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No.652022年3月号)

INDEX

1.第74回日本胸部外科学会定期学術集会 開催報告 特集号
  -1.統括会長、分野会長挨拶
  -2.定時評議員会 役員等選挙(選出)結果
  -3.各種表彰

1.第74回日本胸部外科学会定期学術集会 開催報告 特集号

-1.統括会長、分野会長挨拶

【志水 秀行 統括会長(心臓)挨拶】
第74回日本胸部外科学会定期学術集会 開催終了のご挨拶
 第74回日本胸部外科学会定期学術集会は、2021年10月31日(日)から11月3日(水・祝日)の日程で行った現地開催ならびにライブ配信、その後、引き続き行ってきたオンデマンド配信を2022年1月11日で終了し、これをもってすべての日程を無事に終えることができました。ご協力いただいた関係者の皆様、ご参加いただいた皆様、ご支援下さった皆様に改めて感謝申し上げます。
 今回の学術集会は、同じ教室に在籍する淺村尚生 呼吸器分野会長、北川雄光 食道分野会長との強い信頼関係を最大の推進力として、教室員一丸となって万全の体制で準備を進めることができました。また、多くの先生方がプログラム委員として大変興味深いトピックに関して63の上級セッションをじっくりと企画して下さり、学会の各委員会からも非常に有意義で魅力的なセッション企画を頂いておりましたので、学術集会の要となるプログラム内容には大いに自信がありました。一方で、開催期間中のCOVID-19の状況を事前に予測することはきわめて困難で、開催形式の決定に関しては準備期間を通じて悩み続けました。最終的には、理事会でも相談の上、参加される皆様が感染状況にかかわらず学術集会を満喫できる態勢を整えることを最優先とし、ほとんどすべてのセッションを現地、リアルタイムのWEB配信、事後のオンデマンド配信のフルスペックで準備し、参加者お一人お一人が、その時点における感染状況、国・自治体・所属機関からの行動指針、ご自身の考え方を勘案し、参加方法を自由に選択できるように致しました。状況が刻々と変化する中で学会関連の情報を迅速かつ幅広く伝達するために、情報発信にはメールだけでなく、SNSも活用しました。また、閉塞感の漂う中で、少しでも多くの皆様に学術集会に興味を持って頂きたいとの思いから、プロモーションビデオや企画内容を紹介するビデオなども作成し、配信させて頂きました。
 幸い、東京オリンピック(7月23日~8月8日)後にピークを迎えた感染第5波は9月になると一気に収束し(会期中の東京都の感染者数は一桁まで減少)、感染対策に配慮しつつも、遠方からも多くの先生方にお越し頂くことができ、久しぶりに旧交を温め、対面で意見交換できる活気のある学術集会となりました。残念ながら、出入国制限のために、海外演者の来日は果たせませんでしたが、それでも27名の海外招請者の先生方にライブでWEB登壇して頂き、同時通訳も活用して、インタラクティブな情報共有、討論を実現できました。
 1,236題という多数の応募の中から狭き門を突破した上級セッションの採択演題は非常にレベルの高いものとなり、加えて、一般口演の中にも素晴らしい発表が数多くあり、大変勉強になりました。一般演題の中から特に高得点だった6演題は優秀演題として、最終日に表彰させて頂きました。
 今回の学術集会では、分野ごとに高いレベルのセッションを追求するとともに、胸部外科学会にふさわしい領域横断的な企画にもこだわりました。理事長講演、会長講演、分野会長講演の時間帯は、他会場で同時進行するセッションを排し、すべての参加者が他分野の会長講演も聴講して頂ける環境を整えました。また、学会のテーマである『未来のための今』を共通コンセプトとして掲げ、「領域を越えた胸部外科の合同手術」、「領域を越えて学ぶべき手術」、「未来医療の展望」、「COVID-19から学ぶ」、「胸部外科医育成のための新たな挑戦」、「外科医に何が求められるか」、「大河の時代に入った心臓移植・肺移植」、「JATS/胸部外科学の未来予想図」と題する分野横断的な8つの特別企画を用意し、胸部外科医が一同に会して情報交換、課題解決を図る場と致しました。「JATS/胸部外科学の未来予想図」では、胸部外科学を牽引する4学会(日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本呼吸器外科学会、日本食道学会)の理事長にご登壇頂き、今後のJATSのあり方、胸部外科学の発展に関して共通認識を形成することができ、大変有意義だったと自負しております。
