮護郎先生「胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度」が報告された。

26.国際委員会
審議事項
1)JATSフェローシップ選考:
 1.概要留学期間1〜3ヵ⽉、奨学⾦100万円、留学先地域北⽶・欧州、選考⼈数4名(⼼臓⾎管外科分野:2名、呼吸器外科分野または⾷道外科分野:2名)
 2.委員会選考:フェローシップ申請者15名(⼼9名・肺5名・⾷1名)の最終選考を⾏った。なお、英語の素養は今回から「英語試験結果に応じた基礎点」を配分し審査した。
  2024年度JATSフェローシップ選考結果:次の4名が理事会で承認され申請者に通知する。神⾕賢⼀先生(湖東記念病院⼼臓⾎管外科)、⿑藤良明先生(弘前⼤学医学部附属病院⼼臓⾎管外科)、篠原周⼀先生(安城更⽣病院呼吸器外科)、⽮澤友弘先生(群⾺⼤学医学部附属病院呼吸器外科)。
2)留学期間の規定:JATSフェローシップについて「留学期間は原則3ヵ⽉とし、その中で複数施設への滞在は3施設まで認める。最低でも1施設に1ヵ⽉以上滞在すること」に改訂することが提案され承認された。
報告事項
1)2024年度フェローシップスケジュール:2⽉選考、3⽉理事会報告・申請者への選考結果通知、3⽉以降、フェローの留学期間・留学先の調整、留学開始、帰国後:研修成果報告書・修了証書の提出、留学体験記の執筆、本会定期学術集会での帰朝報告することが報告された。
2)第8回アジア・トラベリングフェローシップ(第77回定期学術集会トラベルグラント):本年度は1⼈あたり10万円×定員10名で募集することとなった。
3)2023年度決算、2024年度予算が報告され承認された。
4)その他:2020年以降コロナ禍で留学待機となっていたフェローは全員が留学達成/受け⼊れ先決定済み/辞退のいずれかとなり、未定は0名となった。JATS/AATSのフェローシップを再開するため⽇本メドトロニックに連絡し確認中である。
  なお、「専⾨医会員」が応募条件であることを周知徹底するため、専⾨医会員申請の受付期間内に国際委員会からも会員への⼀⻫メール配信を予定している。

27.COI委員会
 「医学研究の利益相反(COI)に関する指針」に基づく、役員等の利益相反自己申告書の提出について「ガイドライン委員」を追加した。

28.地方会のあり方委員会
報告事項
1)各地方会への助成金見直し案の確定:2025年度予算から見直すとの目的の下、助成金各費目の算出元となる会員数や会員比率、会費納入率といった各数字を更新し、変動が無い事が確認され、各地方会には昨年提示した額で助成する。
2)第77回定期学術集会JATS Case Presentation Awards準備:CPAは仕様のブラッシュアップを随時実施し、第76回セッションの最終案を纏める際にも実施しており、整合性を取りながら仕様書に反映する。

29.非選挙理事推薦委員会
 特段の報告無し。

30.事務局あり方委員会
 職員の業務内容・業務工数についてアンケートを実施しヒアリングを行った。本人の希望や組織体制の改善のための提案をしていただく。

第4号議案2024年度理事会・評議員会開催日程の件
 年間日程が提出され報告された。

4.2024年度第5回理事会ニュース

開催日時:2024年6月20日(木)13:00~17:00
開催会場:日本橋ライフサイエンスハブLSH-A会議室
開催方法:現地開催(Hybrid)

各種委員会議案審議・報告の件

理事会
審議事項
1)2024年度名誉・特別会員推薦:名誉会長 松居 喜郎先生、名誉会員 荻野 均先生、中島 淳先生、夜久 均先生、淺村 尚生先生、長谷川 誠紀先生、渡邉 敦先生、坂本 喜三郎先生、特別会員 横山 斉先生、入江 博之先生、奥村 明之進先生、小宮 達彦先生、近藤 和也先生、宮入 剛先生、奥村 典仁先生、織田 禎二先生、西村 元延先生、松村 輔二先生、鈴木 孝明先生が承認された。
2)2025年度役員等立候補案内:選出対象は次々期分野会長・理事・監事とし、立候補届・所信表明の提出方法、選挙日程が報告され承認された。
3)2024年度定時評議員会(社員総会)概要が報告され承認された。2024年10月29日(火)15:00~17:00、WEB開催(Webinar)、出席対象:評議員(社員)・名誉会員・特別会員、配信会場:日本橋ライフサイエンスビルディング201会議室、配信会場出席対象:理事会役員他。
4)NCDを用いた外科医の実態に関する調査の件(日本外科学会):外科医師数の減少、外科医の労働環境を把握するためNCDを用いて手術数と外科医数の関係などに関する研究を外科系サブスペシャルティ学会の承諾を得たうえで、学会資金で研究を行う提案がなされ、審議の結果、賛同すること、また、担当者は志水副理事長、松宮理事、大久保理事に就任いただくことが承認された。
5)肺移植関連学会協議会委員:鈴木 秀海先生への交代が承認された。
6)肺癌登録合同委員会委員:佐治 久先生への交代が承認された。
7)日本医師会疑義解釈委員会からの次期委員の推薦準備の依頼:小山 信彌先生に継続していただくことが承認された。
8)一般社団法人化に関するお願い(日本心臓血管外科手術データベース機構):一般社団法人化にあたり正会員となっていただきたいとの依頼があり、検討の結果、承認された。
9)抗血小板剤「バファリン配合錠A81(製造販売元:ライオン株式会社、販売元:エーザイ株式会社)」に関する相談(エーザイ株式会社):将来的な供給停止に関する相談依頼があり、審議の結果、承認された。
10)学会イベントカレンダーの作成(日本循環器連合):スケジュール調整のため、循環器連合として共通のカレンダーを作成する依頼があり、審議の結果、承認された。
11)CALSガイドライン参画依頼:前回第4回理事会(3/21開催)からの懸案事項であったが参画しないとの結論に至った。
審議事項(分担金)
12)一般社団法人日本医療安全調査機構令和6年度社員会費が承認された。
13)一般社団法人外科系学会社会保険委員会連合令和6年度分担金:令和5年度決算報告書・2024年度収支予算書が提出され承認された。
14)日本心臓血管外科手術データベース機構2024年度分担金が承認された。
報告事項
15)NCD報告:社員総会議事録(6/6開催)、理事会議事録(3/12開催)、理事会議事録(第2回3/12開催)、NCD定時社員総会議事録(3/12開催)が提出された。
16)「ハーモニックSYNERGY意見書」提出:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社にハーモニックSYNERGYR販売中止に対する心臓外科関連3学会(本会・日本心臓血管外科学会・日本冠動脈外科学会)から意見書を提出したことが報告された。
17)2024年度委員会名簿:委員追加および交代が提示された。

