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INDEX
1.フェローシップ受賞者留学体験記 2.2025年度第1回理事会ニュース 3.2025年度第2回理事会ニュース 4.2025年度第3回理事会ニュース
1.フェローシップ受賞者留学体験記
2024年度JATSフェローシップ(呼吸器外科分野) St.Jame’s University Hospital 篠原 周一
今回、2024年度のJATS海外フェローシップに選んでいただき、イギリスのSt.Jame’s University Hospital に短期留学させていただきました。私のような若輩者に貴重な経験をさせて下さり、理事長の先生やcoordinateしてくださった大久保憲一先生に深く御礼申し上げます。 同施設はヨークシャー地区の中核病院であり、私がこちらに留学したいと考えたのは科長のBrunelli先生がいるからでした。Brunelli先生はESTSの会長を歴任され、日本でも度々講演されており、早期からsegmentectomyを導入され、低侵襲手術を積極的にされてきた方です。 術者によりアプローチが異なりますが、VATSは単孔または2portでRATSは4port 助手孔なしでされておりました。特徴としてはとにかく手術時間が短く、郭清ありの手術でも2時間以内で終わり、1日3-4件こなすほどでした。また気胸や膿胸がとても多く、navigation bronchoscope、胸膜生検、横隔膜弛緩症、肺気腫のLVRSなど日本ではあまりみられない手術を見ることができました。また手術だけでなく、多職種カンファレンス、病棟業務やレジデント教育まで多岐にわたり、見学することができました。一番驚いたのは、MDTという多職種カンファレンスで全ての患者さんの治療方針を決定することでした。MDTは極めて重要な組織であり、その会議で決定したことは1人の医師の意見では覆すことはできず、すべてMDTの方針に沿って手術を行います。そのため、患者さんも治療方針に関してスムーズに受けられて、円滑に進んでいるように感じました。 Brunelli先生は臨床研究にも積極的であり、私も許可をいただき、短期の留学中に研究をさせていただきました。自分の興味をもった内容をのびのびと自由に研究をさせていただき、その懐の広さに感謝しかありません。またディスカッションや研究のフィードバックが素晴らしく、その指導を受けられて貴重な経験となりました。その成果はEACTSに演題を出す予定にしており、その後論文作成を予定しています。 短期間ではありましたが、たくさんのひとと接し、多くのことを学ばせていただき、胸部外科学会の方々に感謝申し上げます。大事なのはこの経験を糧に今後の自分を成長させることであり、患者さんや医療スタッフ、呼吸器外科学の発展に還元することが何より大切ですので、より一層努力させていただきたいと思います。ありがとうございました。
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篠原 周一 所属施設:愛知県厚生農業協同組合連合会 安城更生病院 卒業大学:産業医科大学 経 歴:2011年 山形県立新庄病院 研修医 2013年 産業医科大学病院 第二外科 専修医 2016年 独立行政法人 姫路医療センター 呼吸器外科 医師 2017年 労働者安全機構 中部労災病院 呼吸器外科 医師 2020年 一般財団法人 愛知健康増進財団 医師・産業医 2022年 愛知県がんセンター病院 呼吸器外科 シニアレジデント 2023年 愛知県厚生農業協同組合連合会 安城更生病院 呼吸器外科医師 趣 味:ランニング、山登り 好きな言葉:守破離、do my best.
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2019年度JATSフェローシップ(心臓血管外科分野) University Hospital of Essen 田中 千陽
私が留学をしたいと思ったのは、多くの低侵襲手術を行う施設で手技を学びたいという思いからです。仕事や生活を考えると長期は難しいと考え、3か月間で研修できるJATSフェローシップに応募しました。2019年の受賞でしたが、行き先を考えているうちにコロナ渦となり海外渡航が憚られる情勢であり、さらに受け入れが難しい状況が続き、渡航までの期間が長くなったことはご迷惑をおかけしました。 研修先は旭川医科大学紙谷教授と同僚であったAkhyari教授の率いるEssen大学病院でした。多くの低侵襲手術に加え、正中切開やEVTでの手術に、見学はもちろん手洗いで参加することができました。まさにprofessionalな僧帽弁手技や構築された低侵襲システムを学び、これからの臨床に生かせることが多くありました。指導医の先生方は大変教育的で、質問には真摯に答えていただき、手術以外の時間でも疑問があればしっかりと対話していただきました。実際の手技をしていなくても、手術手技への理解が深まり、選択肢の幅が広がりました。 また、ドイツでの医療現場を経験できたのは収穫でした。同僚医師やコメディカルのモチベーションを直接聞くことができました。また、休みやオンコールのシステムなどの事情を知ることができ、日本の医療システムを改めて考えるきっかけになりました。 日本人の術者としてドイツで長く働かれている杉村先生には大変お世話になりました。海外で働く同世代の先生方は特に優秀だと思いますが、その優秀な先生が日本で仕事をしている自分より努力し、気を張って頑張っているという事実が特に刺激を受けました。 研究会や学会で学ぶ機会もありました。クリスマス会で友達ができたり、Akhyari教授にサッカー観戦に連れて行っていただいたり、杉村先生のご自宅でクリスマスパーティをしていただいたり、楽しいことが盛りだくさんでした。本当に実りのある、かけがえのない2か月間でした。もちろん施設によって学べることや雰囲気は違うと思いますが、私にとってはこれ以上ない施設選択となりました。世界に同じ志を持った仲間ができるのは最高です。これから応募される方には是非特別な経験をしていただきたいです。 今後の短期的な目標としては、1日でも早く論文を完成させて恩返しをすることです。長期的な目標では、今回研修で学んだ低侵襲技術を鍛錬し、自分を信頼してくれている患者さんへの治療に生かしたいということ、あとお世話になった先生たちと同じ土俵で議論することです。引き続き頑張りたいと思います。
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田中 千陽 所属施設:東邦大学医療センター佐倉病院 卒業大学:東海大学医学部 経 歴:2008年 東海大学医学部付属病院臨床研修 2010年 東海大学医学部心臓血管外科臨床助手 2014年 静岡赤十字病院外科 2015年 東海大学医学部心臓血管外科助教 2016年 東明大学医学部付属八王子病院心臓血管外科助教 2018年 旭川医科大学心臓大血管外科助教 2019年 東海大学医学部付属八王子病院心臓血管外科助教 2022年 東邦大学医療センター佐倉病院心臓血管外科講師 趣 味:旅行、登山 好きな言葉:心を燃やせ |
2025年度JATSフェローシップ(心臓外科分野) St. Michael’s Hospital (SMH), Toronto General Hospital (TGH) 神谷 賢一
この度、2025年4月より3か月間、カナダ・トロントのセントマイケル病院(SMH)およびトロント総合病院(TGH)に短期留学させて頂きましたのでご報告させて頂きます。TGHへは研修医の頃に一度、短期見学で訪れたことがありましたが、今回は外科医としてある程度修練を積んだ上での研修のため、「日本で行われている開心術における手術手技との違いを見定める」という、より具体的な目的意識をもって臨みました。 トロント大学は、世界トップレベルの研究機関であると同時に、北米でも最大規模の症例数を誇る関連病院を有し、SMHとTGH以外にもサニーブルック病院、トロント小児病院など有名な心臓専門施設が複数あります。今回、臨床研修では手術の見学が主体でしたが、一日に3~4件、多い時には5~6件もの手術が毎日行われており、かなり濃密な時間を過ごすことができました。 特にSMHでは、狭心症や弁膜症に対する(オンポンプ)CABGや弁置換術が大多数を占め、日々多くの手術をこなすことに特化し、若手外科医の修練も視野に入れた施設であるのに対し、TGHは複雑な弁膜症や高難度症例に対する弁形成術、特に自己弁温存大動脈基部置換術(David手術)や複合大動脈手術、さらには補助人工心臓や心移植に至るまでの高度な術式を、ベテランの外科医が積極的に行っていました。ただ最近は両施設でも低侵襲手術も導入し、ダビンチを用いたMICS MVP/AVRやMICS CABGなど慎重に適応を選択し、安全第一で丁寧に行っている現場も目にすることができました。 また研究面では、日本で進めてきた医用画像研究のスライドやデータを持参したところ、幸いにもカンファレンスで何度かプレゼンさせて頂く機会を頂きました。特に画像解析に関する本邦の技術はカナダより進んでいる部分もあり、ご清聴頂いたスタッフの先生方からは高いご評価を頂き、多数の貴重なご質問やコメントを頂くことができたのは、とても重要な知見になりました。 滞在中にはモントリオールでの学会やDavidシンポジウム、学術研究会にも参加させて頂く機会があり、北米における第一線の臨床や研究に関する見聞を広めることができました。何よりも現地で多くの先生方や医療スタッフ、さらに日本人フェローの方々にお会いできたのは、一生の財産だと思います。 最後にフェローシップをご支援くださいました国際委員会の先生方、留学を斡旋下さった東北大学の齋木教授、関係者の皆さま、そしてカナダに同行してくれた家族に心より感謝申し上げます。