 特別講演は、かつてラガーマンとして日本一に輝き、現在はTVディレクターとして多くの名作を世に送り出している福澤克雄氏と、本学最初の女性外科医であり、スペースシャトルに2回の搭乗経験がある元心臓血管外科医 向井千秋氏にお願いしました。お二人のご講演はいずれも強いインパクトと示唆に富んだ内容であり、感銘を受けると共に、大いに刺激になりました。また、特別企画『胸部外科医育成のための新たなる挑戦』では、自らが金メダリストであり、直前の東京オリンピックにおいて監督として男子柔道界に史上最多の金メダルをもたらした井上康生氏がサプライズゲストとしてご登壇下さり、優れた指導者の立場からご講演頂き、さらに、心臓血管外科専門医認定機構の種本和雄代表幹事、呼吸器外科専門医合同委員会の池田徳彦委員長を交えての総合討論にも加わって頂きました。
 各委員会からの企画セッションも魅力的なものばかりでした。倫理・安全管理委員会(竹村博文委員長)の「医療安全講習会」、労働環境委員会(吉野一郎委員長)の「働き方改革へ向けての積極的取り組み」、専門医制度委員会(佐藤幸夫委員長)の「いよいよ始まるサブスペシャルティ専門医制度の概要と問題点」(指導医講習会)、国際委員会(荒井裕国委員長)の「ホームカミングセッション」、研究・教育委員会(荻野均委員長)の「JATS Research Project Award」、地方会のあり方委員会(碓氷章彦委員長)の「Case presentation Awards」のいずれもが大変充実した内容であり、大盛況でした。
 おかげさまで、参加登録者数は過去最高となる4518名を数え、Postgraduate courseも3分野合わせて2300名と予想以上に多くの先生方にご参加頂くことができました。WEB配信には約15000回のアクセスがあり、1日ごとのアクセス数は現地開催期間中が1日1000件以上と多かったものの、全体の約7割は会期後のアクセスであり、参加者の多くがオンデマンド配信の利便性を享受している実態も明らかになりました。
 今回の学術集会ではCOVID-19の影響により、完全WEBへの移行を視野に全ての演者に音声つきプレゼンテーションの事前提出をお願いしたこと、会場が密となるポスター発表をなくしオンデマンド配信に移行したこと、全員懇親会の開催を断念せざるを得なかったことなど、参加者の皆様に少なからずご不便、ご負担をおかけすることになりましたが、それでも、多くの先生方の激励と、皆様のご理解、ご協力のお陰で、大きな混乱もなく、無事に責任を果たすことができました。
 全日程を終えた今、淺村教授、北川教授と共に第74回日本胸部外科学会定期学術集会を主催させて頂けた幸せを改めて実感し、澤 芳樹理事長をはじめ御支援・御指導下さった皆様、胸部外科の歴史を築いてこられた諸先輩方、力を貸して下さった多くの仲間の方々、学術集会に御参加いただいた皆様、われわれの活動を物心両面から支えて下さったすべての皆様に、心からの感謝を申し上げます。今回の学術集会が、自分たちの輝かしい未来を実現するために、今行うべきことを改めて考える機会となり、皆様にとって、少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
 これからも、伝統ある日本胸部外科学会の会員であることを誇りに思い、皆様と共に、本学会が力強く前進し続けることを願っております。
 輝かしい未来のために、力を結集して頑張りましょう!
 ありがとうございました!!