1.総合将来計画委員会
特段の報告無し。

2.準会員制度WG(NP・PA)
審議事項
準会員制度の導入:制度概要・制度(案)・WGにてメール持ち回り審議した結果が提示され報告された。理事会審議の結果、権利等に関しての意見が出され、第6回理事会(9/19開催)に修正案を提出することになった。また、同時に定款改訂委員会と協力し、定款・定款施行細則改訂の手続きを進め、2024年度評議員会に諮る予定である。
日本胸部外科学会準会員制度(案)
1)入会資格
・所定の入会申込書を提出し、理事会によって入会を認められること。
・特定行為研修修了看護師、臨床工学技士、放射線技師、薬剤師など職種は問わない。
 その職種であることを証明するための証明書等の提出を求める。
 ただし、医師、医学士、学士(医学)は「準会員」として入会することはできない。
2)会費等
・会費年額3,000円/入会手数料不要
3)権利等
・原則として権利は一般会員と同等とする。
 参加費は会長の意向で決定、セミナー受講などの教育機会を設ける。

3.政策検討委員会
 第1回委員会議事録(5/9開催)が提出され、施設集約化に向けて、心臓血管外科、呼吸器外科、食道外科の資料が提出され、現状報告がなされ、今後も進捗を共有しながら、政治的にどうアピールしていくか、インセンティブや診療報酬を我々が思う方向に国に進めていただく交渉はこれからも可能と考え、その進め方について引き続き検討課題とする。

4.専門医制度委員会
 「令和8(2026)年開始:日本専門医機構が認定する新専門医への移行」:令和8(2026)年に更新を迎える外科専門医認定者(認定終了年月日:令和8(2026)12/31まで)より、順次、新専門医への移行が可能となったことが報告された。

(1)心臓血管外科専門医認定機構(椎谷理事)
1.試験問題:
 1-1)全問回答制度への変更、1-2)公開問題
2.施設申請・認定関連:
 2-1)登録変更申請、2-2)血管外科専門施設の定義、2-3)施設認定証の提示、2-4)修練指導者不在による認定取り消しの扱い、2-5)2024年4月現在、認定修練施設群100、協力施設119、2-6)心臓胸部基幹施設症例数要件、2-7)基幹施設task share基準、2-8)Quality management基準
3.難易度
4.OFFJT:
 4-1)新基準、4-2)指導者講習
5.申請:
 5-1)新規申請猶予期間、5-2)初回更新
6.機構認定への移行
 以上について報告がされた。

(2)呼吸器外科専門医合同委員会
 呼吸器外科専門医新制度について、1.専門医制度の現状、2.機構認定呼吸器外科専門医制度開始にあたって、3.想定されるスケジュールが報告された。

(3)食道外科専門医
 2024年度食道外科専門医新規申請(一次審査申請、二次審査:食道外科専門医認定試験)、2024年度食道外科専門医更新申請が報告された。

5.専門医会員選出委員会
審議事項
 専門医資格申請者211名(心109名・肺85名・食17名/男性193名・女性18名)、研究者枠1名(肺1)について名簿が提出され委員会持ち回り審議の結果、承認されたことが報告され、理事会にて承認された。

6.選挙管理委員会
審議事項
 選挙評議員389名(男性379名・女性10名)が選任され承認された。任期は2024/8/1より2026/7/31までとする。

7.推薦評議員候補者選考委員会
審議事項
 推薦評議員41名(男性26名・女性15名)が選考され承認された。任期は選挙評議員と同期間である。

8.会誌編集委員会
審議事項
1)2023年Vol.71 優秀論文賞(心臓2 名、肺2 名食道1名)の選考結果が報告され承認された。
松浦 馨先生(Kaoru, Matsuura)千葉大学医学部付属病院 心臓血管外科
Late outcome of coronary artery bypass grafting with or without mitral repair for moderate or moderate-severe ischemic mitral regurgitation 71:543-551
西山 正行先生(Masayuki Nishiyama)国立循環器病研究センター病院心臓外科
Long-term outcomes of combined pulmonary endarterectomy and additional balloon pulmonary angioplasty for chronic thromboembolic pulmonary hypertension 71:291-298
中野 隆仁先生(Takahito Nakano)関西医科大学総合医療センター呼吸器外科
Stagnating blood flow related to thrombus formation in pulmonary vein stump after left upper lobectomy 71:648-656
高森 信吉先生(Shinkichi Takamori)国立病院機構 九州がんセンター呼吸器外科
Lymph node dissections and survival in sublobar resection of non-small cell lung cancer ≧ 20 mm 71:189-197
中島 政信先生(Masanobu Nakajima)獨協医科大学病院上部消化管外科
Therapeutic strategy aiming at R0 resection for borderline resectable esophageal squamous cell carcinoma using induction chemotherapy with docetaxel, cisplatin, and 5 fluorouracil 71:584-590
2)2023 年Best Reviewer賞(心臓3名、肺2名、食道1名)の選考結果が報告され承認された。
井上 陽介先生(国立循環器病研究センター病院血管外科)、川本 俊輔先生(東北医科薬科大学病院心臓血管外科)、清家 愛幹先生(国立循環器病研究センター病院血管外科、舟木 壮一郎先生(兵庫医科大学呼吸器外科)、上田 和弘先生(鹿児島大学医学部・大学院呼吸器外科学)、木村 和恵先生(九州がんセンター消化器外科)
3)Springer Natureとの2025年以降の出版契約書が提示され承認された。
報告事項
4)GTCS論文投稿・掲載状況(5/31現在):新規投稿数は163編(Original Article143編)、Accept42編(Original Article31編)、Accept率(Original Article21.4%)、AcceptからOnline First掲載31days/冊子掲載までの平均所要期間(Original Article)190days、掲載数49編(Original Article36編/CaseReport0編)。

