INDEX
1.フェローシップ受賞者留学体験記 2.2024年度第1回理事会ニュース 3.2024年度第2回理事会ニュース 4.2024年度第3回理事会ニュース
1.フェローシップ受賞者留学体験記
2020年度JATS/AATS Foundation Fellowship(呼吸器外科分野) Duke University 大瀧 容一
2024年1月から3月までの2か月間、米国ノースカロライナ州にあるDuke大学で研修をさせていただきました。COVID-19の遷延により、渡米の延期を余儀なくされましたが、今回念願が叶い、研修を行うことができました。 Duke大学の胸部外科では肺癌・食道癌をはじめとする胸部外科領域の低侵襲手術(RATS、VATS)、拡大手術、肺移植などについて幅広く手術手技を学ぶことができました。メンターであるThomas D’Amico先生はVATSの権威であり、肺癌・食道癌とも2孔式のVATSを定型化して教育的に手術を行っていました。肺癌では小型肺癌や部分切除症例でも上下縦隔のリンパ節郭清をしっかりと行うのに対して、食道癌では郭清は徹底したものではなく、その概念には日本との違いを感じました。手術アプローチ法についてはスタッフ毎に異なっており、RATSを基本とする先生方と2孔式VATSを基本とする先生方がおり、複数のアプローチ方法を見学でき、自分の手術を見直す良い機会となりました。また、肺の部分切除までRATSで行っていたのには驚き、資金力や医療的・社会的な背景の違いも感じました。また、Duke大学は、肺移植件数が全米第2位ということもあり、昼夜多くの移植手術が行われており、心肺同時移植を含めた多くの肺移植手術も見学できたこともよい経験になりました。また、移植後の合併症である閉塞性肺炎の予防として、多くの移植後患者でGERDに対する噴門形成術がロボット手術で行われていたのも印象的でした。 Duke大学は米国でも非常に有名な施設の一つであるため、自分の留学中にも台湾、中国、韓国、エジプトといろいろな国から胸部外科医が勉強にきており、疾患に対する考え方や手技、管理についても意見をかわし交流を持つことができたこともよい経験となりました。 最後に、本フェローシップを支えて下さった理事長の澤芳樹先生、千田雅之先生、国際委員長の荒井裕国先生、湊谷謙司先生、松宮護郎先生を始めとするJATSの関係者の皆様、AATSの皆様、ご支援いただいた日本メドトロニック株式会社、温かく受け入れて下さったDuke大学関係者の皆様、そしてご推薦いただいた調憲教授、矢島俊樹教授と多忙な業務を代行して下さった永島宗晃先生をはじめとする群馬大学呼吸器外科の先生方に、この場をお借りして心より御礼を申し上げます。今後、JATSに今回の経験を還元し、JATSとAATSの架け橋となれるように、今回学んできたことを今後の臨床・研究に生かしていきたいと考えております。
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大瀧 容一 所属施設:群馬大学医学部附属病院 呼吸器外科 卒業大学:群馬大学 経 歴:2006年 前橋赤十字病院 初期研修医 2008年 国立がんセンター東病院(現国立がん研究センター東病院) 呼吸器外科レジデント 2011年 群馬大学医学部附属病院 呼吸器外科 2017年 University of Texas Southwestern Medical Center 2019年 群馬大学医学部附属病院 呼吸器外科 趣 味:スポーツ(ラグビー・サッカー)観戦 好きな言葉:禍福は糾える縄の如し
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2023年度JATSフェローシップ(呼吸器外科分野) Baptist Health South Florida:Miami Cancer Institute, Baptist Hospital of Miami, West Kendall Baptist Hospital, South Miami Hospital 伊坂 哲哉
この度、2023年度JATSフェローシップとしてBaptist Health South Floridaで留学をさせていただきました。私は従来より肺癌に対するロボット支援下肺手術に興味を持っており、私自身も2019年よりロボット支援下手術を行ってまいりました。しかし私自身、従来から行ってきた胸腔鏡下手術と比較して、ロボット支援下手術のメリットを実感するに至らず歯痒く感じておりました。そんな中、Mark Richard Dylewski先生のロボット支援下手術動画を拝見する機会があり、その短時間で行われるロボット手術の洗練された手技に感銘を受けました。以降Dylewski先生が行う手術を実際に見て学びたいと思うようになり、2023年度のJATSフェローシップに応募させていただきました。 Dylewski先生はBaptist Health South Floridaに所属されており、3つの病院(Baptist Hospital of Miami, West Kendall Baptist Hospital, South Miami Hospital)で週に4日手術、Miami Cancer Instituteで1日外来という勤務をされておりました。Baptist Health South Floridaでは心臓血管外科医を除く胸部外科医はDylewski先生を含めて2名で、肺癌・食道癌・良性疾患の手術をこなし、大変多忙な外科生活を送られておりました。ご自身で肺癌ロボット手術を行うのは、多い日で1日5件あり、通常の肺葉切除・区域切除および縦隔リンパ節であれば40,50分程度、また手術室を効率よく稼働させておりました。また術野の若いphysical assistantの手技一つ一つの動作も定型化するように、Dylewski先生が術中も熱心に教育されていたのが印象的で、安全面においても細心の注意を払われておりました。今回の私の留学中にDylewski先生の累積ロボット手術件数が3000件を超え、多くの経験に基づいた定型化された手順が、安全性の高い洗練されたロボット手術を可能にしていると実感いたしました。 Dylewski先生は常に”reproducible”な手術を意識しているとおっしゃっておりました。