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神谷 賢一 所属施設:滋賀県立総合病院 心臓血管外科 卒業大学:東京慈恵会医科大学 経 歴:2007年 東京慈恵会医科大学付属病院 2009年 医療法人澄心会 豊橋ハートセンター 心臓血管外科 2011年 市立長浜病院 外科 2012年 医療法人 三重ハートセンター 心臓血管外科 2014年 洛和会音羽病院 救命救急センター 2015年 上尾中央総合病院 心臓血管外科 2019年 医誠会病院 心臓血管外科 2020年 滋賀医科大学外科学講座 心臓血管外科 2023年 医療法人社団昴会 湖東記念病院 心臓血管外科 2025年 滋賀県立総合病院 心臓血管外科 趣 味:西洋絵画鑑賞、居合道(片山伯耆流) 好きな言葉:医は一生、学を廃さず |
2.2025年度第1回理事会ニュース
2025年度一般社団法人日本胸部外科学会第1回理事会ニュース
開催日時:2024年11月28日(木)16:00~18:00 開催方法:WEB開催
[2025年度委員会構成・委員選任および年度計画の件] 委員会構成・委員選任(対外委員会含)および年度計画が審議され承認された。 新旧引継理事会(2024/11/4)で委員長・副委員長を決定し、本理事会では委員会委員を決定した。 会議開催方法は、原則として理事会は現地開催とし(Hybrid開催)、委員会はWEB開催とする。
理事会 年度計画 1)理事会年5回開催:第1回2024/11/28(木)、第2回2025/1/30(木)、第3回2025/3/4(火)、第4回2025/6/5(木)、第5回2025/9/11(木)、2025年度定時評議員会10/15(水)、新旧引継理事会:第78回定期学術集会期間中に大阪にて開催、第78回定期学術集会2025/10/23(木)~10/25(土)グランキューブ大阪、AATS/JATS Aortic Symposium in Osaka 2025/10/22(水) 2)総合将来計画委員会:年数回開催する。 3)リーダーシップミーティング:本会・日本心臓血管外科学会・日本呼吸器外科学会・日本食道学会の各学会理事長・リーダーで構成し、年数回開催する。なお、議題に応じメンバーは変更する。 4)令和7年度事業計画書(2024・令和6年8月1日から2025・令和7年7月31日まで): 定款に基づく事業計画と委員会アクティビティが提示された。 審議事項 1)「大動脈浸潤を伴う局所進行食道癌に対する胸部大動脈ステントグラフト内挿術の適応追加及び保険収載に関する要望書」:特定非営利活動法人日本食道学会および一般社団法人日本胸部外科学会の連名で厚生労働省に提出することが承認された。
1.総合将来計画委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)各委員会のみでは検討し難い課題を検討し、理事会と交互に年数回開催予定である。 2)3領域からみたJATSの価値・魅力の向上:3分野会長制度の始動(2026年)、JATSと3学会の連携強化(学会テーマ、プログラムの調整ほか)、食道外科領域との連携、学術集会以外の事業(データベース研究、若手育成など)。 3)統括学会として、学会運営の枠を超えた新しい医療社会の創造:胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度、Diversity(女性理事ほか) 4)国際化の推進:AATSとの共同事業があげられた。
2.総務・財務委員会(総務・財務WG) 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)本会・各団体・請負業務に関して総務・財務を管理する。 2)本会が会計管理をしている団体と決算時期: 一般社団法人日本胸部外科学会(決算7/31) 学術集会(決算:終了後、約3カ月以内) 心臓血管外科専門医認定機構(決算12/31) 呼吸器外科専門医合同委員会(決算3/31) 関東甲信越地方会(決算10/31) 関西胸部外科学会(決算7/31) 一般社団法人VAD協議会(決算3/31) 日本低侵襲心臓手術学会(J-MICS) 審査・認定業務・事務局業務(決算4/30) ロボット心臓手術関連学会協議会事務局業務(新規) 3)2025年度財務委員会スケジュール 2024年11月:第1回理事会にて2025年度総務・財務委員会委員選任および年度計画決定 2025年3月:第1回総務・財務WG開催 2025年6月:第1回総務・財務委員会開催 2025/6/5(木)第4回理事会 :2026年度一般社団法人日本胸部外科学会損益予算書の審議・承認 2025/7/31:2025年度一般社団法人日本胸部外科学会決算 2025年8月:2025年度一般社団法人日本胸部外科学会決算書作成(次の会計を取り込む。) 心臓血管外科専門医認定機構(2024.7~2025.6) 呼吸器外科専門医合同委員会(2024.8~2025.7) 第77回定期学術集会 2025/9/11(木):第2回総務・財務委員会開催、監事会開催(監査) 第5回理事会:2025年度一般社団法人日本胸部外科学会決算書の審議・承認、監事による監査 2025/10/15(水):2025年度評議員会(社員総会): 2026年度一般社団法人日本胸部外科学会損益予算書の報告 2025年度一般社団法人日本胸部外科学会決算書の審議・承認、監事による監査報告 4)その他:各種賞状・記念品などの管理が報告された。
3.政策検討委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)未来予測と施設集約化を考える。 2)インセンティブに向けた取り組みについて。 3)第78回定期学術集会委員会企画の検討が報告された。
4.正会員選出委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 2026年度正会員の申請受付と審査・選出が報告された。
5.選挙管理委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。
6.推薦評議員候補者選考委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 本年度は評議員の改選の年ではないことが報告された。
7.非選挙理事推薦委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 非選挙理事に関して検討し推薦する。
8.定款改訂委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 昨年度は準会員制度の導入および「専門医会員」から「正会員」への名称変更に伴い、定款および定款施行細則を改訂した。本年度は統括会長の終了に伴い定款施行細則を改訂する予定であることが報告された。
9.準会員制度委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 準会員制度の周知・広報、会員リクルート、会員専用ページの構築(会員情報変更、Online Journal等の閲覧)、準会員に対する教育機会の検討(チーム医療推進委員会と連携)が報告された。
10.事務局のあり方委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 事務局のより良い就労環境への改善と充実した就労を検討していく。事務局体制や業務内容を検討し再配分し効率を図ることが報告された。
11.学術集会委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)第77回学術集会の総括・収支承認 2)第78回学術集会のプログラム運営、予算の検討・承認 3)第79回学術集会のプログラム開催内容の検討・承認 4)2026年から開始する3分野制度を見据えた運営マニュアルの検討・更新 5)学術集会支援WGでの企業共催依頼 6)AATSとの2025年度の折衝、ITOSは3年間は継続予定。なお、分野会長制度の移行スケジュールが報告された。
12.学術委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)Annual Report:2024年はAnnual Report2023を投稿。2025年以降は年1回の発行ができるようなシステムを構築する。 2)消化器外科データベースの研究公募が報告された。
13.会誌編集委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)GTCS IFの向上:「みんなで伸ばそう!インパクトファクター」活動、Annual Reportの掲載 2)2025年(2024年Vol.71)GTCS優秀論文賞の選考 3)2025年Best Reviewer Awardの選考 4)GTCS special issueの発行が報告された。
14.Case Report誌編集委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)胸部外科学の発展、若手胸部外科医の育成、更にGeneral Thoracic and Cardiovascular Surgery(GTCS)のImpact factor向上に寄与するために順調な出版を継続する。 2)2027年からの出版社の検討を行う。 3)施設毎投稿数の一覧表を利用した地方会等での広報活動を継続する。 4)評議員の業務の1つとして、自施設ならびに関連施設から投稿を行っていくことの推奨をおこなう。なお、PMCからもGTCCを確認できるようになった。