9.Case Report 誌編集委員会
報告事項
1)Springer NatureとのAPC 変更契約書:著者負担額変更について契約を締結し、会員へ周知した。
2)Waiver:昨年と今年のCase Presentation Award 授賞者へ投稿推奨を行った。
3)GTCC 論文投稿・掲載状況(5/31現在):1. Submissions and Publications:1.1 Annual totals Submissions 61、Publications 29、1.2 Article types Case report Subs 61、Pubs 29、1.3 Author region of origin of manuscripts submitted and accepted Number of Manuscripts Submitted 61、Accepted 29、1.4 Acceptance rates 2024 Total Decisions 78、Accept 29、Reject 49、Accept Rate 37%。

10.学術委員会
審議・報告事項
1)Annual Report 2022:心臓血管外科領域:集計中、呼吸器外科領域:集計・英文化済み、食道外科領域:集計・英文化済み
2)Annual Report 2023:心臓血管外科領域・呼吸器外科領域・食道外科領域:集計中
3)消化器外科データベースの研究:1.2024年度消化器外科データベース関連学会協議会への参加:パターンC(研究課題の実施が可能)が提案され承認された。2.2023年データベース研究公募:研究種目・NCDに登録されたデータを利用した食道疾患に関する研究(2011~2023年に登録された症例が対象)が報告された。

11.Database委員会(日本心臓血管外科手術Database機構委員会)
特段の報告無し。

12.学術集会委員会
審議事項
1)第79回学術集会のPCOについてコンペティションの結果、日本コンベンションサービス株式会社に決定したことが報告され、承認された。
報告事項
2)AATSとの覚書について(心臓)が提出された。3)第2回委員会議事録案(5/16開催)が提出された。

第77回定期学術集会(竹村統括会長・佐藤之俊分野会長・亀井分野会長)
報告事項
1)演題登録:1,313演題の登録があった。
2)外科領域講習の設定:新専門医制度に準じた専門医更新に必要な外科領域講習が77回学術集会で取得できるように申請することで準備を進めている。
3)アプリdeスタンプの実施(3会場で開催するため)が報告された。

第78回定期学術集会(安田統括会長・湊谷分野会長・伊豫田分野会長)
報告事項
プログラム委員会を開催し、主題テーマを決めることが報告された。

13.財務委員会(財務WG)
審議事項
1)2024年度第1回財務委員会資料(6/20開催)が提出され、一般社団法人日本胸部外科学会「令和7年度損益予算書(案)」(令和6年8月1日から令和7年7月31日まで)が報告され承認された。
2)第77回定期学術集会予算書が報告され承認された。本予算は上記1)「令和7年度損益予算書(案)」に計上されている。
3)4学会1研究会合同人工心臓管理技術認定士4学会合同体外循環技術認定士合同認定委員会分担金の件:委員会規則および2023年度決算報告書が届き、正味財産について3学会(日本人工臓器学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外学会)の内訳が提示され、管理は各学会の判断に任せるとの連絡があり審議した。公認会計士・税理士からは会計規定がなく明確にする必要があるとの意見が出され、合同認定委員会委員長に詳細確認を依頼することになった。
4)資金運用:規程を作成することが提案され承認された。
5)海外旅行旅費内規:特定非営利活動法人の旧内規が提示され、現状に則して改訂し、第6回理事会に提示することになった。
6)2024年度財務委員会スケジュールが報告された。

14.倫理・安全管理委員会
特段の報告無し。

15.診療問題委員会
報告事項
1)令和8年度診療報酬改定:心臓領域別グループで検討した項目を関連学会と協調し登録を進める。
2)試案項目主学会の変更[小児循環器学会へ主学会変更]
3)診療報酬改定で透析導入時の加算取得のために心血管合併症に関する説明
4)医療ニーズの高い医療機器
5)ICD-11対応
6)日本メドトロニック社・カニューレ供給不安
7)ゲティンゲグループ・ジャパン株式会社・膜型人工肺供給不安
8)新規血液製剤開発に向けた有識者懇話会委員推薦

16.ガイドライン委員会
特段の報告なし。

17.研究・教育委員会
審議事項
1)第7回JATS Research Project Award:本年は合計27件の応募があった。事前の書類選考を経て、第1回委員会を開催し一次選考を行い、選出した各研究には委員より進行管理者も選出した。委員会にて4名を選出したことが報告され、理事会で承認された。
第7回(2024年度)JATS Research Project Award(日本胸部外科学会研究助成)選考結果
■JATS award for transitional clinical research(臨床研究助成)
(研究期間:3年支援額:100万円選出数:1件)
SAVR術後予後予測モデルの構築
前田 孝一先生(大阪大学大学院医学系研究科外科学講座心臓血管外科)
■JATS award for young investigators(若手胸部外科医研究助成)
(研究期間:2年支援額:50万円選出数:3件)
心臓:
小児重症拡張型心筋症における拡張障害合併に関連する因子の検討
長谷川 然先生(大阪大学医学部附属病院心臓血管外科)
肺:
高悪性度神経内分泌肺腫瘍における免疫療法の模索
網羅的免疫プロファイリングとmicroRNAシークエンス解析-
半田 良憲先生(県立広島病院/広島大学呼吸器外科)
食道:
非糖尿病患者における食道癌術後の糖質制限経腸栄養剤投与による術後高血糖抑制効果を探索するランダム化比較第II相試験
寺山 仁祥先生(がん研有明病院食道外科)
報告事項
1)第6回・第7回JATS Research Project Award基金
2)3学会合同PGC委員会
3)サマースクール:呼吸器外科サマースクール2024:7/13(土)14(日)、ジョンソン・エンド・ジョンソン東京サイエンスセンター、イービーエム羽田医療技能訓練所、公益財団法人大田区産業振興協会PiOPARK、事務局代表:伊豫田 明先生(東邦大学医学部外科学講座呼吸器外科学分野)、心臓血管外科サマースクール2024:8/24(土)25(日)、イービーエム羽田医療技能訓練所、当番幹事:岡田 健次先生(神戸大学心臓血管外科)
4)日本心臓血管外科学会『心臓血管外科専門医テキスト(仮称)』の発刊進行状況
が報告された。