今回学んだDylewski先生の手技、豊富な経験に基づいた肺癌手術の定型化手順を実際に自施設でも再現できるように、私自身もロボット手術を鍛錬し、最終的には日本の肺癌患者さんに質の高いロボット手術を提供したいと考えております。米国のロボット技術は最先端だと思いますので、今後も知識を共有させていただけるようDylewski先生との友好関係を継続したいと思います。今回、私自身JATSフェローシップでの留学で、日本では得られない経験・知識を得られたと思いますので、是非若い会員の方々も是非海外にも視野を向けて勉強していただければと思います。 最後になりましたが、この度留学を快諾していただきましたDylewski先生、今回留学の機会を与えていただいた松宮護郎教授、佐藤幸夫教授、大久保憲一教授をはじめとしたJATSフェローシップの関係者の方々、Dylewski先生をご紹介いただきました岩田尚教授、留学中に現場をサポートしていただいた伊藤宏之先生や留学を快諾していただいた齋藤綾教授、そのほか胸部外科学会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
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伊坂 哲哉 所属施設:神奈川県立がんセンター 卒業大学:愛媛大学医学部 経 歴:2007年 横浜労災病院 初期研修 2009年 平塚共済病院 外科 2011年 横浜労災病院 呼吸器外科 2013年 神奈川県立がんセンター 呼吸器外科 2016年 横浜市立大学附属病院 呼吸器外科 2021年 神奈川県立がんセンター 呼吸器外科 趣 味:バイオリン、テニス、Nintendo、サッカー観戦 好きな言葉:感謝
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2.2024年度第1回理事会ニュース
開催日時:2023年10月12日(木)17:30~17:40 開催会場(配信会場):日本橋ライフサイエンスビル2階201大会議室
理事長及び副理事長選定の件 千田新理事長、志水新副理事長が満場一致で選定された。
3.2024年度第2回理事会ニュース
開催日時:2023年11月30日(木)14:00~16:00 開催方法:WEB
[2024年度委員会構成・委員選任および年度計画の件] 委員会構成・委員選任(対外委員会含)および年度計画が審議され承認された。新旧引継理事会(10/20)で委員長・副委員長を決定し、2024年度から非選挙理事推薦委員会を新設し、本理事会では委員会委員を決定した。会議開催方法は、原則として理事会は現地開催とし(Hybrid開催)、委員会はWEB開催とする。
理事会 年度計画 1)理事会年6回開催:第3回1/25(木)、第4回3/21(木)、第5回6/20(木)(予算承認)、第6回9月(決算承認)、2024年度評議員会:第77回定期学術集会の1週間前としウェビナー開催、新旧引継理事会:定期学術集会期間中に開催する。 2)総合将来計画委員会:理事会と交互に開催する。 3)リーダーシップミーティング:本会・日本心臓血管外科学会・日本呼吸器外科学会・日本食道学会の各学会理事長・リーダーで構成し年1~2回開催する。 4)新委員会設置:非選挙理事推薦委員会を設置し、委員長は理事長とする。 5)特定非営利活動法人日本胸部外科学会:2023/7/31に解散し、2024年1月に清算結了予定である。また、定款に基づく事業計画と委員会アクティビティが提示された。 課題と目標:これから本邦で起こる医療を含んだ社会の縮小の嵐の中で3領域が発展の道を示していけるよう連携しながら本学会が先頭を切って課題の解決にあたる。1)多職種連携によるタスクシフト、2)国際交流と学会の国際化、3)3分野会長制およびデータベース研究が掲げられた。 審議事項 1)THT協議会:2023年度年会費 2)「第34回日本臨床工学会」への名義後援 3)新委員会の設置「事務局の在り方委員会」 が提案され承認された。 報告事項 4)日本医学会会長の選挙結果:(第8代)会長門脇孝氏が選出された。 5)日本医学会・日本医学会連合の評議員・連絡員の交代 6)専門医等人材育成に関わる要望書(案):日本医学会連合が取り纏め、厚生労働大臣、文部科学大臣、内閣府特命担当大臣に提出した。 7)NCD理事交代 8)「医療分野の研究開発に関するアンケートへのご協力のお願い」(内閣府健康・医療戦略推進事務局):本会意見を取り纏め提出する。
1.総合将来計画委員会 委員構成、年度計画 1)各委員会のみでは検討し難い課題を検討し、理事会と交互に年数回開催予定である。 2)3領域からみたJATSの価値・魅力の向上:3分野会長制度の始動(2026年)、JATSと3学会の連携強化(学会テーマ、プログラムの調整ほか)、食道外科領域の参加費変更の効果の検証⇒今後の方針、学術集会以外の事業(データベース研究、若手育成など)。 3)統括学会として学会運営の枠を超えた新しい医療社会の創造:5学会認定胸部外科領域周術期管理特定看護師、Diversity(女性理事ほか) 4)国際化の推進:AATSとの共同事業 が報告された。
2.準会員制度WG(NP・PA) 委員構成、年度計画 日本心臓血管外科学会、日本呼吸器外科学会、日本食道学会にはそれぞれ準会員の会員種別があり、日本心臓血管外科学会では「特定行為研修修了者の会-NJSCVS-」を中心に準会員の実績がある。本会チーム医療推進委員会では、胸部外科領域周術期管理を主眼として、「5学会合同特定行為研修修了看護師認定制度」を計画しているが、同制度と準会員をどう結び受けるかを議論していく。
3.政策検討委員会 委員構成、年度計画 テーマ「未来予測と施設集約化を考える」、「働き方改革について」:都道府県別の胸部外科手術の実態を把握、医師の時間外労働時間の上限の実施後の実態把握、メディカルノートを利用して現状の周知と国へのアピールを続ける、適宜委員のメンバーと議論しつつ、課題を取り上げて検討して国民や国への働きかけを検討する。
