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No.622021年8月号)

INDEX

1.2021年度第2回理事会ニュース
2.会員専用「団体保険制度」トータルサポートプランのご案内(締切:8月末日)

1.2021年度第2回理事会ニュース

開催日時:2021年2月3日(水)13:00~17:00
開催方法:WEB開催ZOOM

[2021年度委員会構成・委員選任]
委員会構成・委員選任(対外委員会含)は一部変更および女性評議員の委員追加が説明され承認された。

1.理事会
1)2021年度第1回リーダーシップミーティング議事録(1/29開催)が提出され説明された。1. 4学会の連携の在り方は分野会長制に移行し秋の学術集会の位置づけとしての「胸部外科WEEK」を各学会の理事長から合意、2. コロナ禍の各学会学術集会はWEB開催が導入され今後のあり方・工夫が必要、3. JATS AcademyはEACTSでの若手教育プログラムを目指しPGC・サマースクールとは異なるオンサイト開催の積極的な方向性を合意、4. JSS 会頭の件は外科学会会員数4万人強(消化器2.1万人/他2万人)だが、会頭は消化器が多く数年に1回はこれ以外とすることを胸部外科中心に検討、比率は3~4年に1回とし要望書を本会で纏め提出、5. 専門医制度とインセンティブは継続審議、6. GTCSは若手組織を横断的に作り育成のためにCase Report誌創刊が合意された。本件は本日の理事会でも承認された。
2)2021年度第1回総合将来計画委員会議事録(1/26開催)が提出された。(詳細後述、各委員会にて)
3)2021年度第1回編集委員長会議議事録(12/16開催)が提出された。(詳細後述、各委員会にて)

それぞれWEBでありながら充実した会議となり、次世代の胸部外科医を誰がどう育てるかが課題であり、毎年プレスリリースをしていくが、胸部外科は胸腔内の極めて生命に重要な3臓器をいかに高いレベルで手術をして国民を守っているかをその認識をもっと持ってもらうこと、そのためにJATS Academy、Case Report誌創刊、また、各種会議で議論することが重要である。各分野からは、日本呼吸器外科学会はJATSと協同することに問題はなく、日本心臓血管外科学会は推進していくこと、日本食道学会はまず会員を増やすことが先決であることが発言された。

4)3学会呼吸療法認定士認定委員会報告は「一般社団法人3学会合同呼吸療法認定士認定機構」定款(案)、また、例年の運営費依頼文書が提出された。検討の結果、定款に対する意見は連絡し、運営費は他学会に倣うこと(毎年の収支報告書提出を条件)とし承認された。
5)NCD社員総会報告、6)Z-5カテーテル早期承認の要望書を提出したこと、7)第5回理事会開催日は関連学術集会期間中のため変更をすること、これに伴い同日開催予定の財務委員会も変更することが報告された。(後日、9/24⇒9/8に変更)

2.総合将来計画委員会
1)若手組織体制委員会の概要が説明され承認された。趣旨と目的:心臓血管外科学会、呼吸器外科学会、食道学会3分野の次世代を担う外科医を育成する。若手外科医が活躍するのに必要な教育、研究に関する3分野共通の課題を本委員会と若手外科医が共に協議し活躍の場を提供。活動内容:Case Report誌の査読や編集への参画、地方会・学術集会は若手からの企画提案と実施、JATS AcademyなどOJT企画と実施(資金支援)、専門医制度の連携を進めていく。委員構成:6名(内1名は日本心臓血管外科学会理事)、若手委員は心臓血管外科学会U40・呼吸器外科学会若手外科医の会・食道学会平成二桁の会から推薦いただく。
2)評議員の役割は細則および義務が説明され承認された。スケジュールは定款改訂委員会で施行細則に入れ、理事会で再確認し、評議員会に諮り、2年後施行、News letterにて告知をする。また、評議員の専門領域は「カテゴリー分類」を整理し紐づけ、GTCS査読・学術集会プログラム委員等の際に生かすこと、次回申請時から対応することが提案され承認された。なお、次に「専門医会員の位置付け」を検討することが提案された。
細則
1.本会の評議員会(社員総会)に出席
2.本会の事業を推進
3.本会の適正な運営を図る
4.評議員会が評議員の義務として定めた事項を履行
義務
1.本会の事業及び運営に資する各種委員会活動への積極的な参画
2.本会および呼吸器外科学会Official Journal、心臓血管外科学会 Affiliated JournalであるGTCSの査読 (合理的理由がない査読辞退は極力避ける)
3.定期学術集会および各地方会における座長などの教育的役割への協力
4.引き続き2回、社員総会に出席せず、かつ、議決権を行使しなかったとみなされたときは、評議員任期終了後の2年間は評議員として選任されることができない