15.広報委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)バナー広告 2)News Letterメール 3)HP制作会社からの値上げ依頼への対応 4)HPのブラッシュアップが報告された。
16.専門医制度委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年次計画 1)サブスペシャルティ専門医の機構専門医への移行の是非と時期の検討 2)外科学会とサブスペシャルティ領域の連動性の確立 3)専門医制度講習の利便性、システム化の検討 4)外科専門医研修内容の検討と要望提出 5)外科学会を通して日本専門医機構への要望 6)初期研修医外科専攻医への情報発信 7)現行専門医の新専門医制度への移行手順の確定と現行専門医への周知 8)外科系サブスペとの協議が報告された。 報告事項 1)第77回定期学術集会での専門医制度企画:日本専門医機構の渡邊理事長、滝田理事、江口理事に講演頂き、ディスカッションを行った。 2)外科サブスペシャルティ連絡協議会開催予定(12/3)が報告された。
17.研究・教育委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)JATS Research Project Award 2)Postgraduate Course 3)サマースクール 呼吸器外科サマースクール2025:2025/7/12(土)13日(日) ジョンソン・エンド・ジョンソン東京サイエンスセンター(アニマルラボ) イービーエム羽田医療技能訓練所(アニマルラボ) 公益財団法人大田区産業振興協会PiOPARK 事務局代表:新谷 康(大阪大学大学院医学系研究科) 心臓血管外科サマースクール2025:2025/8/23(土)24日(日) 会場:イービーエム羽田医療技能訓練所 当番幹事:岡田 健次(神戸大学心臓血管外科) 4)『心臓血管外科専門医テキスト(仮称)』の制作進捗状況が報告された。
18.JATS Academy委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 現在展開中のJATS Academy全事業(JATS後援WEBセミナー、JATS Academy Webinars、JATS Academyワークショップ、JATS後援教育プログラム、関連教育プログラム)の紹介および今後の開催予定が報告された。
19.JATS-NEXT委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)第2回JATS-NEXT Annual Conferenceの開催(2025/8/30・大阪ナレッジキャピタルカンファレンスルーム) 2)JATS-NEXTホームページの充実 3)第78回定期学術集会における委員会セッションの内容、JATS-NEXTルームの要望等が報告された。
20.胸部外科医労働環境委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)働き方改革実現に向けて他学会とも協力を図りながら検討していく。 2)男女共同参画について、関連学会の男女共同参画WGや日本胸部外科女性医師の会、日本女性外科医会と連携を図り提案を行う。
21.チーム医療推進委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。また、認定登録委員会の委員長・委員が報告された。 年度計画 胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度が開始となるので、関連5学会と協力して登録制度を拡充させる。登録特定看護師に対するセミナー、教育セッション等を計画、実施する。タスクシェアの効果に関して、医師の働き方改革、特に若手医師の負担軽減の面から検証を行う。 スケジュール(年1回の申請・登録):申請2025年1月~2月、審査2025年3月、登録2025年4月
22.国際委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)2025年度フェローシップ事業の実施: 1.JATSフェローシップは2024/12/2を締切として例年同様に募集を行っている。 2.現在までの留学達成状況資料が提出され報告された。 2)トラベルグラント(アジアトラベリングフェローシップ):第78回定期学術集会と協力し実施していく。 3)帰朝報告会(学会企画・ホームカミングセッション)が報告された。
23.倫理・安全管理委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)第78回定期学術集会における医療安全講習会の企画をする。 2)日本医療安全調査機構からの個別調査部会部会員の選任依頼に関して本委員会委員を中心に推薦をする。 3)医療事故調査制度の周知および対応をする。 4)医療事故調査等の外部委員依頼に関して対応をする。 5)心臓血管外科ライブ手術は届け出を管理する。 報告事項 1)医療事故調査制度の現況報告 2)医療事故調査外部委員依頼が報告された。
24.診療問題委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)令和8年度保険改訂への取り組み 2)各種診療関連問題への対応 3)医薬品、医療機器等の供給停止に関する検討 報告事項 1)令和8年度要望項目 2)新型血液製剤アンケート 3)ハーモニックSYNERGYの販売再開 4)高難度新規医療技術該当リストの確認 5)ICD-11の英文和訳確認 6)テルモ株式会社・人工血管「Triplex Advanced」販売終了のお知らせが報告された。
25.ガイドライン委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 ガイドライン作成に関して、学会間の調整を行う。 報告事項 1)日本循環器学会2025年度発足ガイドライン作成班に心筋症診療ガイドライン、弁膜症治療のガイドライン、慢性冠動脈疾患の診療ガイドラインについて本会として委員選定も含め参画を希望している。 2)開心術中心筋保護法の選択および実践のガイドライン〔2024年版〕が発行され、会員専用ページに掲載を準備している。
26.渉外委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)勤務医師賠償責任保険および団体保険制度の管理と加入者増加対策の実行 2)賛助会員募集とインセンティブの検討 3)3学会合同呼吸療法認定士認定試験、臨床工学技士国家試験、4学会合同体外循環技術認定士認定試験、4学会1研究会合同人工心臓管理技術認定士認定試験結果のとりまとめが報告された。
27.臓器移植委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 1)心臓移植、肺移植、心肺同時移植に関わる診療を円滑に進めるために、心臓移植・心肺同時移植関連学会協議会ならびに肺移植関連学会協議会などと協力しながら、移植医療に関わる体制整備、普及啓発に努めていく。 2)学術集会における心臓と肺の共同セッションの企画を開催する。
28.COI委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 日本胸部外科学会「医学研究の利益相反(COI)に関する指針」に基づく、役員等の利益相反自己申告書の提出を依頼し管理する。
29.地方会のあり方委員会 委員構成 委員会委員が提示され承認された。 年度計画 「第78回日本胸部外科学会定期学術集会JATS Case Presentation Awards準備」が報告された。
その他 ロボット心臓手術関連学会協議会 有害事象に関しては、日本胸部外科学会としては医療安全を達成することを学会の責務とする方針であることが示された。
2025年度理事会・評議員会開催日程の件 年間日程が提出され報告された。
3.2025年度第2回理事会ニュース
2025年度一般社団法人日本胸部外科学会第2回理事会ニュース
開催日時:2025年1月30日(金)13:00~17:00 開催会場:東京国際フォーラムG409会議室 開催方法:現地開催(Hybrid)