4.専門医制度委員会 委員構成、年度計画 1)サブスペシャルティ専門医の機構専門医への移行の是非と時期の検討 2)外科学会とサブスペシャルティ領域の連動性の確立 3)専門医制度講習の利便性、システム化の検討 4)外科専門医研修内容の検討と要望提出 5)外科学会を通して日本専門医機構への要望 6)初期研修医、外科専攻医への情報発信 7)現行専門医の新専門医制度への移行手順の確定と現行専門医への周知、日本専門医機構『「専門医認定・更新」に関する補足説明』の一部改訂についての問題 が報告された。 (1)心臓血管外科専門医認定機構 2023年第5回総会議事録案(10/11)が提出され報告された。 (2)呼吸器外科専門医合同委員会 2023年呼吸器外科専門医認定試験について報告された。 (3)食道外科専門医 特段の報告なし。
5.専門医会員選出委員会 委員構成、年度計画 専門医会員選出委員会の審査判定:2025年度専門医会員申請の受付を1月より実施することが報告された。
6.選挙管理委員会 委員構成、年度計画 選挙日程が報告された。
7.推薦評議員候補者選考委員会 委員構成が報告された。
8.会誌編集委員会 委員構成、年度計画 1)GTCS IFの向上:「みんなで伸ばそう!インパクトファクター」活動、Annual Reportの掲載 2)2024年(2023年Vol.71)GTCS優秀論文賞の選考 3)2024年Best Reviewer Awardの選考 4)GTCS special issueの発行 が報告された。
9.Case Report誌編集委員会 委員構成、年度計画は次回理事会にて報告をする。 1)胸部外科学の発展、若手胸部外科医の育成、更にGeneral Thoracic and Cardiovascular Surgery(GTCS)のImpact factor向上に寄与するために順調な出版を継続する。 2)APCの自己負担額の検討を行う。 3)施設毎投稿数の一覧表を利用した地方会等での広報活動を継続する。 4)評議員の業務の1つとして、自施設ならびに関連施設から投稿を行っていくことの努力義務化を明記して頂ける様、調整を行う。 5)優秀Case Reportsの表彰制度の設立を検討する。
10.学術委員会 委員構成、年度計画 1)Annual Report:2024年:Annualreport2022を出版、AnnualReport2023を投稿、2025年以降:年1回の発行ができるようなシステムを構築する。 2)消化器外科データベースの研究公募 が報告された。
11.Database委員会(日本心臓血管外科手術Database機構委員会) 必要に応じ報告をする。
12.学術集会委員会 委員構成、年度計画 1)第76回学術集会の総括・収支承認 2)第77回学術集会のプログラム、運営、予算の検討・承認 3)第78回学術集会のプログラム、開催内容の検討・承認 4)第79回学術集会のPCOの決定(コンペティションの実施) 5)2026年から開始する3分野制度を見据えた運営マニュアルの更新 6)学術集会支援WGでの企業共催依頼 が報告された。 審議事項 1)AATSとの呼吸器分野セッションに関する覚書(AATS/JATS Thoracic Symposium Letter of Agreement):審議の結果、承認されたが、引き続き検討を要する。 報告事項 2)第80回学術集会の会場予約:心臓分野で会長立候補を考えている方は他学会の開催時期等の確認のため、事務局(学術集会担当)に連絡をしていただく。
第77回学術集会 会期:2024/11/1(金)~11/4(月)、AATS/JATS Mitral Conclaveを11/1午後より開始、会場:石川県立音楽堂、ANAクラウンプラザホテル金沢、ホテル日航金沢、テーマ:Singularity-Escape from Inertia-、演題募集期間:2024/2/15日(木)~4/26(金)が報告され、ポスターが提示された。
13.財務委員会(財務WG) 委員構成、年度計画 1)本会が会計管理をしている団体と決算時期 2)スケジュール:2023年11月:第2回理事会にて委員選任および年度計画決定、2024年1月:第3回理事会にて特定非営利活動法人日本胸部外科学会の清算結了報告、2024年3月:第1回財務WG開催、2024年6月:2025年度一般社団法人日本胸部外科学会損益予算書作成・第1回財務委員会開催・第5回理事会にて2025年度一般社団法人日本胸部外科学会損益予算書の審議・承認、2024/7/31:2024年度一般社団法人日本胸部外科学会決算、2024年8月:2024年度一般社団法人日本胸部外科学会決算書作成、2024年9月:第2回財務委員会、監事会(監査)開催、第6回理事会にて2024年度一般社団法人日本胸部外科学会決算書の審議・承認・監事による監査、2024年10月:2024年度評議員会(社員総会)にて2025年度一般社団法人日本胸部外科学会損益予算書の報告・2024年度一般社団法人日本胸部外科学会決算書の審議・承認・監事による監査報告が報告された。
14.倫理・安全管理委員会 委員構成、年度計画 1)第77回定期学術集会における医療安全講習会の企画をする。 2)日本医療安全調査機構からの個別調査部会部会員の選任依頼に関して委員を推薦する。 3)医療事故調査制度の周知および対応をする。 4)医療事故調査等の外部委員依頼に関して対応をする。 5)心臓血管外科ライブ手術は届け出を管理する。 報告事項 1)医療事故調査制度の現況報告周知 2)医療事故調査外部委員依頼 が報告された。
15.診療問題委員会 委員構成、年度計画は次回理事会にて報告をする。 年度計画 1)令和8年度外保連要望追加資料要求への対応(心):10/25委員会開催 2)各種診療関連問題への対応 3)医薬品、医療機器等の供給停止に関する検討 について資料が提出された。
16.ガイドライン委員会 委員構成、年次計画 ガイドライン作成に関して学会間の調整を行う。 報告事項 日本循環器学会2024年度発足ガイドライン作成班に1.感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン、2.血管炎症候群の診療ガイドラインについて学会として参画を希望している。