3.政策検討委員会
日本医学会連合 Japan CDC(仮称)創設委員会「健康危機管理と疾病予防を目指した政策提言のための情報分析と活用ならびに人材支援組織の創設」に関する提言が説明され、賛同しコメント(緊急時でも最低限の通常診療を維持した中での緊急対応を盛り込む)を回答、プレスリリース実施、専門医制度とインセンティブ、働き方改革を推進していく方針であることが報告された。

4.専門医制度委員会
外科は日本専門医機構認定の新専門医への移行を求められているが「外科専門医とサブスペシャルティ専門医との連動更新を機構が認めてくれるか」が最重要課題であり、更新要件に関する資料を心臓血管外科専門医認定機構と呼吸器外科専門医合同委員会から提出されたことが報告された。外科専門医とサブスペ専門医の更新の足並みをそろえること、機構は更新手数料の問題も想定され、比較する単位の問題は融合を図る必要があることが説明された。
1)心臓血管外科専門医認定機構は2020年第5回・2021 年第1回議事メモ総会(1/21開催)が提出され報告された。
2)呼吸器外科専門医合同委員会は前回通りとのことが報告された。
3)食道外科専門医は新規専門医試験結果・専門医更新結果・新規専門医申請が報告された。

5.専門医会員選出委員会
報告なし。

6.選挙管理委員会

次年度に向け準備することが報告された。  

7.推薦評議員候補者選考委員会
報告なし。

8.会誌編集委員会
1)一般投稿論文 依頼論文 新規投稿状況
新規投稿状況昨年比全体50%増(OA30%増/CR60%増)、Accept数40%増(OA20%増/CR70%増)、Accept率30%、投稿受付からAcceptまでの平均所要期間改善、掲載数状況はCRが増加していることが報告された。
審議事項は優秀論文選考基準は従来通り承認され、論文数は心48編、肺35編、食2編で心臓は最初に委員会で絞ることを想定、食道は論文を増やす要望が出された。Best Reviewer賞選考方法は従来通り承認された。
2)本会GTCSのCase Reportの方針
IF 値の問題からCRの今後の方針を検討した。2021年度第1回編集委員長会議議事録(12/16開催)が提出され、他紙ではCRを掲載しない等の方策でIFの上昇が紹介され、本会もCRを切り離し若手に必要な学術的意義・3分野連携にもなるためCR誌を創刊する方針とすること、本件は編集委員長会議および総合将来計画員会で了承されたことが説明された。
出版社はGTCSと同様にシュプリンガー社に依頼することを想定、Open Journal、年間70編:国内60編(著者一部課⾦)/海外10編(全額負担)、見積が説明され、NL紙媒体作成発送中止やGTCS冊子体作成送付中止の経費節減分を充当、財務委員長からは他誌と比較すると高いこと、GTCSの会員一部負担も検討すること、最初の1年間は投稿料を無料との意見が出された。
Surgical Case Report 誌編集委員長からは出版経緯(Surgery Today IF を上げるためCRを外す方針とし発刊)、総予算・投稿料・著者課⾦、出版社は学会/著者課金対応ができるSpringerに依頼(他社は対応不可)していることが説明された。
検討の結果、若手の登竜門としてCR誌を出版し、また、編集委員会にも参加していただく方針とすることが承認され、今後、detailを詰めていくこととなった。早急に新編集委員会を設置し、来年春から秋に発刊することを目指す。出版社はSpringerがGTCSとCR誌、両方を出版することのメリットは大きいが、他社にも見積を取ることが提案され依頼する。