18.JATS Academy委員会
審議事項
1)JATS後援WEBセミナー:アボットメディカルジャパン合同会社からの申込
2)統計若しくは統計を含めた論文の書き方(講師謝金)
3)JATS Academy / J-MICS共催MICS-CABGハンズオンセミナーの共催と支援
4)他学会・研究会で行っている教育的プログラムの後援内規および後援候補
が承認された。
報告事項
1)JATS Academy Webinars:
 -1.第6回JATS Academy Webinars心臓手術手技セミナー『一歩上を目指す』【2】テーマ:僧帽弁形成術(MICS)
 -2.第7回JATS Academy Webinars心臓手術手技セミナー『一歩上を目指す』【3】テーマ:AVRのlifetime management
 -3.第8回JATS Academy Webinars消化器(食道など)領域が絡む呼吸器外科手術
 -4.第9回JATS Academy Webinars心臓手術手技セミナー『一歩上を目指す』【4】テーマ:胸腹部大動脈瘤
2)JATS後援WEBセミナー:
 -1.第5回JATS後援WEBセミナー:日本ライフライン株式会社『The Revolution of Frozen Elephant Trunk "10 Years 30,000 Experiences in Japan"』
3)JATS Academy 教育プログラム:
 -1.カダバートレーニング:厚生労働省『2024年度実践的な手術手技向上研修事業 実施団体公募』へ応募を行った。応募に際しては評議員の皆様に同学会事業への参画可否を兼ねた事前アンケート調査へご協力を頂いた。
 -2.第4回JATS Academy / J-MICS共催MICSワークショップ(西日本)
 -3.第4回大動脈弁形成ワークショップ
 -4.第5回JATS Academy / J-MICS共催MICSワークショップ(西日本)
 -5.第6回JATS Academy / J-MICS共催MICSワークショップ(東日本)
4)関連教育プログラム:
 -1.第5回TAVIワークショップ
 -2.第6回TAVIワークショップ(Advanced)
 -3.第7回TAVI ワークショップ(Basic)
5)JATS Academyの認知度および活用度向上のためのHP改修:前回理事会承認に基づき、HPの改修を現在進めている。
6)今後の全事業スケジュールが提出された。

19.広報委員会
報告事項
1)News Letterメールの発刊:
 1.News Letter No.75(2024.5):第76回の開催報告特集号として、統括会長・分野会長の挨拶、定時評議員会の役員等選挙(選出)結果、各種表彰のほか、第18回日本胸部外科女性医師の会(Woman in Thoracic Surgery:WTS in Japan)開催報告を掲載し、発刊。
 2.News Letter No.76(2024.6 or 7):これまでの理事会ニュース、フェローシップ留学体験記等を掲載予定。
 3.News Letter No.77(2024.9):第77回の開催特集号として、統括会長・分野会長に挨拶文の作成依頼を行った。
2)バナー広告掲載状況:MSD株式会社、株式会社カイトー、エドワーズライフサイエンス株式会社、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社を掲載中。コヴィディエンジャパン株式会社は継続掲載に向け進行中。

20.総務・渉外委員会
 本年の新入局職員が紹介された。

21.JATS-NEXT委員会
審議事項
1)第2回JATS-NEXT Annual Conference(JNAC)の提案があり、開催日・会場・費用に関して意見が出され、審議の結果、次回に持ち越すことになった。
2)第77回定期学術集会委員会企画『胸部外科医とsurgical fee~外科医不足を止めるために~』
3)地方会コアメンバー:新任5名の就任が承認された。
報告事項
4)第1回JATS-NEXT Annual Conference(JNAC)収支報告がなされ、アンケート結果が好評であったこと、Yahooニュースに取り上げられたことが報告された。

22.定款改訂委員会
審議事項
専門医会員制度に関する定款・定款施行細則改訂の件
 専門医会員制度の周知が不十分であるとの指摘が理事会でなされ(評議員立候補やフェローシップ応募に必要な資格であるが、申請が必要であり、フェローシップの応募者が専門医会員でないことがあった)、名称を「正会員」に戻してはどうかとの提案がなされた。
 委員会持ち回り審議の結果、「専門医会員の名称を正会員に修正する」が賛成多数であったことが報告されたが、理事会にて審議の結果、根本的な会員区分のあり方に関する意見が出され、本件は総合将来計画委員会で再審議をすることになった。

23.臓器移植委員会
報告事項
1)2024年元日と5/26の読売新聞記事:東京大学・京都大学、東北大学での移植断念例が2023年の1年間で合計62件あったことについて必要に応じて検討していく。
2)2025年の学術集会における領域横断セッションの企画:肺・移植領域の領域横断セッション(90分)のテーマの候補を当委員会から提案することが報告された。

24.胸部外科医労働環境委員会
 胸部外科医労働環境(働き方改革)委員会アンケートを実施し、第77回定期学術集会の領域横断セッション企画「医師の働き方改革元年〜現状と取り組み〜」で結果を提示することが報告された。

25.チーム医療推進委員会(NP・PAWG)
 胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度:登録委員会に各学会の委員推薦を依頼すること、スケジュール案、資料(登録制度、申請要項、更新要項、登録申請書案)が提出され報告された。

26.国際委員会
1)JATSフェローシップ追加選出:2024年度選出者のうち心臓分野1名から辞退の申し出があり、追加にて1名を選出し、理事会で承認された。
2)留学達成状況:6/20現在の資料が提出された。
3)第77回定期学術集会での帰朝報告:学会企画「ホームカミングセッション」で8名からの帰朝報告を予定していることが報告された。

27.COI委員会
特段の報告無し。

28.地方会のあり方委員会
報告事項
1)各地方会への助成金見直し案の報告:2025年度予算から見直し額での助成となる旨、各地方会へ報告を行った。
2)第77回定期学術集会JATS Case Presentation Awards準備、CPAは仕様のブラッシュアップを随時行っていることが報告された。