17.研究・教育委員会 委員構成、年度計画 1)JATS Research Project Award:第1回(2018年度):受賞者4名中、2名採択&優秀論文賞、2名不採択、第2回(2019年度):受賞者4名中、1名採択、1名不採択、2名投稿予定、第3回(2020年度):受賞者4名中、1名投稿済、3名投稿予定、第4回(2021年度):受賞者4名中、2名発表予定、2名投稿予定、第5回(2022年度):受賞者4名中、3名発表予定、第6回(2023年度):第76回学術集会で受賞が発表された4名に助成金を支援済、第7回(2024年度):倫理審査を踏まえ、来春早めに募集を予定。 2)Postgraduate Course 今後、順次策定予定。・心臓血管外科(3学会合同PGC委員会)・呼吸器外科・食道外科 3)サマースクール 呼吸器外科サマースクール2024:会期:2024/7/13(土)14(日)、会場:神戸医療機器開発センター(MEDDEC)、ニチイ学館ポートアイランドセンター、事務局代表:伊豫田明(東邦大学医学部外科学講座呼吸器外科学分野)、心臓血管外科サマースクール2024:会期:2024/8/24(土)25(日)、会場:イービーエム羽田医療技能訓練所、当番幹事:岡田健次(神戸大学心臓血管外科)
18.JATS Academy委員会 委員構成、年度計画 1)事業内容の方向性 2)JATS Academy Webinars 3)JATS後援WEBセミナー 4)JATS Academy教育プログラム 5)関連教育プログラム が報告された。 報告事項 1)第2回JATS後援WEBセミナー 2)第4回JATS Academy/J-MICS共催MICSワークショップ 3)第5回、第6回TAVIワークショップ が報告され、JATS Academyスケジュール、第4回JATS Academy/J-MICS共催MICSワークショップ計画書、TAVIワークショップの第5回報告書、第6回計画書が提出された。
19.広報委員会 委員構成、年度計画 1)バナー広告 2)News Letterメールの発刊 3)HP制作会社からの値上げ依頼への対応 4)HPのブラッシュアップ が報告された。
20.総務・渉外委員会 委員構成、年度計画 1)勤務医師賠償責任保険および団体保険制度の管理と加入者増加対策の実行 2)会員管理システムの管理 3)賛助会員募集とインセンティブの検討 4)役員退任時に贈呈する盾の作成 5)職員業務分担・給与・服務規程等の管理 6)3学会合同呼吸療法認定士認定試験、臨床工学技士国家試験、4学会合同体外循環、技術認定士認定試験、4学会1研究会合同人工心臓管理技術認定士認定試験結果のとりまとめ が報告された。
21.JATS-NEXT委員会 委員構成、年度計画 1)第1回JATS-NEXT Annual Conferenceの開催:テーマ「胸部外科のcrossoverを目指して」、知識・技術の向上のみならず、次世代育成に必要なリーダーシップやノンテクニカルスキル、教育に関するディスカッションなど「若手・中堅が本当に話し合いたいこと」を主軸とし、セッションが構成されている。史上最年少市長・高島崚輔氏(芦屋市)の講演、スピーチコンテスト、外科医の嗜むSNSなど、若手、中堅、研修医、学生、コメディカルの皆さんまで幅広い方々の参加が可能。是非、多くの方々に参加していただきたい。 2)JATS-NEXTホームページの充実を図る。 3)第77回定期学術集会における委員会セッションの内容、JATS-NEXTルームの要望等 が報告された。
22.定款改訂委員会 特段の報告なし。
23.臓器移植委員会 委員構成、年度計画 心臓移植、肺移植、心肺同時移植に関わる診療を円滑に進めるために、心臓移植・心肺同時移植関連学会協議会ならびに肺移植関連学会協議会などと協力しながら、移植医療に関わる体制整備、普及啓発に努めていく。 審議事項 予算要望について会議費が提示され承認された。
24.胸部外科医労働環境委員会 委員構成、年度計画 1)働き方改革実現に向けて他学会とも協力を図りながら検討していく。 2)男女共同参画について関連学会の男女共同参画WGや日本胸部外科女性医師の会、日本女性外科医会と連携を図り提案を行う。
25.チーム医療推進委員会(NP・PA WG) 委員構成、年度計画 医師の働き方改革を受けタスクシフティング、チーム医療の推進を行う。 1)特定行為研修修了看護師の胸部外科診療における一層の活用を図るべく、5学会推奨特定行為修了看護師制度を立ち上げ、資格認定を行う。 2)認定条件とする学会員資格を取得しやすくするため、本学会の準会員制度の制定準備を準会員制度WGと連携して進める。 3)特定行為研修修了看護師の有用性を示すデータの収集を行い、専門医制度における施設認定条件とすることや、診療報酬加算の実現に資する基盤構築を行う。なお、臨床工学技士への取り組みについても意見が出された。
26.国際委員会 委員構成、年度計画 2023年度フェローシップ事業の実施 1)JATSフェローシップ:12/1(金)を締切として例年同様に募集を行っている。JATS/AATS Foundation Fellowshipはすべての過年度フェローの留学を達成してから再開の交渉を行う予定であるが、今後の方針を再検討する。2)現在までの留学達成状況が提示された。 2)トラベルグラント:アジアからの参加者を対象とし、第77回定期学術集会と協力し実施していく。 3)帰朝報告会:フェローシップによる留学達成者から、帰朝報告として学会で発表いただく。 4)AATSとの合同セッション:今後は心・呼ともに学術集会委員会で管轄することとなった。
27.COI委員会 委員構成、年度計画 本会「医学研究の利益相反(COI)に関する指針」に基づき、役員等の利益相反自己申告書の提出を依頼し管理する。 審議事項 日本医学会利益相反委員会「診療ガイドライン策定参加資格基準ガイダンス2023」が公表され、これに伴い「役員等の利益相反自己申告書」の改定が提示され承認された。
28.地方会のあり方委員会 委員構成、年度計画 1)第77回日本胸部外科学会定期学術集会 JATS Case Presentation Awards準備 2)各地方会への助成金見直し案の確定 3)各地方会への地方会連携に関する取り決めの周知 が報告された。 報告事項 1)第76回日本胸部外科学会定期学術集会 JATS Case Presentation Awards受賞者 が報告された。
29.非選挙理事推薦委員会 委員構成、年度計画:定款施行細則(選挙によらない理事の選出等)第41条に則り3名以内の理事(女性理事)を選出する。