理事会 報告事項 1)第77回定期学術集会理事長企画(2024/11/4開催)のニュース配信 「これからの胸部外科領域の診療体制を考える」〜胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度〜のニュースが配信されることが報告された。 公開日2/10(月)予定、掲載媒体:メディカルノートNews & Journal(https://medicalnote.jp/nj_articles)、Yahoo!ニュース(科学)にも配信される。 2)「大動脈浸潤を伴う局所進行食道癌に対する胸部大動脈ステントグラフト内挿術の適応追加及び保険収載に関する要望書」 日本食道学会と本会で連名で厚生労働省医薬局医療機器審査管理へ提出したことが報告された。 3)一般社団法人補助人工心臓治療関連学会協議会の役員推薦 現委員3名を推薦することが承認された。(継続) 4)遠隔手術支援の社会実装に向けたWG(一般社団法人日本外科学会) 「遠隔手術に関する専門領域間合意形成のためのアンケートと最終合意(2025/1/17)」が提出され報告された。 5)「第35回日本臨床工学会」から後援名義依頼の件 開催概要が報告され、後援(名義)することが承認された。2025/5/17(土)18(日)、大阪開催、学会テーマ「臨床工学の進歩と調和~Progress and Harmony for CE~」 審議事項(分担金) 次の分担金・会費が承認された。 1)一般社団法人日本ステントグラフト実施基準管理委員会令和6年度会費 2)肺移植関連学会協議会令和6年度分担金 3)体外循環技術認定士認定試験・体外循環技術認定士資格更新: 学会合同試験委員会分担金、人工心臓管理技術認定士認定試験・人工心臓管理技術認定士資格更新4学会1研究会合同試験委員会分担金 審議事項 1)一般社団法人日本胸部外科学会My Web関連構築費 新たな会員区分として「準会員」のシステム改修費の見積書が提出され承認された。
1.総合将来計画委員会 報告事項 2025年度第1回委員会を2/14(金)に開催する予定であることが報告され、議題が提示された(後日、開催日を2/27(木)に変更)。 1)日本製薬団体連合会(日薬連)加盟企業「日本たばこ産業株式会社(JT)」からの寄付の件 2)統括会長の終了に伴う定款施行細則改訂の件 3)名誉会員・名誉会長就任の件 4)役員等立候補の件 5)その他
2.総務・財務委員会(総務・財務WG) 審議事項 ロボット心臓手術関連学会協議会の一般社団法人定款案・定款施行細則案・収支予算書案が提出され、これに基づき審議が行われた。 1)委託費用の件 2025/4/1のロボット心臓手術関連学会協議会の法人化を目指し、今後の業務委託(事務局)を日本心臓血管外科学会から本会に移管することになった。収支予算書案が提出され、構成学会である特定非営利活動法人日本心臓血管外科学会および一般社団法人日本ロボット外科学会では承認されていることが報告され、審議の結果、本会でも承認された。なお、法人税、専門家費用が発生することが報告されたが、専門家費用に関しては見直しを図ることになった。 2)法人化にあたっての経済基盤の安定化の件 協議会は関連する3学会から委託を受けて業務を行っているため、各学会から委託費を支出すること、また、申請・認定料金を改訂することが提示され、審議の結果、承認された。 3)法人化に際しての委員長交代 法人化に際し、委員長の交代に伴い、本会からもう1名の委員推薦依頼があり審議され承認された。 4)ロボット心臓手術の国内死亡例重要案件 病院訪問の報告書が提出され、真摯な対応が確認され、医療安全管理体制と報告体制を強化し、手術再開を検討する方針であることが報告された。
3.政策検討委員会 審議事項 委員の変更について、委員交代(1名)が承認された。 報告事項 第1回委員会議事録(案)が提出され(2025/1/9開催)、集約化について各領域の現状と方向性を議論したことが報告された。
4.正会員選出委員会 報告事項 2026年度正会員申請状況が報告された。申請受付中(1/6開始)、締切は2025/4/30(水)必着、1/16現在の申請者は22名。なお、専門医会員は自動的に正会員へ移行するため申請不要である。
5.選挙管理委員会 特段の報告無し
6.推薦評議員候補者選考委員会 特段の報告無し
7.非選挙理事推薦委員会 特段の報告無し
8.定款改訂委員会 特段の報告無し
9.準会員制度委員会 報告事項 準会員入会者について、申請者10名のうち入会者5名、全員が胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師申請中あるいは予定者であることが報告された。
10.事務局のあり方委員会 1)委員会委員の追加 委員追加(1名)が承認された。 2)事務局業務内容の再編成 事務局員の業務内容について再編成を行っており素案が提示された。 3)就業規則 本会の顧問社会保険労務士と協議をしており、施行予定であることが報告された。
11.学術集会委員会 報告事項 日本外科学会主催の合同プログラム委員会開催報告(2025/9WEB開催) 構成学会:日本外科学会、日本消化器外科学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本血管外科学会、日本呼吸器外科学会、日本小児外科学会、日本乳癌学会、日本内分泌外科学会 議題1:2026-2027年の各学術集会のプログラムの件は調整を進める。 議題2:“Surgical Week”構想の件は、一部の学会は効率化が困難であるが、一方で関連学会との合同開催に一定のメリットがある学会もあるのではないか。また、九州大学病院国際医療部アジア遠隔医療開発センター(TEMDEC)がPCOの予算削減に寄与できる可能性があり活用する提案がなされた。
第77回定期学術集会 (統括会長 竹村 博文・呼吸器分野会長 佐藤 之俊・食道分野会長 亀井 尚) 報告事項 第77回日本胸部外科学会定期学術集会終了報告 ・参加者数3,577名 Postgraduate Course1,882名 AATS/JATS Mitral Conclave in Kanazawa 2024:237名 ・参加登録状況:学会直前に参加登録が多かった。 ・会場入り人数:一般演題を上級セッションと重ねない方針としたが、いずれにも人が集まっていた。 ・オンデマンド再生回数・視聴状況:医療安全講習会の視聴回数が特に多かった。 ・外科領域講習の対象とした上級セッション:一覧が提示された。
第78回学術集会 (統括会長 安田 卓司・心臓分野会長 湊谷 謙司・呼吸器分野会長 伊豫田 明) 日時:2025/10/23(木)~10/25(土)、AATS/JATS Aortic Symposiumは22(水)に開催、会場:大阪国際会議場、テーマ:勠力共振〜Advancing together with solidarity , collaboration , and resonance〜 報告事項 1)演題募集:募集期間2/17(月)~4/25(金)、一般演題の優秀演題を上級演題へ引き上げる方針とし、応募時に上級演題での発表希望有無を確認する。 2)プログラム(日程表案): 上級演題(食道:11、心臓:39、呼吸器:28) 一般演題一般口演・ミニオーラルは上級演題と重複しない形で実施する。 優秀演題賞は独立した枠を設けず、分野ごとの一般口演の枠内で発表していただく。 次回以降、一般演題と上級演題の適正な時間配分について検討をする。 委員会企画セッションは3月までにテーマ・座長・演者を確定していただく。 3)接遇(海外招聘者渡航費):ドル建てから円建てに変更し、金額の見直しを行った。
第79回学術集会 (心臓分野会長 小野 稔・呼吸器分野会長 井上 匡美・食道分野会長 竹内 裕也) 日時:2026/10/20(火)~10/22(木)、AATS/JATS Mitral Conclaveは23(金)に開催、会場:京都国際会館、テーマ:「胸部外科の新たな時代へ~Over the Horizon~」Toward the new era of thoracic and cardiovascular surgery~Over the horizon~
12.学術委員会 1)Erratum of Annual Report 2020&2021:GTCS誌にErratumを投稿中。 2)Annual Report 2022、2023:GTCS誌に投稿中。 3)Annual Report 2024:NCDデータ確定後(2025/4)、3領域とも2023年集計項目に準じて集計を行う予定。 4)消化器外科データベースの研究公募 研究種目:NCDに登録されたデータを利用した食道疾患に関する研究、採用課題数・応募方法・〆切などが報告された。 5)第32回NCD運営委員会報告
13.会誌編集委員会 審議事項 1)日本胸部外科学会優秀論文賞の選考概要 優秀論文賞の選考基準、選考概要、選考(案)、2025年(2024年Vol.72 Original Article)選考概要の各資料が提出され承認された。 2)日本平滑筋学会からの国内英文誌学会間連携協力の件 趣意書、国内英文誌学会間連携申合文書等が提出され、審議の結果、今回は辞退することになった。 報告事項 1)GTCS論文投稿・掲載状況(2024/12/31現在) 新規投稿数は368編(Original Article 303編)、Accept100編(Original Article 76編)、Accept率(Original Article 22.5%)、AcceptからOnline First掲載22days/冊子掲載までの平均所要期間(Original Article 207days)、掲載数105編(Original Article 78編)、現在、IFは1.1である。 2)日本呼吸器外科学会「膿胸治療ガイドライン」Secondary publicationの件 委員会持回委員会を実施し承認され理事会でも承認された。