2021_10_shimizu(160×176).jpg (6 KB) 志水 秀行
所属施設:慶應義塾大学外科学(心臓血管)
卒業大学:慶應義塾大学(1986年)、慶應義塾大学大学院医学研究科(1990年)
経歴:1986年 慶應義塾大学医学部 卒業
   1990年 東京都立清瀬小児病院 心臓血管外科
   1991年 平塚市民病院 心臓血管外科
   1992年 慶應義塾大学 心臓血管外科チーフレジデント
   1993年 慶應義塾大学医学部助手
   1994年 平塚市民病院 心臓血管外科
   1996年 米国University of Alabama at Birmingham心臓胸部外科 Clinical fellow
   1997年 慶應義塾大学
   2006年 慶應義塾大学専任講師
   2014年 慶應義塾大学教授
   2021年 慶應義塾大学病院 副病院長
趣味:旅行、スキー、映画鑑賞
好きな言葉:努力は天命さえも変える

【淺村 尚生 分野会長(呼吸器)挨拶】
第74回日本胸部外科学会定期学術集会終了に当たってのご挨拶
 お陰様で、コロナ感染が一段落した丁度その間隙を突いて、第74回の学術集会をハイブリッドの設定で開催することができました。私は、呼吸器分野別会長として志水統括会長を補佐しながら、呼吸器の分野をとりまとめるという立場でしたが、概ね順調円滑に、全学術集会のプログラムを完遂で来たのではないかと総括しております。学術集会を支えて下さった会員諸兄は勿論のこと、学会事務局の皆さん、PCOの皆さん、さらに教室の若い諸君にも感謝申し上げたいと思います。今般また、オミクロン株が市中を跋扈しており、非常事態宣言の発出が議論されておりますので、その意味では絶妙のタイミングで学術集会を開催できてこれも天佑かと存じます(最もここまで弱毒化した“夏風邪”レベルのウィルスに対してなぜここまで過剰な対応をするのか私には些か理解ができない部分もございますが)。
 第74回の学術集会では、呼吸器外科の分野におきましては、キーワードとして掲げますと、小型肺癌に対する外科治療(JCOG 0802研究の総括)、悪性胸膜中皮腫にたいするEPPとP/D、区域切除後の局所再発に対するサルベージ治療の選択、小型肺癌に対する外科切除とSBRTの比較、胸腔内巨大腫瘍、Pancoast腫瘍、漏斗胸、複雑気管支形成術、若手教育、胸腺上皮性腫瘍に対する外科手術、サルベージ手術、多モダリティ治療と外科切除、ロボティック手術の医療経済、難治性気胸、肺癌切除後の長期生存例、などであります。いずれもが、大変興味深い題材でありますが、相対的にみて、単純な題材と言うより、一歩踏み込んだ内容をより多く取り上げるように致しました。例えば、ロボット外科手術においては、単にその手技を紹介するにとどまらず、その医療経済的な側面を検討する段階に我々が入っており、そのような観点から議論を進めるように企画をしたという次第です。
 呼吸器外科の分野としては、これらの中でも、とくに会員の興味が大きかった分野がいくつかございます。その一つが、小型肺がんに対する術式の選択,あるいは治療モダリティの選択があげられると思います。昨年、JCOGが行いましたJCOG 0802研究の結果がちょうど公になりアメリカ胸部外科学会で発表され、LANCET誌にアクセプトされたところですが、この研究は、呼吸器外科の標準術式の策定に関する大規模な無作為化試験であり、全世界の関心も高かったことから、この術式の対象である小型肺癌に対する術式、治療モダリティの選択には多くの関心が寄せられていたと思います。私も、分野会長講演の時間を使わせて頂き、主任研究者としての見解を述べさせた頂く機会を持てたことは大変有意義であったと思います。その意味で、私にとっても大変タイムリーな学会となりました。
 また、近年の肺癌に対する薬物療法(免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬)の進歩を背景に、当初、手術適応がないと判断された症例がこれらの薬物療法によって、新たに手術の対象となるという状況が生じているのであり、これが近年のサルベージ手術の見直しの契機となっているところです。サルベージ手術には、様々な手術適応があり、それに応じて外科手技的には困難が伴うことが多いのですが、今後、このような手術が増えることが予想されることから、会員の関心度も高く、今後このような困難な手術への取り組みを、技術的側面ばかりではなく、術後管理を含めて総合的に知見を蓄積することの重要性が改めて認識されたところであると思います。
 日本胸部外科学会の学術集会のあり方については、今後も、総括会長の下に分野会長を置いて開催する方式が踏襲されるものと思いますが、今回自分がその開催当事者になって思うことは、やはり細かい専門分野の状況についてよく把握しているので、今後もプログラム編成などは大変やりやすいだろうと思いますし、特に私が意識したのは、春の呼吸器外科学会との役割分担でありました。この学会が秋の呼吸器外科学会であると考えることもできるし、それ故の役割分担もあるのに加えて、継続した議論の展開もシリーズで可能になる訳で、こういった1年を通しての一体感は今後益々必要となるのではないかと思います。
 正直、オンディマンドの公開も無事終了し、学術集会全体の運営が成功裏に終わったことをほっとして安心しています。完全な対面開催ができなかったことだけが唯一心残りですが、今後の新しい運営の1ページとなれたのではないかと思っています。どうも有り難うございました。