30.一般社団法人補助人工心臓治療関連学会協議会 2023年第2回(通算第45回)理事会議事録案が提出され報告された。
2024年度理事会・評議員会開催日程の件 年間日程が提出され報告された。
4.2024年度第3回理事会ニュース
開催日時:2024年1月25日(木)13:00~17:00 開催会場:JPタワーホール&カンファレンス4FカンファレンスルームA2+3 開催方法:現地開催(Hybrid)
理事会 「令和6年能登半島地震」に対しての本会対応 審議・報告事項「お見舞いおよび災害罹災における会費免除に関するお知らせ」が提示され、被災された会員に対し1年間分の会費を免除することが承認された。また、災害義援金受付サイト情報をホームページに掲載したことが報告された。 審議事項 1)「領域横断的連携活動事業(TEAM事業)応募のご協力のお願い」(日本医学会連合):趣旨:加盟学会に広く共通する課題を加盟学会間の分野横断的な学術連携により検討し、その成果を広く発信するため、複数の加盟学会による領域横断的連携活動を支援する。支援内容:領域横断的活動に必須の支出に対して1件につき年間200万円を上限に2年間を目処として支援する。応募条件:複数の日本医学会連合加盟学会が連携して企画することが報告された。本件について特別会員の福田幾夫先生から事業名「鉄道の災害医療への活用研究」の申し出があり、検討の結果、承認された。 2)心肺蘇生法委員会委員推薦(一般財団法人日本救急医療財団):湊谷謙司先生が推薦され承認された。 3)「遠隔手術支援の社会実装に向けたWG参加のお願い」(日本外科学会):検討依頼項目:1.遠隔手術支援を実施可能な術式、2.遠隔手術支援に関わる術者の要件、3.遠隔手術支援を受ける現地施設の要件が報告され、本会からの参加は千田理事長、呼吸器分野は岩田理事、食道外科分野は竹内理事、心臓分野は塩瀬理事とすることが承認された。 4)「胸腹部瘤枝付きデバイス導入のための要望書」(日本血管外科学会):「GORE EXLCUDER Thoracoabdominal Branch Endoprosthesis(TAMBE)」(2024/1/12米国FDAの薬事承認)について、日本血管外科学会理事会において胸腹部瘤枝付きデバイス導入のため要望書を提出することが決定され、関連3学会(日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本血管外科学会)で共同して申請する提案があり、検討の結果、承認された。 審議事項(分担金) 次の分担金・運営費が承認された。 5)一般社団法人日本ステントグラフト実施基準管理委員会令和5年度会費 6)4学会合同体外循環技術認定士認定委員会・4学会1研究会合同人工心臓管理技術認定士認定委員会分担金 7)呼吸療法士認定士認定委員会2023年度運営費 報告事項 8)NCD理事会議事録・社員総会議事録他が提出され報告された。本会からの理事が千田理事長に交代したこと、財務報告(2023年度決算見込み・2024年度予算):2024年度予算はデータ量の増加によりクラウドに移行するため支出増となり、2025年から施設会費を増額予定である。 9)第6回サブスペシャルティ学会理事長協議議事録が提出され報告された。「プログラムの内容の重複を避けるなどために各学会が恒常的に協議する枠組み」として各学会による「合同プログラム委員会」を年に1~2回開催すること、「九州大学病院国際医療部アジア遠隔医療開発センター(TEMDEC)」にアドバイザリーボードとして参加していただく提案がなされたことが報告された。 10)日本医学会役員選挙結果が報告された。日本医学会副会長(臨床内科系)南学正臣先生、日本医学会幹事(臨床内科系)熊ノ郷淳先生、任期は日本医学会臨時評議員会開催日(2023/12/16~2025/6月、日本医学会連合総会開催日)まで。 11)「人工心肺関連医療材料の価格維持の必要性」(メドトロニックからの依頼):償還価格を下げる決定がなされたことが報告されたが、学会として引き続き対応をしていく。 12)2023年度日本医学会分科会用語委員会報告が提出された。
1.総合将来計画委員会 第1回委員会を2月に開催予定であることが報告された。
2.準会員制度WG(NP・PA) 特段の報告なし。
3.政策検討委員会 特段の報告なし。
4.専門医制度委員会 1)第77回日本胸部外科学会定期学術集会時の「専門医制度委員会」企画:専門医制度委員会委員および胸部外科関連学会理事長、専門医制度委員会委員長に提案をいただくこと、講師:渡邊毅先生(日本専門医機構理事長)、江口英利先生(日本外科学会専門医制度委員会委員長/日本専門医機構理事)、滝田順子先生(日本専門医機構理事サブスペシャルティ領域検討委員会)、パネリスト:椎谷紀彦先生、竹内裕也先生、佐伯浩司先生、吉野一郎先生、佐藤幸夫先生、ディスカッション:サブスペ専門医を機構専門医に移行させるメリット・デメリット・カテゴリー分類・インセンティブ、開催時間は60分(延長予定) 2)日本専門医機構渡辺理事長との面談が予定されていることが報告された。 (1)心臓血管外科専門医認定機構 2023年第6回総会議事録案(12/15開催)が提出され報告された。決定事項:1.専門医試験実施、123名受験、合格114名(合格率92.7%)、2.2023年度公開問題確認、3.試験問題の選択制度廃止、4.2024・2025年の試験日・会場、2024年度の試験問題作成委員承認、5.更新申請・再取得申請・修練指導者の認定承認、6.改訂整備指針を日本専門医機構に提出する、7.4施設の修練責任者変更、1施設の施設統合移転、1施設の認定取り消し承認、8.「OFFJT指導者講習WG」を新設し委員長は竹村委員とする、9.2024年スケジュール、2024年からの心血機構委員承認。なお、日本胸部外科学会で取りまとめている5学会推奨特定行為研修修了看護師制度について検討された。 2024年第1回総会議事録案(2024/1/16開催)が提出され報告された。決定事項:1.2023年度決算、2.2024年度予算、3.施設基準、4.施設の修練責任者変更、5.認定登録医5名認定、6.心臓血管外科専門医テキストブック(仮)に試験問題カリキュラムを参照する。7.第52回日本血管外科学会時の医療安全講習会・指導医講習会・セミナー承認、8.OFFJT新条件は過去にさかのぼらない。9.第2回心血機構総会より平松祐司先生オブザーバー参加。 (2)呼吸器外科専門医合同委員会 1.2023年度呼吸器外科専門医の認定:新規申請97名:書類審査合格94名、更新申請411名:書類審査合格406名、認定登録医から復活申請9名:書類審査合格7名、再取得申請2名:全員合格、猶予申請50名:全員合格。2.認定試験:受験者93名、合格率87.10%、合格者81名のうち新制度の受験者は21名。3.呼吸器外科専門医制度規則を一部変更した。 (3)食道外科専門医 特段の報告なし。