9.学術委員会
第26回NCD運営委員会 議事録が提出され、NCDデータ取扱規程を制定したこと、統計解析委員会の設置したことが報告された。

10.学術集会委員会
2020年度第2回(12/9開催)、2021年第1回学術集会委員会(2/2開催)の議事録が提出され説明された。1)ネクストイノベーションパートナーズ社との契約:本会の学術集会要員2名が退職し同社に入ったため契約をする必要があり「日本胸部外科学会第74 回定期学術集会事業業務委託契約書案」が提出され、業務報酬年額に意見が出されたが、検討の結果、第1義として本年の学術集会の成功のため締結することが承認された。関西胸部事務局は対象外(追加契約予定)。2)第73回定期学術集会:参加者数(全体4,243名)、Postgraduate Course(全2,439名)、専門(心63.7%、肺33.6%、食2.4%)、年齢(最多31∼40歳24.3%)、全期間アクセス数は土日増でもないこと、オンデマンド日別視聴者数全16,000件アクセス(1/8→1/31延長)、セッションアクセス数ランキング、倫理研究カテゴリー確認数(自己申請)が報告された。3)第74 回学術集会:オンサイトで開催予定(一部WEB)、会費は次回理事会で提案、Case Presentation Awardsはその継続性から会長ではなく地方会で詳細決定とすること、演題登録期間が報告され承認された。4)第75回学術集会:パシフィコ横浜会場規定で使用料の一部を支払う必要があり、検討の結果、例年の準備金はそのままとし、会場使用料は「立替金」として支払うことが承認された。5)WGの設置:学術集会のたき台を検討する組織として新設しメンバーは6名とすることが提案され承認された。アーカイブは何を残すかをWGで検討する。

11.財務委員会
第75回学術集会会場費は「立替金」とし準備金とは別扱いとすること、今後、「学術集会用基金」を検討すること、財政は事務所経費削減(移転なし)、血管外科学会同居収入、GTCS冊子体作成発送中止による経費削減があげられ、次世代育成、CR誌を支援する方針であることが報告された。

12.倫理・安全管理委員会
医療安全講習会は第73回学術集会アンケート「WEBで残して欲しいもの」に多数回答があり、今後の方針を検討すること(視聴の途中に試験を入れる等)、第74回企画は検討中、医療事故調査外部委員依頼対応はWEB会議の扱いを検討、学術集会発表倫理指針を進めていくことが報告された。

13.診療問題委員会
外保連から医療材料調査について依頼があり心臓血管外科領域について協力いただきたい旨が報告された。

14.研究・教育委員会
審議事項1)NCD臨床研究推進委員会より日本小児外科学会申請課題「日本小児外科学会認定施設および非認定施設における小児急性虫垂炎手術の術中合併症と予後」は保留(対象外)として回答、2)「大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン2020 年改訂版」は血管外科学会より英文化の費用支援を受けること、3)心臓血管外科サマースクール2021実行委員会議事録が提出され、会場を数カ所に分割縮小して実施を検討していることが報告され承認された。
報告事項1)JATS・JSCVS・JaSECT合同 心筋保護ガイドラインWG議事録(2/1開催)が提出され説明された。2)Postgraduate Courseは第74回学術集会の各分野演者を決定、3)JATS Research Project Awardは受賞研究進行確認をしたこと、第4 回を募集予定であることが報告された。なお、WEB会議で対象外の方が入室したことが報告され、今後、ルール等対策を検討することが提案された。

15.広報委員会
バナー広告の掲載申込1件(Aタイプ全頁掲載1年間)、バナー広告規約改定、バナー広告趣意書、また、現在、バナー広告掲載は理事会承認だが委員会認定で理事長承認に変更することが説明され承認された。Web サイトリニューアル、ニュースレターメール(月1回配信)が報告された。

16.総務・渉外委員会
賛助会員申し込み状況(現状5社)、医療機器会社・製薬会社他に働きかけることが報告された。

17.定款改訂委員会
「評議員の役割」を定款施行細則に入れ込むことが報告された。

18.臓器移植委員会
1. 心臓移植関連協議会で施設の再評価・責任者変更の審査時実施、2.新規施設認定は小児一施設・成人一施設審査進行中、3. 新規肺移植実施施設認定1施設、4.「肺移植のためのガイドブック」(再改訂)は本会と呼吸器学会と費用折半、4月出版予定であることが報告された。