14.Case Report誌編集委員会 報告事項 1)GTCC論文投稿・掲載状況(2025/1/15現在) 1. Submissions and Publications: 1.1 Annual totals Submissions 2024/124、Publications 57 1.2 Article types Case report 2024 Subs 134、Pubs 57 1.3 Author region of origin of manuscripts submitted and accepted 2024 Number of Manuscripts Submitted 134/Number of Manuscripts Accepted 58 1.4 Acceptance rates 2024 Total Decisions 156、Accept61、Reject 95、Accept Rate 39%が報告された。 2)出版社との契約に関する件 今後、他社との契約も検討を進めていくことが報告された。 3)JATS Case Presentation Awards 授賞者に対し、論文投稿を推奨したものの、投稿がなかったことが報告された。
15.広報委員会 報告事項 1)News Letterメールの発刊: News Letter No.79(2025.1):理事長の新年の挨拶、第78回の演題募集案内を掲載。 News Letter No.80(2025.3):第77回統括会長・分野会長の挨拶を始めとした開催報告特集などを掲載予定。 2)バナー広告掲載状況: エドワーズライフサイエンス株式会社:2024/3/5(火)~2025/3/4(火) 株式会社カイトー:2024/11/1(金)~2025/10/31(金) コヴィディエンジャパン株式会社:2024/6/19(水)~2025/6/18(水) 3)『3学会合同呼吸療法認定士』認定制度リンクバナーの差し替え:新たに作成された正式なバナーへの差し替え依頼があり対応した。
16.専門医制度委員会 1)令和6年度第1回外科サブスペシャルティ領域連絡協議会(12/3開催): 委員会資料および議事録 2)外科及び外科6サブスペシャルティの専門研修整備基準における学会入会要件: 日本専門医機構からの文書および要望書 3)外科サブスペシャルティ領域における新専門医制度移行に関するアンケートが提出され報告された。
心臓血管外科専門医認定機構 2024年第6回心臓血管外科専門医認定機構総会 1)心臓血管外科専門医試験結果 2)専門医認定関連(修練指導者、認定登録医、再取得、更新) 3)施設認定関連 4)日本集中治療医学会とのミーティング 5)サブスペ協議会報告 6)医療安全講習会、指導医講習会、外科領域講習 7)更新者アンケート結果、 8)修練施設責任者宛アンケート 9)手術難易度表 10)「要望:心臓血管外科領域専門研修整備基準における学会入会要件について」
2025年第1回心臓血管外科専門医認定機構総会 1)試験問題委員会委員について新委員を承認した。 2)2024年度決算(2024年1月~12月)が承認された。 3)2025年度予算案が承認された。 4)2024年末で失効となり、名誉専門医条件に合致している方に推薦を行う。 5)新専門医制度移行について 6)1年以上の修練指導者不在が発覚した場合、認定修練施設から3年間除外する。 7)Off JT係数 8)論文基準 提案事項(審議事項) 本日、日本胸部外科学会理事会において次の提案事項が審議され承認された。 1)セミナー助成金:2025年より構成3学会に一律同額を支出する。 2)心血機構委員:新委員として1名の推薦依頼があり承認された。 3)決算報告書および監査報告:決算報告書(2024/1/1~2024/12/31)が提出され報告された。併せて、監査報告書が提出され会計が正しく処理されていることが報告された。
呼吸器外科専門医合同委員会 2024年度呼吸器外科専門医の認定(2025/1/1~):新規・更新が報告された。
食道外科専門医 2024年度の食道外科専門医新規申請、2024年度の食道外科専門医更新申請、2024年度の食道外科名誉指導医申請、現在の専門医数、2025年度の食道外科専門医新規申請が報告された。
17.研究・教育委員会 報告事項 1)JATS Research Project Award -1.第8回(2025年度)倫理審査の事前承認必須・国際共同研究に関する注意 -2.受賞者(各年4名)状況・予定が報告。新たに2名採択された。 2)心臓血管外科サマースクール会計報告2024 監査報告が提出され適正な会計処理がされていることが確認された。なお、分担金について、今後、心臓分野の関連学会に働きかけることが提案され承認された。 3)サマースクール 呼吸器外科サマースクール2025: 会期:2025/7/12(土)13(日) 会場:ジョンソン・エンド・ジョンソン東京サイエンスセンター(アニマルラボ) イービーエム羽田医療技能訓練所(アニマルラボ) 公益財団法人大田区産業振興協会PiOPARK 事務局代表:新谷 康(大阪大学大学院医学系研究科) 心臓血管外科サマースクール2025: 会期:2025/8/9(土)10(日) 会場:イービーエム羽田医療技能訓練所 当番幹事:岡田 健次(神戸大学心臓血管外科) 4)『心臓血管外科専門医テキスト(仮称)』発刊に向けて 準備委員会(心血・血管・胸部3学会合同)へ当委員会委員から3名を推薦し、2025年10月の刊行を予定していることが報告された。
18.JATS Academy委員会 審議事項 1)JATS後援WEBセミナー 日本メドトロニック株式会社からの申込につき、第一段階の委員会審議を行った結果、問題が無いと判断され、第二段階の理事会でも承認された。 報告事項 1)現在展開中の全事業一覧(全事業最新スケジュール) JATS Academy JATS後援WEBセミナー:日本メドトロニック株式会社…1回 JATS Academy Webinars: 心臓手術手技セミナー『一歩上を目指す』…年6回 胸腔鏡安全技術セミナー(JACS胸腔鏡安全技術認定部会共催)…年1回 統計若しくは統計を含めた論文の書き方について…年7回 JATS Academyワークショップ: 大動脈弁形成ワークショップ…年1回 JATS Academy/J-MICS共催MICSワークショップ…年2回(東日本・西日本) JATS Academy/J-MICS/JACAS共催MICS-CABGワークショップ…年1回 カダバートレーニング:JATS Academy CSTワークショップ…3回 JATS Academy CST学会共催プログラム…3回 JATS後援教育プログラム:第29回日本冠動脈外科学会学術大会、第9回日本低侵襲心臓手術学会学術集会 関連教育プログラム:TAVIワークショップ…年2回(Basic・Advanced) 2)JATS後援WEBセミナー 第7回JATS後援WEBセミナー テーマ:解離症例における脳保護治療戦略、会期:2024/12/11(水)19:00~20:00 主催:日本ライフライン株式会社 3)JATS Academy Webinars 1.第12回JATS Academy Webinars(JACS胸腔鏡安全技術認定部会共催) 2.第13回JATS Academy Webinars統計若しくは統計を含めた論文の書き方についてvol.1 3.第14回JATS Academy Webinars統計若しくは統計を含めた論文の書き方についてvol.2 4.第15回JATS Academy Webinars統計若しくは統計を含めた論文の書き方についてvol.3 5.第16回JATS Academy Webinars統計若しくは統計を含めた論文の書き方についてvol.4 4)JATS Academyワークショップ 1.第5回JATSAcademy/J-MICS共催MICSワークショップ(西日本) 2.第6回JATSAcademy/J-MICS共催MICSワークショップ(東日本) 3.JATS Academy CST学会共催プログラム『第2回関西医科大学医学部呼吸器外科学講座献体されたご遺体を用いた呼吸器外科学領域の手術手技研修』 4.第1回JATSAcademy/J-MICS/JACAS共催MICS-CABGワークショップ 5.JATS Academy CSTワークショップ(呼吸器外科) 6.JATS Academy CSTワークショップ(食道外科) 5)JATS後援教育プログラム 1.第29回日本冠動脈外科学会学術大会 2.第9回日本低侵襲心臓手術学会学術集会 資料として、JATS後援Webセミナー企画書、第5回JATS Academy・J-MICS共催MICSワークショップ収支決算書・明細、第6回JATS Academy・J-MICS共催MICSワークショップ収支決算書・明細が提出された。
19.JATS-NEXT委員会 報告事項 1)第57回日本胸部外科学会九州地方会総会プログラム報告をホームページに掲載した 2)日本胸部外科学会九州地方会総会でJATS-NEXT九州支部セッション「現代の外科医が直面する指導とハラスメントの境界」で公表されたアンケート結果が読売新聞(全国版2-25/1/10)に掲載された。 3)第77回定期学術集会委員会企画胸部外科医とsurgical fee~外科医不足を止めるために~の内容がM3に掲載予定である。 4)第2回JNACが2025/8/30に開催される。
20.胸部外科医労働環境委員会 報告事項 国立研究開発法人日本医療研究開発機構、一般社団法人日本医学会連合、日本脳科学関連学会連合、生物科学学会連合の共催研修「性差を考慮した研究開発の推進」(2025/1/28開催)委員2名が出席したことが報告された。
21.チーム医療推進委員会 報告事項 1)胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度 2025年1月より登録制度における新規申請受付を開始した。 申請期間2025/1~2025/2末日(必着締切)、1/24時点で15名より申請があった。 今後のスケジュール:申請2月末日締切、審査3月、登録4/1付 2)学術集会における特定行為終了看護師対象のセミナー 3月の委員会で構成等を決定予定である。