5.専門医会員選出委員会 報告事項 1)2025年度審査判定:定款施行細則に則り、1/5受付開始、4/30申請締切、1/15現在で申請者26名であることが報告された。
6.選挙管理委員会 報告事項評議員選挙を実施すること、選挙の日程が報告された。
7.推薦評議員候補者選考委員会 特段の報告なし。
8.会誌編集委員会 審議事項 1)優秀論文賞の選考概要:優秀論文賞の選考基準・選考概要・選考(案)・2023年(2023年Vol.71Original Article)選考概要の各資料が提出され承認された。 報告事項 2)GTCS論文投稿・掲載状況(2023/12/31現在):新規投稿数356編(Original Article 287編)、Accept97編(Original Article 79編)、Accept率(Original Article 22.4%)、AcceptからOnline First掲載20days/冊子掲載までの平均所要期間(Original Article 189days)、掲載数96編(Original Article 71編/Case Report 1編)、現在、IFは1.2である。 3)GTCS特集号:AATS/JATS Mitral Conclaveは3名が投稿手続き中である。
9.Case Report誌編集委員会 報告事項 1)契約に基づくAPC値下げ 2)GTCC論文投稿・掲載状況(2024/1/15現在):1. Submissions and Publications:1.1 Annual totals Submissions 2023/179、Publications104、1.2 Article types Case report 2023 Subs 179、Pubs104、1.3 Author region of origin of manuscripts submitted and accepted 2023 Number of Manuscripts Submitted 179/Number of Manuscripts Accepted 90、1.4 Acceptance rates 2023 Total Decisions 177、Accept 90、Reject 87、Accept Rate 51%が報告された。
10.学術委員会 1)AnnualReport2021:GTCS誌に投稿中 2)Annual Report 2022:心臓血管外科領域はNCDに解析依頼中、呼吸器外科領域、食道外科領域は集計済み。 3)Annual Report 2023:NCDデータ確定後、3領域とも2022年集計項目に準じて集計を行う予定。 4)消化器外科データベースの研究公募:研究種目・NCDに登録されたデータを利用した食道疾患に関する研究、採用課題数・応募方法・締切等:1.応募受付締切2024/2/1(木)正午、2.本会学術委員会で審査し1~2題を採用、3.採用課題を本会が承認した課題として日本消化器外科学会に提出し審査を受ける。 5)第31回NCD運営委員会議事録(2023/12/12 WEB開催)が提示され報告された。
11.Database委員会(日本心臓血管外科手術Database機構委員会) 特段の報告なし。
12.学術集会委員会 審議事項 1)2026年学術集会以降の分野会長名表記の順番:卒業年度順とすることが承認された。 2)第79回学術集会(2026年):1.会場費の支払いは国立京都国際会館に2024年2月に申し込みをすること、2.PCO決定は4月にコンペティションを行うことが承認された。
第76回定期学術集会 会期:2023/10/19(木)~21(土)、オンデマンド配信期間:10/25(水)~11/29(水)、会場:仙台国際センター、会長:齋木佳克先生(東北大学心臓血管外科)、分野会長(呼吸器):渡邉敦先生(札幌医科大学呼吸器外科)、分野会長(食道):渡邊雅之先生(がん研有明病院食道外科)、テーマ:『Harmonization&Co-creation(to go one step further)』、第48回日本体外循環技術医学会大会と同時開催(10/20~21)、AATS/JATS Aortic Symposiumは10/22(日)にウェスティンホテル仙台にて開催。 報告事項 1)参加者数3,537名:心臓・大血管1,443名・肺縦隔892名・食道175名(増加)、採択率63%、Postgraduate Course1,733名(呼吸器外科コース/食道外科コース:477名・心臓血管外科コース:1,256名)、AATS/JATS Aortic Symposium in Sendai 2023 126名、海外招聘者:心臓19名・呼吸器5名・食道3名、参加登録状況、会場別入場者数、オンデマンド配信視聴状況、1時間あたりの視聴者数、視聴再生回数、Webアンケート回答結果が提示された。
第77回定期学術集会 会期:2024/11/1(金)~11/4(月)本プログラムは2日から、会場:石川県立音楽堂・ホテル日航金沢・ANAクラウンプラザホテル金沢、統括会長竹村博文先生・分野会長(呼吸器)佐藤之俊先生・分野会長(食道)亀井尚先生、テーマ:Singularity-Escape from Inertia-、AATS/JATS Mitral Conclave in Kanazawa 2024は11/1(金)午後~2(土)午前に開催予定。 報告事項 1)演題募集期間:2024/2/15(木)~4/26(金) 2)PCOとの業務委託契約をすること、日程表が提出され報告された。