29.非選挙理事推薦委員会
特段の報告無し。

30.事務局あり方委員会
より良い就労環境への改善と充実した就労を検討していることが報告された。

第4号議案2024年度理事会・評議員会開催日程の件
年間日程が提出され報告された。

5.2024年度第6回理事会ニュース

開催日時:2024年9月19日(木)13:00~17:00
開催会場/方法:日本橋ライフサイエンスハブLSH-A会議室/現地開催(Hybrid)

各種委員会議案審議・報告の件

理事会
審議事項
1)役員等立候補状況:次々期分野会長・理事・監事が本理事会にて満場一致で選出され、定時評議員会(2024/10/29開催)にて選任予定である。次々期分野会長:新浪 博士先生(心臓)・臼田 実男先生(肺)・佐伯 浩司先生(食道)、理事(届出順):心臓5名:宮地 鑑先生・福田 宏嗣先生・芳村 直樹先生・六鹿 雅登先生・竹村 博文先生、肺4名:塩野 知志先生・岩田 尚先生・佐藤 幸夫先生・大久保 憲一先生、食道1名:小柳 和夫先生、監事(分野不問):椎谷 紀彦先生
2)第125回日本外科学会定期学術集会「知っておきたい外科学の最新トビックス」講師ご推薦のお願い:領域テーマ・講師が推薦され承認された。
審議事項(分担金他)
3)日本医学会連合2024年度会費
4)一般社団法人補助人工心臓治療関連学会協議会2024年度正会員年会費
5)肺癌登録合同委員会2023年度肺癌登録合同委員会運営分担金
が審議され承認された。
報告事項
6)NCDを用いた持続可能な外科医療体制構築のための調査研究(略称:持続可能外科調査研究):キックオフミーティング議事録(2024/7/3開催)が提出され報告された。

1.総合将来計画委員会
第2回総合将来計画委員会(2024/8/30開催)の議事録が提出され、審議および報告された。
審議・報告事項
1)委託事業の件:ロボット心臓手術関連学会協議会から業務委託の依頼があり、事務局あり方委員会で支援体制を検討していることが報告された。また、関連して委託事業他の案件について、統括して管理する委員会が必要であるとの観点から、次年度の委員会構成において、総務委員会と財務委員会を統合し「総務・財務委員会」に改編する提案がなされ承認された。
2)非選挙理事推薦委員会の件:委員の構成は、現状では理事長、副理事長、前々統括会長、前統括会長、および食道分野から1名で構成されており、来年度もこの構成を維持する。なお、3分野会長制に移行後は、理事長、副理事長に加えて、監事に就任いただくことが承認された。
3)監事選出の際の領域の構成の件
現状通り選挙で選出することが確認された。
4)女性理事の件
非選挙理事推薦委員会(2024/8/19開催)にて、2名が候補者として推薦され、第6回理事会(2024/9/19開催)を経て、2024年度定時評議員会(2024/10/29開催)にて選任される予定である。非選挙理事の任期は選挙理事と同様とする。
5)会員制度の件
「専門医会員」の周知が不十分であるとの問題提起がなされ、名称を「正会員」に戻す提案がなされ、審議の結果、承認された。
6)2024年度第2回リーダーシップMTGの報告(2024/8/29開催)
第77回定期学術集会の際の理事長企画「これからの胸部外科領域の診療体制を考える」
―胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度について―:胸部外科関連の5学会(本会・日本心臓血管外科学会・日本呼吸器外科学会・日本食道学会・日本血管外科学会)およびNP学会のリーダー、心臓血管外科専門医認定機構代表幹事、チーム医療推進委員会委員長また厚生労働省から2名が登壇することが報告された。
7)第4回日本腎不全合併症医学会総会からの「ジョイント企画」依頼の件
今回は見送ることとなった。
8)日本医療安全推進学会からの後援名義依頼の件
第1回日本医療安全推進学会学術総会の後援名義使用許可依頼は今回は見送ることとなった。
9)日本医学会連合「加盟学会連携フォーラム共催事業」の件
前向きに検討することが承認された。

2.準会員制度WG
審議事項
 準会員制度の骨子が提示され承認された。医師以外の医療従事者の皆様に広く入会いただくことを目的とし、タスクシフト/シェアの観点から「胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度」が新設され申請資格には以下の記載がある。
「(5)一般社団法人日本胸部外科学会、特定非営利活動法人日本心臓血管外科学会、一般団法人日本呼吸器外科学会、特定非営利活動法人日本食道学会、特定非営利活動法人日本血管外科学会のいずれかの会員であること。会員種別は問わない。」(登録制度の受付開始は2025年1月予定)
[日本胸部外科学会準会員制度]
(1)入会資格
・所定の入会申込書を提出し、理事会によって入会を認められること。
・医療従事者の職種は問わない。
 その職種であることを証明するための証明書等の提出を求める。
 ただし、医師、医学士、学士(医学)は「準会員」として入会することはできない。
(2)会費等
・会費年額:3,000 円(消費税不課税)
・本会の会計年度:毎年8 月1 日から翌年7 月31 日まで
(3)権利等
・原則として、権利は一般会員と同等とする。
・参加費は会長の意向で決定し、セミナー受講などの教育の機会を設ける。
スケジュール
・2024 年度第6回理事会(2024/9/19)、2024 年度定時評議員会にて審議予定(2024/10/29)

3.政策検討委員会
審議事項
1)先天性心疾患の手術を行う施設の集約化(地域拠点化)提言の冊子発送に関する協力要請があり承認された。
報告事項
2)小児循環器学会次世代育成プログラムに対し、産経新聞「あけみちゃん基金」から資金援助が行われることになり、「先天性心疾患手術の地域拠点化」と「育成プログラム」に関する記事が産経新聞に掲載された。