22.国際委員会 報告事項 1)フェローシップ応募状況 2025年度JATSフェローシップには7名の応募があった。最終選考は2025/1/31に開催される国際委員会にて実施する予定である。 審議・報告事項 2)寄付企業の減少(JATSフェローシップ) 協賛企業の再確認と分野別募集⼈数の考慮が審議され、寄付金は心臓分野の企業から寄付金を受けているが、今後、呼吸器分野の企業にも働きかける。 学会事業としてフェローシップを運営する案や会員からの寄付を募る案も出され検討していく。 また、現状4名の募集枠を見直し上限を4名とし評価より3名とするなどの対応策を検討する。 3)トラベルグラント(アジアトラベリングフェローシップ) 第78回定期学術集会から中止とする方針となった。
23.倫理・安全管理委員会 特段の報告無し
24.診療問題委員会 1)委員追加(1名)が承認された。 2)テルモ株式会社・人工血管「Triplex Advanced」販売終了について 3)高難度新規医療技術該当リストの提出 4)安定確保医薬品の見直しについて 5)アンデキサネットアルファの周術期投与指針の策定のためWG 6)外保連手術委員会からの確認事項 が報告された。
25.ガイドライン委員会 1)Minds 第27回診療ガイドライン作成に関する意見交換会参加報告 2024/11/2(土)に開催の意見交換会に参加したことが報告された。 2)心筋保護ガイドライン合同研究班によるガイドライン 1.「開心術中心筋保護法の選択および実践のガイドライン」を会員ページに掲載した。 2.書籍版について、心筋保護研究会からの提案 心筋保護研究会(JSMP)より、「心筋保護ガイドライン(2024初版)」書籍版の出版・販売に関する事務業務の対応策が提案され理事会で承認された。今後も円滑な出版・販売を進めるため、JSMP事務局が中心となり対応する。 3)日本集中治療医学会、日本救急医学会の合同委員会 「日本版敗血症診療ガイドライン2024」が公開されたことを会員にメール配信した。 4)日本循環器学会ガイドラインについて 「多様性に配慮した循環器診療ガイドライン」を合同作成し、2024/3に日本語版を公開し、英語版が完成する見込みである。GTCCへの掲載を検討いただきたいとの依頼があり(日循英文誌Circ Jでの公開は近日中)、審議の結果、GTCSに掲載する方向で出版社に確認することになった。
26.渉外委員会 特段の報告無し
27.臓器移植委員会 報告事項 1)移植希望施設2施設登録に関する協議 厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会からの要請を受け、日本臓器移植ネットワークの主導で移植希望施設2施設登録に関して議論していくこととなり、第1回のWEB会議が2025/1/8に開催された。
28.COI委員会 報告事項 日本胸部外科学会「医学研究の利益相反(COI)に関する指針」に基づく、役員等の利益相反自己申告書の提出依頼を8月〜9月に行うことが報告された。
29.地方会のあり方委員会 1)第77回日本胸部外科学会定期学術集会JATS Case Presentation Awards受賞者報告 第77回会期中の2024/11/4(月・休)に開催。演題発表から採点、表彰に至るまで無事滞りなく完了したことが報告されるとともに受賞者一覧が提示された。 2)第78回JATS Case Presentation Awardsから発表・質疑時間の変更 現在の『発表6分/質疑4分』では学術集会会期中に組み込むのが難しいとの意見があり持回審議にてリサイズを検討した。審議の結果、各地方会での発表・質疑時間とも整合性が取れた『発表5分/質疑3分』に短縮することを決定。第78回から適用する。なお、以前にも再検討の機会があり、若手のためにも81演題を堅持することは重要であると改めて結論付けた経緯がある。当Awards設立時の意図として、地方会の優秀な方に本会で発表いただくのみならず、専門医取得前のレジデントクラスの胸部外科学会への関心を高め、発表を通じて学術集会を体験していただくことで胸部外科への入会を喚起。ひいては地方会への演題応募を活性化させるというリクルートの観点も踏まえて開始された経緯がある。今後もこの点に留意しながら、当委員会では対応してゆく方針である。
4.2025年度第3回理事会ニュース
2025年度一般社団法人日本胸部外科学会第3回理事会ニュース
開催日時:2025年3月4日(火)13:00~17:00 開催会場:東京国際フォーラムG409会議室 開催方法:現地開催(Hybrid)
理事会 審議事項 1.「研究力強化と医師偏在の是正に向けたこれまでの取組みと今後について―シンポジウム開催のご案内及びアンケートのご依頼―」(日本医学会連合) 資料として、地域医療の向上と研究力向上に関する意識調査(中間報告)、シンポジウムプログラム・アンケートが提示され審議された。 議題1「研究力強化に関して学会としての取り組み」 議題2「地域医療に関して学会としての取り組み」 議題3「意識調査結果に関する見解」 議題4「日本医学会連合に取り組みを要望する事項」 について、意見が確認され、学会として適切に回答することで了承された。なお、本件に関連するシンポジウムへは役員3名が出席することとした。
審議事項(会費・委員推薦) 1.一般社団法人経カテーテル的心臓弁治療関連学会協議会(THT協議会)依頼事項 1)会費請求の件:2024年年会費が提示され承認された。 2)委員の推薦依頼:協議会の代表委員継続の依頼があり承認された。 審議事項(会費・運営費) 次の会費・運営費が承認された。 1.3学会合同呼吸療法認定士認定委員会2024年委員会運営費 2.一般社団法人日本医療安全調査機構令和7年度社員会費 報告事項 1.再生医療等レジストリ委員会の任期満了に伴う委員派遣依頼 委員として松宮護郎先生を推薦したことが報告された。(継続)
1.総合将来計画委員会 第1回委員会議事録(2025/2/27開催)が提出され、これに基づき審議および報告がなされた。 1)日本製薬団体連合会(日薬連)加盟企業「日本たばこ産業株式会社(JT)」からの寄付の件 今後の方針について審議され、JTからの寄付金を受け入れない方針とすることが決定された。 2)統括会長の終了に伴う定款施行細則改訂の件 統括会長及び次期統括会長等の制度が2025年の定期学術集会終了時までとなるため、該当する条文を削除することが審議・承認された。今後、定款改訂委員会に定款施行細則改訂を依頼し、2025年度評議員会で審議・承認を求めることとする。 3)名誉会員・名誉会長就任の件 分野会長に対する名誉会員と名誉会長の選出基準について、定款施行細則の見直しが審議された。委員会の結論としては、「年齢が満65歳以上であり、理事の経験により名誉会員あるいは特別会員とする。」が提案され承認された。本件は本議論を踏まえ、第3回理事会(2025/3/4開催)において審議されたが、「食道分野の理事と分野会長に関する問題提起(理事の定数が少ないためにおこる諸問題)」があり、再度、総合将来計画委員会で審議することになった。 4)役員等立候補の件 立候補資格について定款および定款施行細則に基づく一覧表が提示され確認された。 5)フェローシップの件 フェローシップ事業の資金問題と継続に関する課題について、過年度支援企業一覧・⽀援⾦募集要項・2018~2024年度フェロー留学状況等の資料が提示され、これに基づき審議され、次の事項が承認された。 フェローの選定と人数:応募者のレベル(英語力等)を保つことが必要であり、選出される人数は必ずしも応募枠(4名)に満たなくてもよい。資金:資金運用の強化を図り、学会本体からの支出も検討していく。寄付金:3分野(心臓・肺・食道)のバランスを考慮して依頼を行う。受賞者の留学後の調査:留学後の活動や学術貢献に関するアンケート調査を実施する。
2.総務・財務WG(総務・財務委員会) 1)資金運用の件 第1回WG資料(2025/3/4開催)が提出・報告され、これに基づき審議がなされ、次の各事項が確認され承認された。 ー1. 規程の再確認:資金運用規程は2024年度評議員会で承認されているが、これに基づき運用することが再確認された。 ー2. 運用資金額:災害等で年会費収入に影響が出た場合の事を鑑みるなど、運用に回すことのできる適正額を算出し、資金運用規程上の「運用資金」とする。 ー3. 運用資金対象商品:証券会社2社のファンドラップとする。 ー4. 開始時期:理事会、理事長の承認を経て適切な時期に開始する。 ー5. 銀行預金の扱い:無利息型の預貯金は利息型への変更や定期預金(1年)にする。 ー6. 運用益の活用方針:本会の運営資金の一部として組み入れていく。 2)本会の財政状況の件 ー1. 事業別損益推移:2025年度以降の定款に基づく事業別の特記事項の推移が報告された。 ー2. 収支対比:2024年度収支比較(特記事項)が報告された。 ー3. 学術集会会計推移:第76回定期学術集会の会計比較が報告された。 3)賞状・記念品の件 ー1. 賞状のサイズの件:A4サイズに変更することが提案され承認された。 ー2. 記念品の件:学術集会統括会長・分野会長、また、役員退任時の記念品は適切な形で継続することが承認された。 4)年間スケジュールおよび総務・財務WG、委員会委員構成の資料が提示された。
3.政策検討委員会 特段の報告なし
4.正会員選出委員会 2026年度正会員申請状況が報告された。申請受付中(2025/1/6開始)で締切は2025/4/30(水)必着、2025/2/15現在の申請者52名が報告された。なお、専門医会員は自動的に正会員へ移行するため申請不要である。