第78回定期学術集会 会期:2025/10/23(木)~10/25(土)、会場:大阪国際会議場、統括会長安田卓司先生・分野会長(心臓)湊谷謙司先生・分野会長(呼吸器)伊豫田明先生 報告事項 1)会場構成:例年と同程度の会場客席数(口演会場9会場+ポスター会場+ハンズオンセミナー)、大阪国際会議場のみで開催可能予定 2)AATS/JATS Aortic Symposium in Osaka 2025:10/22(水)に大阪国際会議場12階特別会議場にて開催予定 3)各分野の幹事選出:食道分野 白石治先生、心臓分野 川東正英先生、呼吸器分野 東陽子先生 4)拡大プログラム委員会およびFaculty Dinner開催予定 5)全員懇親会検討中 6)今後のスケジュール:2月に各分野のプログラム委員選出、5月に分野ごとのプログラム委員会をWEBにて開催
13.財務委員会 審議事項 1)旅費規程・精算書:インボイス制度導入のため税理士等の専門家の指導に基づき作成され承認され、2024/1/26から施行する。なお、関連学会の精算方法を参考とした。 報告事項 2)特定非営利活動法人日本胸部外科学会が清算結了となったことが報告された。
14.倫理・安全管理委員会 報告事項 1)第77回日本胸部外科学会定期学術集会中の医療安全講習会:企画及び講師について検討を行う予定である(1/30委員会開催予定)。 2)公的機関からの医療事故調査依頼:呼吸器外科分野から1名を推薦した。3)医療安全調査機構:医療事故調査制度の現況報告をホームページからリンクした。
15.診療問題委員会 委員構成、年次計画 1)令和6年度外保連要望項目への対応:改正要望書採択結果報告 2)令和8年度外保連要望項目検討(心):心臓分野別委員会を3回開催、試案登録項目のリストアップ 3)各種診療関連問題への対応 4)医薬品・医療機器等の供給停止に関する検討が報告された。 報告事項 1)令和6年度改正要望書の採択結果報告:1.本会及び胸部外科関連の学会からの外保連要望項目の中で診療報酬改定項目が報告された。 【新設項目採択】≪心臓分野≫日本胸部外科学会:ロボット支援下弁置換術(1弁)・ロボット支援下弁置換術(2弁)・胸腔鏡下心房中隔欠損閉鎖術、日本心臓血管外科学会:胸腔鏡下心臓腫瘍摘出術(単独)、≪肺分野≫日本呼吸器外科学会:胸腔鏡下肺切除術区域切除(内視鏡手術用支援機器を用いた)→肺切除術(区域切除)(ロボット支援)・胸腔鏡下肺切除術肺葉切除又は1肺葉を超えるもの(内視鏡手術用支援機器を用いた)→肺切除術(肺葉切除)(ロボット支援)・肺悪性腫瘍手術(肺全摘)(胸腔鏡下)、≪食道分野≫日本食道学会:食道悪性腫瘍切断術(頸部食道)(喉頭温存)(消化管再建を伴う)(頸部、腹部の操作)(血管吻合を伴うもの) 【改正項目採択】≪心臓分野≫日本胸部外科学会:同種心移植術・植込型補助人工心臓設置術においてK552冠動脈バイパス術、K554弁形成術、K555弁置換手術、K557大動脈弁上狭窄手術、K560大動脈瘤切除術、K594不整脈手術を同時算定できるようにする・補助人工心臓設置術においてK552K552-2冠動脈バイパス移植術、K554弁形成術、K555弁置換手術、K557大動脈弁上狭窄手術、K560、K560-2大動脈瘤切除術、K594不整脈手術を同時算定できるようにする、日本心臓血管外科学会:自動縫合器加算、≪肺分野≫日本呼吸器外科学会:胸腔鏡手術での肺腫瘍手術と縦隔腫瘍手術の組み合わせ(同一手術野又は同一病巣手術)・移植用肺採取術(死体)(両側)・肺悪性腫瘍手術(気管支形成を伴う肺切除)(胸腔鏡下)≪食道分野≫日本食道学会:内視鏡的食道狭窄拡張術(拡張用バルーンによる)(非透視)の一連の限定解除 3)令和8年度診療報酬改定に向けて:心臓分野診療問題委員で検討を開始 4)「胸管内頸静脈吻合術」に関する厚労省面談 5)「アンデキサネットアルファの周術期投与に関する注意喚起」 6)Perceval生体弁プロクターシッププログラムに関する要望書 7)胸部外科の特定保健医療材料の査定の問題に関するアンケートを実施することが報告された。
16.ガイドライン委員会 日循ガイドライン:2023年10月に日本循環器学会に本会からの協力として連絡したガイドラインの連携が報告された。 1)感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン:参加学会は日本心臓病学会、日本心臓血管外科学会、日本胸部外科学会、日本小児循環器学会、日本心エコー図学会、日本感染症学会、日本化学療法学会、日本脳卒中学会、日本歯科医学会 2)血管炎症候群の診療ガイドライン:参加学会は日本医学放射線学会、日本病理学会、日本眼科学会、日本脈管学会、日本血管外科学会、日本リウマチ学会、日本小児リウマチ学会、日本腎臓学会、日本心臓病学会、日本心臓血管外科学会、日本胸部外科学会 厚生労働省科研費難治性疾患政策研究事業難治性血管炎の医療水準・患者QOLに資する研究班 3)遺伝性不整脈の診療に関するガイドライン:合同作成学会は日本不整脈心電学会、参加学会は日本小児循環器学会、日本心臓病学会、日本心不全学会 4)フォーカスアップデート版学校心臓検診のガイドライン:合同作成学会は日本小児循環器学会、参加学会は日本不整脈心電学会 5)フォーカスアップデート版末梢動脈疾患:合同作成学会は日本血管外科学会、参加学会は日本インターベンショナルラジオロジー学会、日本血管内治療学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本心臓血管外科学会、日本脈管学会、日本フットケア・足病学会
17.研究・教育委員会 報告事項 1)『心臓血管外科専門医テキスト(仮称)』(日本心臓血管外科学会)発刊に向けた当会委員の推薦 2)第7回(2024年度)募集における倫理審査承認に関する事前周知および過去受賞者状況の報告 3)Postgraduate Course:第77回(2024年)の全内容を決定 4)心臓血管外科サマースクール2023会計報告 5)サマースクール:呼吸器外科サマースクール2024:7/13(土)14(日)、神戸医療機器開発センター(MEDDEC)、ニチイ学館ポートアイランドセンター、事務局代表:伊豫田明先生(東邦大学医学部外科学講座呼吸器外科学分野)、心臓血管外科サマースクール2024:8/24(土)25(日)、イービーエム羽田医療技能訓練所、当番幹事:岡田健次先生(神戸大学心臓血管外科)が報告された。