4.専門医制度委員会
1)日本専門医機構:サブスペ領域審査認定料は、呼吸器外科は支払い済み、心臓血管外科は9月末支払い予定である。サブスペシャルティ領域アンケートを回答したことが報告された。
2)日本外科学会:「学会認定専門医から新専門医への移行と更新」に必須な「外科総論に関するeラーニング」構築に向け、各領域からテーマや演者の推薦内容が報告された。
3)第77回定期学術集会での専門医制度委員会企画
 日時:2024/11/4(月・休)8:00~9:20
 オンデマンド配信:2024/11/11~12/11
 会場:石川県立音楽堂
 講演内容:「日本の専門医制度:これまでの経緯と将来像」、「サブスペシャリティ専門医制度の現状と展望」、「外科およびそのサブスペシャリティ領域における専門医制度の現状と課題」
 クレジット:日本専門医機構外科領域講習1単位・心臓血管外科専門医の指導医講習会1回とすることが報告された。
4)第77回定期学術集会中のクレジット
 -1.日本専門医機構クレジット:日本外科学会を通して日本専門医機構共通講習、外科領域講習に申請し以下が承認された。医療安全講習会共通講習(医療安全)1単位、専門医制度委員会企画外科領域講習1単位(心血機構指導医講習)、PGC:心臓Basic/Advanced(外科領域講習2単位)・呼吸器(外科領域講習3単位)・食道(外科領域講習1単位)、上級セッション:心臓(4題)外科領域講習・呼吸器(3題)外科領域講習、食道(3題)外科領域講習
 -2.クレジット費用負担:2019年理事会での決定の通り、クレジットの費用は各領域応分の負担となっているが、本年は新制度に向け上級セッションの中から「外科領域講習」を増やしたことに伴い費用が増加した。

(1)心臓血管外科専門医認定機構
心臓血管外科専門医認定機構総会(2024/7/26)の内容が報告された。
1)専門医申請点数、2)新規申請者アンケート結果、3)集中治療科専門医、4)Quality Management、5)外科総論、6)日本専門医機構からのアンケート、7)WG報告、8)Distal bypass WS、9)日本冠動脈外科学会に付与するクレジット

(2)呼吸器外科専門医合同委員会
呼吸器外科専門医認定試験実務部会:1)呼吸器外科専門医認定試験
呼吸器外科専門医書類審査実務部会:1)呼吸器外科専門医書類審査、2)新専門制度による専門研修施設の更新申請・新規申請が報告された。

(3)食道外科専門医
2024年度食道外科専門医新規申請、2024年度食道外科専門医更新申請が報告された。

5.専門医会員選出委員会
報告事項
2024年度第5回理事会(2024/6/20開催)で承認された2025年度専門医会員212名に委嘱通知を行った。

6.選挙管理委員会
報告事項
役員選挙等(定数と同数の立候補者で選挙は無し)が報告された。

7.推薦評議員候補者選考委員会
特段の報告なし

8.会誌編集委員会
報告事項
1)2025年以降の出版契約書(2024/6/24締結済):契約年数6年、年間発行号数12、年間出版論文数120論文以上、電子版年間購読費用(減額)が報告された。
2)GTCS論文投稿・掲載状況(2024/8/16現在)、2023 Publisher's Report:Impact Factorは1.1であった。

9.Case Report誌編集委員会
1)APC変更契約書:2024/8/1以降にAcceptされた論文の著者負担が1,116.90USDに変更となった。
2)Token(掲載費免除20編分):昨年と今年のCase Presentation Award授賞者へ投稿推奨を行い対象論文は3編であった。
3)GTCC論文投稿・掲載状況(2024/8/16現在)、2023 Publisher's Reportが報告された。

10.学術委員会
1)消化器外科データベースの研究公募:「食道大動脈瘻に対する食道切除術についての実態調査」を推薦したが、先行して外科領域横断・JCVSD研究として「大動脈食道瘻の多領域にわたる実態調査研究」があり取り下げた。

11.日本心臓血管外科手術データベース機構
特段の報告無し。

12.学術集会委員会
審議事項
1)学術集会の展示出展企業への対応:本委員会でアンケートを実施し「その年の会長判断で対応をするのであれば問題ない(複数年ではなく単年)」が最多であったことが報告され、審議の結果、承認された。
2)獣医師等の参加登録区分について(第78回定期学術集会以降の対応):一般参加者として獣医師、歯科医師が参加を希望された場合の参加登録区分について、本委員会でアンケートを実施し、「メディカルスタッフ(事前・当日ともに5,000円)」が最多であったことが報告され、審議の結果、承認された。
報告事項
3)AATSとの覚書(心臓):2024年のMitral Conclaveと2025年のAortic Symposiumの開催に関して、MOU(Memorandum of Understanding)を締結した。
4)2026年第79回定期学術集会の開催日程の変更:関連学会と会期が重なっていることがわかり、2026/10/20(火)~10/22(木)で開催することを決定した。(Mitral Conclaveは23日開催)。

第77回定期学術集会(竹村統括会長、佐藤之俊分野会長・亀井分野会長)
報告事項
1)参加登録:2024/8/1より参加登録を開始し、ランチョンセミナーのお弁当は昨年と同様にフードロス削減の観点から事前申込制としている。また、2024/9/30からは参加費が通常登録となる。
2)修正予算:開催形態が確定し、運営会社からの修正見積書を予算書に反映し、その上で削減できるところを検討した。
3)単位付与に係る費用:新専門医制度に準じた専門医更新に必要な外科領域講習を上級演題より10セッション選出し、日本専門医機構に承認された。
4)受講証明書の発行方法:領収書、参加証明書をダウンロードするのと同じように参加登録システムから受講証をダウンロードする仕組みに変更する。

13.財務委員会
第2回財務委員会(2024/9/19開催)議事次第・資料が次の通り提出・報告され、審議の結果、承認された。
1)-1.令和6年度損益計算書(前年度合算版)(令和5/8/1~令和6/7/31)
経常収益計448,209,241円、事業費計355,066,594円、管理費計68,133,335円、経常費用計423,199,929円、当期経常利益25,009,312円、経常外費用固定資産除却損1円、雑損失6,107,126円、経常外費用計6,107,127円、税引前当期純利益18,902,185円、法人税、住民税及び事業税4,631,500円、当期純利益14,270,685円となった。
  -2.令和6年度決算報告書(令和5/8/1~令和6/7/31)
貸借対照表:資産の部資産合計765,985,696円、負債の部負債合計146,411,174円、純資産の部純資産合計619,574,522円、負債及び純資産合計765,985,696円となった。
2)第76回定期学術集会収支決算書(2024-4理事会承認済)
3)心臓血管外科専門医
認定機構決算報告書(令和5/7/1~令和6/6/30)
4)呼吸器外科専門医合同委員会・東京決算報告書(令和5/8/1~令和6/7/31)
5)2024/7/31現在の現預金残高が提出された。
6)資金運用:資金運用規程(案)が提出され、審議の結果、承認された。
7)海外旅行旅費内規:一部を修正し再提出され承認された。