19.胸部外科医労働環境委員会
理事会への女性評議員オブザーバー参加3名(心2名・肺1名)、女性評議員全22名の委員会委員就任はアンケートを実施し結果が提出され承認された。(定款で人数が決まっている委員会は調整する)

20.国際委員会
審議事項1)フェローシップはJATSは委員会で決め理事会承認とし、AATSは連携の問題で委員会で決定し理事会では報告とする、2)申請時条件は年会費を完納、専門医会員であることを追加することが提案され承認された。報告事項1)2021年度フェローシップ申請者7名(心4名・肺3名・食0名)、審査項目に基づき、JATS4名(心2・呼2・食0)、JATS/AATS Foundation Fellowship1名(呼1名)を選出した詳細が説明され承認された。ホームカミングセッションは関心度が高く実施すること、予算・決算(国際的事業含)が説明された。

21.COI委員会
英文化作業を進めることが報告された。

22.地方会のあり方委員会
Case Presentation Awardsは委員会を開催すること、地方会活性化と若手組織委員会との連携をすることが報告された。

23.J-MACS委員会
第13回議事次第が提出されDT開始に伴うレジストリ項目の追加等が報告された。

24.一般社団法人化委員会
報告なし。

25.補助人工心臓治療関連学会協議会
2021年第1回(通算第33回)委員会議事次第が提出され、一般社団法人化をすること、J-MACS委員会を本会の委員会から移すことが報告された。

その他
1.「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下の心血管病診療に関する緊急声明」(公益社団法人日本医師会・日本循環器連合)が説明され、声明が発出され次第、HPに掲載し会員に周知することが報告された。
2.肺移植関連学会協議会分担金は例年通り支出することが報告された。
3.日循「不整脈非薬物ガイドライン2018」と「弁膜症ガイドライン2020」の2つがあること、ガイドライン上に齟齬があることを会員に周知する予定であることが報告された。

8.会員専用「団体保険制度」トータルサポートプランのご案内(締切:8月末日)

今年度大幅リニューアルいたしましたトータルサポートプランにつきまして、お手続締切日を8月末日まで延長しております。
※トータルサポートプランは病気やケガに備えた「所得補償」「医療補償」「がん補償」「傷害総合」の4つのプランで構成されています。

日本胸部外科学会独自のコースをご用意しておりますので是非ご加入を検討下さい。
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ご加入希望の場合は下記の加入依頼書にご記入ご捺印のうえFAX・MAIL・郵送にて(株)カイトーまでご送付ください。
追って「預金口座振替依頼書」および「健康状態に関する告知書」を郵送させていただきます。
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編集後記
広報委員会委員 鈴木 孝明
 会員の皆様には通常診療に加えコロナ対応でも大変お忙しいことと思います。このニュースレターがお手元に届く頃にはコロナパンデミック第5波のピークが過ぎている事を祈るばかりです。開催間近に迫る第74回定期学術集会では久しぶりに多くの会員の皆様と顔を合わせられる事を期待しております。今回のニュースレターの内容は2021年度第2回理事会ニュースがメインです。理事会もハイブリッド開催となっておりますが、澤理事長の強力なリーダーシップのもと、以前にも増して活発な議論が行われています。委員会構成と委員選任の一部変更において女性評議員の委員追加が承認され、学会運営においても男女共同参画が本格化する事になりました。また、3領域の次世代を担う外科医を育成する事を目的とした組織の創設が決まり、若手外科医が活躍できる場を提供する事が決まりました。絶えず進化している胸部外科学会ですが、女性、若手と新しいパワーを取り込み、更なる発展に期待が膨らみます。学会誌については、IFを取得したGTCSとは別にケースレポート専門誌の創設に向けて準備が進められることとなりました。若手の登竜門として有用であり、3領域の連携、またGTCSの更なるIF上昇にも貢献できるものと思われます。
 末筆ながら、コロナパンデミックの一日も早い収束を切に願っております。
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