18.JATS Academy委員会 報告事項 1)JATS Academy Webinars:1.第3回JATS Academy Webinars(JACS胸腔鏡安全技術認定部会共催)、テーマ:第5回胸腔鏡安全技術セミナー、2023/12/21(木)18:00~19:15、2.第4回JATS Academy Webinars心臓手術手技セミナー『一歩上を目指す』【1】、テーマ:成人先天性心疾患、2024/1/31(水)18:00~19:00、3.第5回JATS Academy Webinars心臓血管外科領域が絡む呼吸器外科手術、2024/2/14(水)19:00~20:00が報告された。 2)JATS後援WEBセミナー:1.第3回JATS後援WEBセミナー:TAVI治療、そして外科医に求められること、2023/12/5(火)18:30~20:00、2.第4回JATS後援WEBセミナー:二次性三尖弁閉鎖不全症を深掘りする-実践するための診断と手技-、2024/2/20(火)19:00~20:00 3)JATS Academy教育プログラム:1.第4回JATS Academy/J-MICS共催MICSワークショップ:2024/2/25(日)9:30~15:30、アクトシティ浜松、2.統計若しくは統計を含めた論文の書き方:2024/1/12(金)第1回WG開催済、3.カダバートレーニング:2024/1/25(木)第2回WG開催予定。 4)関連教育プログラム:1.第6回TAVIワークショップ(Advanced)、2024/2/25(日)9:00~15:15、アクトシティ浜松。 5)今後の全事業スケジュール:一覧が提出された。
19.広報委員会 報告事項 1)News Letterメール発刊:1.News LetterNo.74(2024.1):千田理事長の就任挨拶、フェローシップ受賞者留学体験記、第77回の演題募集案内を掲載し、1/22(月)に発刊。2.News LetterNo.75(2024.2or3):第76回各会長の挨拶、第18回日本胸部外科女性医師の会(Woman in Thoracic Surgery:WTS in Japan)開催報告等を掲載予定。 2)バナー広告:各社への対応状況報告。 3)HPのブラッシュアップ報告。
20.総務・渉外委員会 審議事項 1)本会HP、News Letterへの保険案内掲載についてカイトーから次の依頼があり承認された。1.保険に関する説明文を発信し会員へ団体保険制度を周知し加入促進を図ること、News Letterの掲載を3月から募集終了の7月末まで継続すること。2.会員専用ページ内へのパンフレットの掲載(カイトーHPへのリンク)。3.団体勤務医師賠償責任保険募集開始のメール配信。 報告事項 2)団体保険制度トータルサポートプランの医療補償プランがん保険特約改訂(2024/9/1始期契約)。
21.JATS-NEXT委員会 JATS-NEXT委員会議事録(案)(2024/1/11 WEB開催)が提出され報告された。 第1回JATS-NEXT Annual Conferenceの進捗:1)プログラム:拘りの手術器具、ポスター、スピーチコンテスト、モーニングセミナーDOCQUITY、高島市長の特別講演。2)スケジュール、3)収支予算、4)周知状況:Docquityプライバシーポリシー、株式会社メディカルノートがJ-NACを取材予定であることが報告された。
22.定款改訂委員会 特段の報告なし。
23.臓器移植委員会 審議事項 1)2025年以降の学術集会上級セッション:心臓移植・肺移植の合同セッションを本委員会から会長に提案することが承認された。 報告事項 2)移植実施状況:心臓移植、肺移植件数が報告された。
24.胸部外科医労働環境委員会 1)定期学術集会の企画:領域横断セッション企画委員会を開催し、次回理事会で報告を行う。
25.チーム医療推進委員会(NP・PA WG) 第1回チーム医療推進委員会議事録案(2024/1/15開催)が提出され報告された。「5学会推奨特定行為研修修了看護師制度案」の検討:本会を中心に胸部外科を構成する日本呼吸器外科学会・日本食道学会・日本心臓血管外科学会・日本血管外科学会の5学会で認定する制度を導入することになり、理事会で検討の結果、次の事項が承認された。 1)制度名称:「胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度」とする。 2)認定要件:新規申請時の「胸部・心臓・血管外科関連の管理に1年以上従事してきたこと」に「過去5年以内に」を付け加える。 3)認定要件の「5学会いずれかの会員であること。会員種別は問わない」が承認され、本会でも準会員制度*を検討していく。 4)本制度で登録された特定行為研修修了看護師の教育制度を充実させ、学会参加費やセミナー参加費を減額し、本制度への登録のモチベーションを上げていく。「胸部・心臓・血管外科領域特定行為研修修了看護師登録制度規則・申請要綱・更新要項」(最終案)が提出された。 *準会員制度の導入を2024年度評議員会に諮ることが承認された。
26.国際委員会 2024年度フェローシップ応募状況が報告された。応募条件の1つである「専門医会員」の名称について問題提起がなされ、本件は総合将来計画委員会で検討する。
27.COI委員会 審議事項 1)日本医学会利益相反委員会より「診療ガイドライン策定参加資格基準ガイダンス2023」が公表され、「役員等の利益相反自己申告書」にガイドライン委員会を追加すること、同委員会委員長には講演料・謝金等が規程額を超えない会員に就任いただくことが承認された。
28.地方会のあり方委員会 報告事項 1)第77回日本胸部外科学会定期学術集会JATS Case Presentation Awards準備 2)各地方会への助成金見直し案の確定:2025年度予算から助成金見直し案で臨むという当初の目的の下、各地方会の最新決算額等を確認したのち最終額を確定する予定。
29.非選挙理事推薦委員会 特段の報告なし。
30.事務局あり方委員会 働き方改革、事務局機能の解決のため設置された。就労規則を検討し理事会に諮る。
2024年度理事会・評議員会開催日程の件 年間日程が提出され報告された。
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