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No.692023年1月号)

INDEX

1.理事長 新年の挨拶
2.第76回日本胸部外科学会定期学術集会 演題募集について(2/15(水)~)

1.理事長 新年の挨拶

日本胸部外科学会のめざすところ
~起承転




日本胸部外科学会 理事長 
大阪大学 大阪警察病院 澤 芳樹 

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 いまだにコロナパンデミックが遷延するなかで多難な変革期を迎えつつある日本胸部外科学会が、今後の揺るぎない発展のために「いま何をすべきか?」、伝統ある日本胸部外科学会が70年間果たしてきた重要な役割やLeadershipをいま再び強くし、国際的ブランド力の高い日本胸部外科学会として、その揺るぎない明るい未来のために、微力ながら理事長として3年間貢献をさせていただいてまいりました。そして今年は起承転結の結の年であります。なんとか私なりに行ってきた理事長体制を最後にまとめていきたいと思います。
 未来に向けて重要なのは、やはり若い世代の日本胸部外科学会への本格的参加です。そのために若い人材の育成が不可欠で、10年後には胸部外科を先導する立場の人たちをJATS-NEXTとして、学会運営にもコミットしてもらい、一方、本年6月には懸案のCase Report誌を発刊しました。さらにJATS Academyや地方会活性化は、他の関連学会にはないJATSの特色として、これらを生かし若手人材育成を図ってまいりました。今、彼らのJATSへの関心は急速に高まりつつあるかと思います。今後の若い世代のJATSでの活躍が大変楽しみです。
 またさらに法人化による財政の見直しや基盤強化、学術集会の在り方も含めて、事務局態勢も新しい人材が加わり合理的な運営体制に進化しつつあります。40年間本学会に貢献してくれた折原さんが退職され、新たに日本外科学会から鈴木事務局長をお迎えし、法人化を機会に新たな事務所組織の体制で、事務所の改築や労働環境の改善も図っております。
 また政策的にも他の3学会と連携して、2024年から始まる医師の働き方改革については、独自アンケート調査をもとに、厚生労働省医政局医療課と議論を重ね、胸部外科医の地位の向上を図っていきます。特に第75回学術集会における4学会理事長対談では厚労省医政局の山本課長と、働き方改革のためのWorkshareとして学会認定のNP制度を設置する方向で4学会で議論させていただき、大変有意義でありました。早速この件に関するワーキングを立ち上げ、4学会で連携しながら設置していきたいと思っております。
 さらに、会員制度については昨年度は専門医会員制度の見直しをさせていただきましたが、本年度におきましては、前述の胸部外科系NP認定制度や第76回のJaSECTとの合同開催を良いきっかけとして、コメディカルに対する準会員制度につきましても検討していきたいと考えております。
 これらの私の理事長としての4年目の取り組みにより70年間培ってきた日本胸部外科学会の重要な役割やLeadershipをいま再び強くし、国際的ブランド力の高い世界に冠たる学会として発展していただけると確信しております。これが、日本の胸部外科学そして外科学全体の発展に繋がり、世界に貢献することができると確信しております。何とぞ、会員の先生方におかれましては本学会へのご理解とこれまで以上のご支援ご厚情をよろしくお願いいたします。

2.第76回日本胸部外科学会定期学術集会 演題募集について(2/15(水)~)

 第76回定期学術集会(会期:2023年10月18日(水)~21日(土))の演題受付期間は、2月15日(水)~4月19日(水)です。
 受付開始前に改めて詳細をご案内いたしますが、まずは取り急ぎ演題受付期間のご連絡を申し上げます。
 たくさんのご応募お待ちしております。

編集後記
広報委員会委員 福田 宏嗣
 会員の皆様、改めて新年おめでとうございます。2020年1月から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが始まり4年目に入りました。未だ第8波の中で各施設、病院とも診療、研究そして教育に苦労されていることとお察しするとともに、皆様のご健康を祈念いたします。しかしこのCOVID-19も感染症法上の分類を4月以降に2類から5類へ引き下げる議論も始まり、予断は許しませんがwith Coronaへ向け本格的に踏み出す年になりそうです。
 今回のニュースレターは澤理事長の新年のご挨拶です。その中で今年は起承転結の「結」の年でありまとめの決意を述べられています。次世代の若手人材育成、働き方改革への取り組み、多職種の学会、関連国際学会との協働、財務を始めとした運営体制の強化など多くの改革が進められており「国際的ブランド力の高い世界に冠たる学会」として発展するよう皆様と一緒に努力し歩んでゆきたいと思います。
 今年の定期学術集会は統括会長に齋木 佳克先生(心臓)、分野会長に渡邉 敦先生(呼吸器)、渡邊 雅之先生(食道)により10月18日~21日に仙台で開催されます。Harmonization & Co-creation -to go one step further- というテーマでJaSECTやAATS/JATS Aortic symposiumも同時開催されます。上級演題には既に明確なclinical questionが設定され深い議論ができるよう意図されています。多くの演題登録をお願いするとともに、秋深まる美しい杜の都仙台で皆様にお会いできることを楽しみにしています。
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