監査報告
 一般社団法人日本胸部外科学会の令和5年8月1日から令和6年7月31日までの当該年度における会計および業務について、監事が監査を行い、監査の方法の概要および監査意見が述べられ、適正に処理されていることが報告された。

14.倫理・安全管理委員会
 3学会合同心臓血管外科ライブ手術検討委員会からの「心臓血管外科ライブ手術ガイドライン(2024年改訂版)」、「ガイドライン提出及び確認の手順(2024年改定)」が提出され報告された。今後は本ガイドラインに基づき対応していく。

15.診療問題委員会
1)令和8年度診療報酬改定:
  日本外科学会からの依頼:
  〇通則14:同一手術野(同一皮切)における複数手術の加算を要望した。
  〇日本外科学会に共同提案依頼として材料項目でCor Knotを要望した。
2)日本胸部外科学会要望:心臓分野で委員会を開催し、領域別に検討した項目を関連学会と協調し登録を進める。
2)新規血液製剤開発に向けた調査依頼:新規血液製剤開発に向けた有識者懇話会で、調査依頼があり、領域別に調査を行う。
3)本会学術集会中の外保連企画:2025年10月の共催企画や、診療報酬などの企画を予定している場合、演者に会長や手術委員長、実務委員長などの外保連関係者を追加することが可能である。演題テーマによっては日本専門医機構共通講習(医療経済)ポイントとなる。
4)「組織接着製剤の継続供給に関する要望書」:本会から厚生労働大臣へ提出する要望書が提示された。

16.ガイドライン委員会
1)日循ガイドライン:2025年発足ガイドラインについては本会からの要望は行わなかった。
2)第2回診療ガイドライン統括委員長会議に参加した。
3)心筋保護ガイドラインが報告された。
4)日本肺癌学会より「肺癌診療ガイドライン2024年版」の発行に伴い後援依頼があり了承した。

17.研究・教育委員会
審議事項
1)JATS Research Project Award
報告事項
1)第7回JATS Research Project Award基金:受賞者の最新状況を反映した趣意書を作成し、第7回基金の募集を開始した。
2)3学会合同PGC委員会:2024/7/30(火)に委員会を行い、2025~2027年の日本胸部外科学会PGC、心臓血管外科学会卒後教育セミナーのテーマ・講師を決定した。日本心臓血管外科学会には決定した情報を共有済である。
3)サマースクール:本年の開催概要が報告された。
呼吸器外科サマースクール2024:会期:2024/7/13(土)14(日)、会場:ジョンソン・エンド・ジョンソン東京サイエンスセンター、イービーエム羽田医療技能訓練所、公益財団法人大田区産業振興協会PiOPARK、事務局代表:伊豫田明(東邦大学医学部外科学講座呼吸器外科学分野)
心臓血管外科サマースクール2024:会期:2024/8/24(土)25(日)、会場:イービーエム羽田医療技能訓練所、当番幹事:岡田健次(神戸大学心臓血管外科)
4)日本心臓血管外科学会『心臓血管外科専門医テキスト(仮称)』発刊進行状況:3学会合同(日本心臓血管外科学会・日本胸部外科学会・日本血管外科学会)の『専門医テキスト委員会』へ当委員会委員から3名を推薦し、進捗状況が報告された。

18.JATS Academy委員会
審議事項
1)JATS後援WEBセミナー:日本ライフライン株式会社からの申込について理事会にて承認された。
2)JATS後援教育プログラム:事業の体系化と内容を簡潔に表現するため、他学会・研究会の教育プログラムを後援する事業の名称を「JATS後援教育プログラム」とした。また、日本冠動脈外科学会および日本低侵襲心臓手術学会からジョイントで開催される学術大会・集会の後援依頼があり理事会にて承認された。
3)カダバートレーニング:厚生労働省から『2024年度実践的な手術手技向上研修事業実施団体公募』について採択されたとの連絡があった。昨年の交付基準額を基に対応することが承認された。
4)JATS Academyワークショップの心臓領域の共催:JATS Academy(例:大動脈弁形成ワークショップ)、他学会との共催によるもの(例:JATSAcademy/J-MICS共催MICSワークショップ、3学会共催TAVIワークショップ、JATSAcademy/J-MICS/JACAS共催MICS-CABGワークショップ)があるが、日本心臓血管外科学会に既に参加している3学会共催TAVIワークショップを除いたワークショップの共催に参加していただく提案が出され承認された。
報告事項
1)統計若しくは統計を含めた論文の書き方:開催方式をWebinarに確定し、名称を『JATS Academy Webinars』に変更した。全7回の開催日が講師との調整で決定した。多領域に亘るシリーズ形式のため、会員の多くが参加すると予想し、外部講師を招く関係で、今後の会議日程への配慮を要請した。
2)『JATS Academy』ホームページ公開:会員ページ内で公開していた研究・教育委員会時代のコンテンツを整理し、主力事業の紹介や開催予定を学会HP内に新たに公開した。本件ついて役員から各施設の若手・中堅の胸部外科医への周知が依頼された。
3)JATS Academy Webinars
4)JATS後援WEBセミナー
5)JATS Academyワークショップ
6)関連教育プログラム
7)今後の全事業スケジュールが提示された。