5.選挙管理委員会 特段の報告なし
6.推薦評議員候補者選考委員会 特段の報告なし
7.非選挙理事推薦委員会 特段の報告なし
8.定款改訂委員会 報告事項 分野会長制、名誉会員・名誉会長就任の件についての定款施行細則改訂については、詳細が決まり次第、本委員会で対応する。
9.準会員制度委員会 報告事項 準会員申請者は47名、内、28名が入会済みであり、全員が胸部・心臓・血管外科領域の特定行為研修修了看護師の申請者であることが報告された。
10.事務局のあり方委員会 公募により新たに2名の職員を採用し、新体制での運営を開始していくことが報告された。就業規則は、今後、改訂予定である。
11.学術集会委員会 審議事項 第1回委員会議事録案(2025/2/17開催)および纏めが提出・報告され、第3回理事会にて審議され次の各事項が承認された。 1)学術集会における演題取り下げ・No Showの対応について(対象:筆頭演者) 『2年間の本会学術集会での発表停止』とし、次の対応方法を取る。 適用開始時期:現在、演題募集が開始されている「第78回定期学術集会(本年10月開催予定)」から適用する。 抄録掲載:抄録掲載前に演題取り下げとなった場合は抄録への掲載はしない。 2)第78回定期学術集会参加費 会員区分に準会員が新設されたため参加費見直しを次の通り行った。 学術集会への参加を促進する観点から、準会員の参加費は低めに設定した(準会員事前登録:1,000円/通常登録:2,000円※年会費:3,000円)。 参加登録時に非会員のメディカルスタッフに準会員になるよう随時募集していることを案内する。 非会員の企業などを若干値上げする。 事前登録:20,000円⇒25,000円/通常登録:25,000円⇒30,000円 3)学術集会での接遇条件 外国人名誉会員の講演謝金および招待者の宿泊数に関して見直しを行った。 4)学術集会における倫理的手続きの対応 倫理審査が完了の上、演題登録を行っていただくが、「倫理審査中」の演題も受け付ける運用としている。 その上で、発表までに審査を完了するよう事務局から審査結果の報告を求めるアナウンスをする。 なお、日本外科学会の演題応募における倫理的手続きに関する指針が改訂されたことを受け、本会の指針の見直しを図り、第79回定期学術集会からは新たな指針で運用する。 5)AATSに関して ー1. AATS 2025でのブース出展(2025/5/2~5開催、シアトル) 第78回定期学術集会のスタンドバナー・チラシ、学会ロゴが入ったテーブルクロスを作成し出展することを決定した。 ー2. ITSOSの契約 AATSから第78回定期学術集会もAATS/JATS ITSOSを開催したいとの意向があり、今後3年間(2025-2027)の契約を締結する予定である。 ー3. Aortic SymposiumとMitral Conclaveの契約 2024年Mitral Conclaveと2025年Aortic Symposiumの2年間の契約をAATSと締結している。 第77回定期学術集会のMitral Conclaveにて、JATS-NEXT Mitral Conclave Awardを実施し、3名の若手医師にAATSからの1,000ドルのトラベルグラントが与えられ、本年12月に開催する米国でのMitral Conclaveでの発表の機会を取得した。 受賞者:久冨 一輝先生(長崎大学病院心臓血管外科) 飯野 賢治先生(金沢大学医学部附属病院心臓血管外科) 加藤 大樹先生(神戸大学医学部附属病院心臓血管外科) 6)学術集会の略称 第78回日本胸部外科学会定期学術集会の略語について審議し、今後、英語はJATS2025、日本語は第78回胸部外科(大阪)※()内に開催都市を入れる。
第78回定期学術集会 (統括会長 安田 卓司、心臓分野会長 湊谷 謙司、呼吸器分野会長 伊豫田 明) 日時:2025/10/23(木)~10/25(土)、AATS/JATS Aortic Symposiumは22(水)に開催、会場:大阪国際会議場、テーマ:勠力共振〜Advancing together with solidarity , collaboration , and resonance〜 報告事項 1)演題募集:演題募集期間2025/2/17(月)~4/25(金) 2)プログラム(日程表案): 上級演題(食道11、心臓39、呼吸器28) 一般演題一般口演(10分)・ミニオーラル(8分) 第77回定期学術集会の形式に倣い上級演題と並行して一般演題を行わない方針とした。例年より領域横断のセッションを増加している。 [接遇(旅費交通費・謝金)] 第78回定期学術集会の接遇一覧が提示され、交通費(海外招聘者・国内非会員)、宿泊数、宿泊先(リーガロイヤルホテル大阪)、講演謝金、租税条約手続きが承認された。
第79回定期学術集会 (心臓分野会長 小野 稔、呼吸器分野会長 井上 匡美、食道分野会長 竹内 裕也) 日時:2026/10/20(火)~10/22(木)、AATS/JATS Mitral Conclaveは23(金)に開催 会場:京都国際会館 テーマ:「胸部外科の新たな時代へ~Over the Horizon~」Towards the new era of thoracic and cardiovascular surgery~Over the horizon~ 報告事項 プログラム委員会委員について、上級演題を選出するプログラム委員会委員一覧が提示され承認され、今後のスケジュールが報告された。
12.学術委員会 1)Annual Report 2024 NCDデータ確定後、3領域とも2023年集計項目に準じて集計を行う予定である。 2)消化器外科データベースの研究公募 NCDに登録されたデータを利用した食道疾患に関する研究(2011年~2024年に登録された症例)を公募し、2題を消化器外科データベース関連学会協議会に推薦した。
13.会誌編集委員会 報告事項 1)GTCS論文投稿・掲載状況(2025/1/31現在) 新規投稿数は22編(Original Article 19編) Accept 10編(Original Article 5編) Accept率(Original Article 22.7%) 投稿受付から最終判定までの平均所要期間 (著者による改訂期間を含まない平均審査所要時間) Accept 57.6 / Reject 49.4 (著者による改訂期間を含んだ平均審査所要期間) Accept 79.0 / Reject 56.3 AcceptからOnline First掲載 28days / 冊子掲載までの平均所要期間(Original Article 209 days) 掲載数23編(Original Article 12編) 現在、IFは1.1である。 2)「多様性に配慮した循環器診療ガイドライン」(⽇本循環器学会)の英語版掲載 今回は掲載を⾒送る⽅針としたことが報告された。
14.Case Report誌編集委員会 報告事項 1)GTCC論文投稿・掲載状況(2025/1/31現在) 1.Submissions and Publications: 1.1 Annual totals Submissions 12、Publications 5 1.2 Article types Case report Subs 12、Pubs 5 1.3 Author region of origin of manuscripts submitted and accepted 31 Jan 2025 Number of Manuscripts Submitted 12 Number of Manuscripts Accepted 7 1.4 Acceptance rates 31 Jan 2025 15、Accept 7、Reject 8、Accept Rate 47 %、2.TATs 2.1 Average Days to Final Decision (1) Excluding days with author 31 Accept 81.3. Reject 45.4 (2) Including days with author Accept 103.0 Reject 45.4 が報告された。 2)Springer社との契約の継続に関して検討しており、今後のスケジュールが報告された。
15.広報委員会 報告事項 1)News Letterメールの発刊 News Letter No.80(2025.3):第77回各会長の挨拶を始めとした開催報告特集などを掲載予定。現在、記事編集中。 2)バナー広告 掲載状況: エドワーズライフサイエンス株式会社(新たに1年間継続):2025/3/5(水)~2026/3/4(水) 株式会社カイトー:2024/11/1(金)~2025/10/31(金) コヴィディエンジャパン株式会社:2024/6/19(水)~2025/6/18(水)
16.専門医制度委員会 1)「サブスペシャルティ領域における新専門医移行アンケート結果」(日本外科学会)、「ご報告:サブスペシャルティ領域における学会認定専門医から新専門医への移行について」(日本外科学会)の資料が提出され報告された。 2)「サブスペシャルティ領域専門医検討委員会の委員推薦のお願い」(日本集中治療医学会):基本領域学会からの推薦委員が必要なため依頼があり、4名を推薦したことが報告された。 3)第78回定期学術集会時の「専門医制度委員会」企画について 講師:渡辺毅先生(日本専門医機構理事長) 滝田順子先生(日本専門医機構理事サブスペシャルティ領域検討委員会) 江口英利先生(日本外科学会専門医制度委員会委員長/日本専門医機構理事)を決定している。