19.広報委員会
報告事項
1)News Letterメールの発刊:
-1.News LetterNo.76(2024.7):理事会ニュース、フェローシップ留学体験記を掲載。
-2.News LetterNo.77(2024.8):理事会ニュース、フェローシップ留学体験記を掲載。
-3.News LetterNo.78(2024.9):第77回定期学術集会の開催特集号として、統括会長・分野会長の開催挨拶を掲載。また、『JATS Academy』ホームページの公開のお知らせを掲載した。
2)『3学会合同呼吸療法認定士』認定制度へのリンクバナーを設置した。
3)バナー広告掲載状況:前回から新たにコヴィディエンジャパン株式会社が掲載となった。MSD株式会社:2023/11/1~2024/10/31、株式会社カイトー:2023/11/1~2024/10/31、エドワーズライフサイエンス株式会社:2024/3/5~2025/3/4、ブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社:2024/4/1~2024/9/30、コヴィディエンジャパン株式会社:2024/6/19~2025/6/18

20.総務・渉外委員会
報告事項
第1回⽇本医療安全推進学会学術総会の後援名義使⽤:持回り委員会を実施し、賛成多数となり、総合将来計画委員会へその旨を報告した。

21.JATS-NEXT委員会
審議事項
1)第2回JATS-NEXT Annual Conference(JNAC):会期は2025/8/30(⼟)、会場はコングレコンベンションセンター(⼤阪ナレッジキャピタル地下2階)とすることが承認された。
報告事項
2)第77回定期学術集会委員会企画でのアンケート実施の件:JATS-NEXT企画「胸部外科医とsurgical fee-外科医不足を止めるために-」surgical feeについてのアンケート調査の内容が提示され報告された。

22.定款改訂委員会
審議事項
1)準会員制度の新設に伴う定款および定款施行細則改訂の件:準会員制度WGにて制度を策定し、本委員会にてこれを反映した定款および定款施行細則改訂案を作成し承認された。2024年度定時評議員会に諮る。(2024/10/29開催)
2)専門医会員の名称変更の件:「専門医会員」の名称を「正会員」に戻すこととなり、本委員会にてこれを反映した定款および定款施行細則改訂案を作成し承認された。2024年度定時評議員会に諮る。(2024/10/29開催)

23.臓器移植委員会
審議事項
 2025年の学術集会における領域横断セッションの企画案:2025年の学術集会における肺・移植領域の領域横断セッション(60分)のテーマについて、本委員会と学術集会プログラム委員会とで協議を⾏い作成した案が提出され、審議の結果、承認された。

24.胸部外科医労働環境委員会
第2回胸部外科医労働環境委員会(2024/7/4開催)議事録案が提出され報告された。
第77回定期学術集会で行う委員会企画セッションで利用するアンケート内容および集計結果が提示された。

25.チーム医療推進委員会
「胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度」
1)参加5学会に登録委員会の委員推薦を行い5名の推薦があった。
2)第1回登録委員会を2024/9/27(金)に開催する。
3)スケジュール案:申請:2025年1月、審査:2025年2月~3月、登録:2025年4月1日付が報告された。

26.国際委員会
報告事項
1)第8回アジア・トラベリングフェローシップ選考(第77回定期学術集会):⾷道1名1演題、呼吸器2名3演題を受賞候補として選出した。現地での発表をもって最終的な受賞者とする。
2)申請書の改訂とCEFRランク対照表の更新:2025年度フェローシップ募集に向けて申請書を⼀部改訂し、応募者の学会への関与(論⽂投稿や地⽅会発表等、本会に関連する業績)を評価できるよう可視化する。また英語能⼒評価は新しい対照表に移⾏することが決まった。

27.COI委員会
報告事項
 日本医学会の「医学研究のCOI(利益相反)に関する指針」に則り、「役員等の利益相反自己申告書」の対象者を、委員会委員長、会誌編集委員会、Case Report誌編集委員会、政策検討委員会、学術委員会、診療問題委員会、倫理・安全管理委員会、COI委員会とし、また、今回、日本医学会利益相反委員会の「診療ガイドライン策定参加資格基準ガイダンス2023」に準拠して新たにガイドライン委員会を追加した。

28.地方会のあり方委員会
報告事項
第77回定期学術集会JATS Case Presentation Awards準備:
 各地方会での予選開催を経て演者や座長・審査員の推薦情報を集約し、2024/8/8に第77回CPA最終案確認委員会を開催した。最新仕様書および3分野(心臓、呼吸器、食道)のプログラム案が確認され、心臓では一部セッションの調整を行い呼吸器と食道と共に全プログラム案が承認された。今後、採点表の作成が予定されている。

29.非選挙理事推薦委員会
審議事項
1)非選挙理事の推薦:心臓分野から齋藤綾先生、呼吸器分野から前田寿美子先生の2名を推薦することが承認された。
2)任期
-1.非選挙理事の任期:選挙理事と同様に一期2年、3期までとすることが審議され承認された。
-2.非選挙理事推薦委員会委員の委員構成と任期:分野会長制になるまでは現状の委員構成のまま継続することが承認された。分野会長制以降に関しては、総合将来計画委員会で審議することになった。
-3.理事会オブザーバーの任期:当面は本委員会で担当し、理事会に諮ることとする。
3)非選挙理事選任のスケジュールが報告され、最終的に定時評議員会(2024/10/29開催)で選任決議をする予定である。

30.事務局あり方委員会
 事務局の勤務様態、勤務内容の組織上の再編や業務分担内容の改定と調整を適宜実施し、より良い就労環境への改善と充実した就労を検討していることが報告された。

6.2024-2025年度新旧引継理事会ニュース

開催日時:2024年11月4日(月・休)7:00~7:40
開催会場:ANAクラウンプラザホテル金沢19Fアストラル

1.2025年度委員長・副委員長構成の件
委員長・副委員長案が提出され承認され、第1回理事会の際に委員を決定する。
2.2025年度理事会オブザーバーの件
落合 由恵先生(心)、大瀬 尚子先生(肺)、木村 和恵先生(食)が推薦され承認された。
3.2025年度理事会・評議員会開催日程の件
 1)2025年度理事会
  第1回理事会開催日が承認された。
 2)2025年度評議員会
  2025年10月15日(水)ウェビナー開催とすることが承認された。
 3)今後の学術集会
  今後の会期が報告された。
4.新任・退任・役職変更の挨拶と退任者への記念品贈呈が行われた。

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