心臓血管外科専門医認定機構 特段の報告無し
呼吸器外科専門医合同委員会 特段の報告無し
食道外科専門医 特段の報告無し
17.研究・教育委員会 審議事項 1)サマースクール ー1. 呼吸器外科サマースクール会計報告2023、2024および趣意書2025 日本呼吸器外科学会では承認済。各資料が提出・報告され、本会でも承認された。 ー2. 心臓血管外科サマースクール日本循環器学会への支援申し入れ 前回理事会で決議された日本循環器学会への支援申し入れを行った。なお、同学会からは申し入れに際し質問が来ており、資料の回答を行う予定である。 ー3. 心臓血管外科・呼吸器外科サマースクール学会分担金の増額について これまで両サマースクールに同額の学会分担金を拠出してきたが、物価高騰の煽りを受けて運営に多額の支出が求められるようになっている。 繰越金も大きく目減りしている現状を受け、両サマースクールから本年度から同額の増額要請があり、承認された。 報告事項 1)Postgraduate Course 第78回心臓血管外科コースの座長、食道外科コースのテーマ・講師・座長を決定した。 呼吸器外科コースも決定の最終段階にて、近日中に第78回全内容決定の見込みである。 2)サマースクール ・呼吸器外科サマースクール2025 会期:2025/7/12(土)13(日) 会場:ジョンソン・エンド・ジョンソン東京サイエンスセンター(アニマルラボ) イービーエム羽田医療技能訓練所(アニマルラボ) 公益財団法人大田区産業振興協会PiOPARK 事務局代表:新谷康先生(大阪大学大学院医学系研究科) ・心臓血管外科サマースクール2025 会期:2025/8/9(土)10(日) 会場:イービーエム羽田医療技能訓練所 当番幹事:岡田健次先生(神戸大学心臓血管外科) 3)JATS Research Project Award 第8回につき、最終承認の場となる第4回理事会が例年より2週間早いため、募集から選考委員会までのスケジュールも前倒しして臨むこととした。
18.JATS Academy委員会 報告事項 1)現在展開中の全事業一覧 JATS後援WEBセミナー 日本メドトロニック株式会社…1回 JATS Academy Webinars 心臓手術手技セミナー『一歩上を目指す』…年6回 胸腔鏡安全技術セミナー(JACS胸腔鏡安全技術認定部会共催)…年1回 統計若しくは統計を含めた論文の書き方について…年7回 JATS Academyワークショップ 大動脈弁形成ワークショップ…年1回 JATSAcademy/J-MICS共催MICSワークショップ…年2回(東日本・西日本) JATSAcademy/J-MICS/JACAS共催MICS-CABGワークショップ…年1回 カダバートレーニング JATS Academy CSTワークショップ…3回 JATS Academy CST学会共催プログラム…3回 JATS後援教育プログラム 第29回日本冠動脈外科学会学術大会 第9回日本低侵襲心臓手術学会学術集会 関連教育プログラム TAVIワークショップ…年2回(Basic・Advanced) 2)JATS Academy Webinars ー1. 第17回JATS Academy Webinars統計若しくは統計を含めた論文の書き方についてvol.5 会期:2025/2/4(火) 司会:岩田 尚先生(岐阜大学医学部附属病院呼吸器センター呼吸器外科) 主講師:吉村 健一先生(名古屋市立大学大学院医学研究科医療統計学・データサイエンス分野) 講師:浅田 隆太先生(名古屋市立大学大学院医学研究科共同研究教育センター臨床研究戦略部) ー2. 第18回JATS Academy Webinars統計若しくは統計を含めた論文の書き方について vol.6 会期:2025/2/18(火) 司会:岩田 尚先生(岐阜大学医学部附属病院呼吸器センター呼吸器外科) 主講師:浅田 隆太先生(名古屋市立大学大学院医学研究科共同研究教育センター臨床研究戦略部) 講師:吉村 健一先生(名古屋市立大学大学院医学研究科医療統計学・データサイエンス分野) 3)JATS Academyワークショップ ー1. JATS Academy CSTワークショップ(心臓血管外科) 会期:2025/2/15(土)9:30~16:30 会場:獨協医科大学会議棟「ゆうがお」+CST手術室、参加者:8名 ー2. JATS Academy CST学会共催プログラム『第13回献体を用いた呼吸器外科手術手技トレーニング』 会期:2024/2/22(土)8:30~、会場:名古屋大学医学部小解剖室(CALNA) ー3. JATS Academy CST学会共催プログラム『京都府立医科大学CST研修プログラム』 会期:2025/2/5(水)・2025/2/27(木) 会場:京都府立医科大学解剖実習室 4)関連教育プログラム ー1. 第7回TAVIワークショップ 会期:2024/10/27(日)10:30~17:25 会場:国立循環器病研究センターエントランス棟3F会議室、参加者30名。報告書と収支決算書が報告された。 5)今後の全事業スケジュールが提出された。
19.JATS-NEXT委員会 審議事項 1)JATS-NEXT内規変更 コアメンバーの任期についての内規を改訂することが提案され承認された。 報告事項 1)第2回JATS-NEXT Annual Conference 会期:2025/8/30(土) 会場:大阪ナレッジキャピタルカンファレンスルームにて開催予定。 演題締切:5月初旬~6月上旬予定 ランチョンセミナー:エドワーズライフサイエンス、MSD(予定) 広告:ニプロ株式会社、日本ゴア合同会社が報告された。 2)第77回定期学術集会委員会企画「胸部外科医とsurgical fee~外科医不足を止めるために~」の内容がM3に掲載され、また、「胸部外科」(南江堂)へ論文として投稿準備中である。
20.胸部外科医労働環境委員会 特段の報告無し
21.チーム医療推進委員会 報告事項 1)胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度 新規申請の受付は2月末で終了し、2025/2/25時点で74名から申請があった。申請者の所属学会は日本心臓血管外科学会47名、日本胸部外科学会25名、日本血管外科学会5名、日本呼吸器外科学会1名、日本食道学会1名、複数の学会に所属する申請者も含まれる。今後、2025/3月に審査を行い、2025/4/1付で登録予定である。 2)第78回定期学術集会における特定行為修了看護師対象セミナー 第56回日本心臓血管外科学会(2026/2月開催)や他の構成学会、日本胸部外科学会地方会でクレジットの対象となるセミナーの開催を働きかけていく方針が示された。
22.国際委員会 審議事項 2025年度JATSフェローシップ 次の通り報告され、第3回理事会で承認された。今後、応募者に通知する。 1)概要:留学期間3ヵ月 奨学金100万円 留学先地域:北米・欧州、選考人数(当初予定)4名(心臓血管外科分野2名、呼吸器外科分野または食道外科分野2名) 2)委員会選考:応募者7名(心3名・肺3名・食1名)の最終選考を経て3名(心2名・肺1名)が選出された。 川谷洋平先生 鎌ヶ谷総合病院心臓血管外科 小森元貴先生 国立循環器病研究センター小児心臓外科 鈴木繁紀先生 相模原協同病院呼吸器外科 報告事項 1)2025年度フェローシップスケジュール 2)2024年度フェローシップ決算・2025年度フェローシップ予算 3)第2回委員会を開催し、フェローシップのおよびホームカミングセッションのあり方を長期的な視点で見直していく予定である。
23.倫理・安全管理委員会 報告事項 1.第78回定期学術集会中の医療安全講習会の件 4月に委員会を開催し検討する予定である。 2.「学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針」の件 日本外科学会の改訂版を参考に更新し、第79回定期学術集会から適用する。 3.症例検討会(医療事故)への外部委員推薦の件 関東の施設から依頼があり、外部委員として2名を推薦した。
24.診療問題委員会 1.Hydrofit 要望書 2025年1月、止血剤「マツダイト」の安定供給が困難となる見通しを受け、厚生労働省に「中心循環系非吸収性局所止血材「マツダイト」の安定供給に関する要望」を提出することが本委員会で審議され承認され、第3回理事会で承認された。本要望書は本会・日本心臓血管外科学会、日本血管外科学会の連名で提出する。 2.安定確保医薬品の見直し 厚生労働省からの依頼により、安定確保医薬品の見直しに関する要望成分の提出を行ったことが報告された。 3.情報共有 1)ゲティンゲグループ・ジャパン株式会社:膜型人工肺など一部製品の販売終了予定 2)メドトロニック社:大動脈カニューレ自主回収 3)ファイザー:ソル・コーテフ出荷状況変更 4)サンド株式会社カルボプラチン点滴静注液の将来的な販売中止計画
25.ガイドライン委員会 報告事項 「2027年改訂版慢性冠動脈疾患の診療ガイドライン」について代表班員の推薦依頼があり、現在、検討中であることが報告された。
26.渉外委員会 特段の報告無し
27.臓器移植委員会 特段の報告無し
28.COI委員会 特段の報告無し
29.地方会のあり方委員会 特段の報告無し
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