2021_10_asamura(160×190).jpg (7 KB) 淺村 尚生
所属施設:慶應義塾大学医学部外科学(呼吸器)教授
卒業大学:慶應義塾大学医学部(1983年)
経歴:1957年生まれ。1983年慶應義塾大学医学部卒業、外科学教室入局。1986年国立がんセンタ-レジデント、がん専門修練医を経て、1992年国立がんセンター中央病院、呼吸器外科医員。1997年Mayo Clinic、Memorial Sloan-Kettering Cancer Center留学。1999年同呼吸器外科医長。ソウル大学胸部外科客員教授。2007年杏林大学医学部外科客員教授。2010年国立がんセンタ-の独立行政法人化にともない、国立がん研究センタ-中央病院、呼吸器腫瘍科呼吸器外科長、2012年同副院長(診療担当)。2014年10月より慶應義塾大学医学部外科学(呼吸器)教授、現在に至る。世界肺癌学会(IASLC)では、理事を2期つとめ、2017年18th World Conference on Lung Cancer(IASLC)のCongress President。現在TNM病期分類委員会委員長、UICC(国際対癌連合)TNM委員会日本代表委員、日本肺癌学会副理事長、財務委員長。日本呼吸器外科学会理事、評議員、日本胸部外科学会評議員。主な著書として、“淺村・呼吸器外科手術(金原出版、2011年)”がある。
趣味:チェロ、ゴルフ
好きな言葉:Boys, be ambitious!

【北川 雄光 分野会長(食道)挨拶】
第74回日本胸部外科学会定期学術集会を終えて
 この度、第74回日本胸部外科学会定期学術集会を2021年10月31日から11月3日の日程で、無事開催できましたことを分野会長(食道)としてご参加いただきました皆様、運営に携わってくださいましたすべての皆様に心から感謝申し上げます。本定期学術集会は、COVID-19の第5波の影響によりどのような形式で開催できるか直前まで予断を許さない状況が続いておりました。直前の2021 年夏にはコロナ禍の最中、東京2020が開催され私共慶應義塾大学病院も、メイン会場の救急医療対応、コロナ患者さんの診療にフル回転をしておりましたので、大変緊迫した中で最後の開催準備をする状況となりました。
 しかし、本邦におけるCOVID-19第5波は専門家の予想を遥かに越える急速な収束を見せ、丁度本定期学術集会の時期にはハイブリッド開催ではありましたが多くの皆様に会場にお越しいただき、久しぶりに皆様のお顔を拝見しながらの楽しい4日間を過ごすことができました。この原稿を書いている2022年2月がオミクロン株による第6派のピークにあることから、本当に嵐の合間に雲の間から暖かな陽が差した瞬間であったと感謝しております。
 領域横断的シンポジウムとして企画させて頂いた「胸部縦隔進行がんの手術戦略」では、日本胸部外科学会ならではのダイナミックなご発表をいただけました。診療領域の専門分化、細分化が進む中で私共食道外科医にとってはともすると「近くて遠い」領域になりがちな心臓血管、呼吸器領域の最先端の知識や技術を知ることで、新しい挑戦、さらなる技術的進歩のきっかけとすることができたと感じております。
 今回私自身も分野別会長として「食道癌集学的治療の変遷から見た未来の食道外科医に求められる能力」と題した講演をする機会をいただきました。世界、本邦の食道癌治療の変遷を俯瞰しながら、これから次世代を担う皆様へのメッセージを送ることができましたことは望外の喜びでした。特に、食道領域だけでなく心臓血管、呼吸器領域の皆様にも発表を聴いていただき、さまざまな励ましのお言葉をかけていただけたことにこの学術集会の意義、醍醐味を感ずることができました。
 本学外科学教室が2020年に創設100周年を迎え、次の100年に向かって歩み出す2021年にこのような機会を与えていただけましたことは生涯忘れえぬ思い出となりました。本学術集会の統括会長である本学志水秀行教授、呼吸器分野担当分野会長淺村尚生教授とともに慶應義塾大学外科学教室所属の私共3名が一緒に、伝統ある本学会の学術集会を担当させていただけましたことをあらためまして、本学会会員の全ての皆様に心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
 皆様に心よりの御礼を申し上げますとともに、第75回日本胸部外科学会定期学術集会がご盛会となりますことをお祈り申し上げます。

2021_10_kitagawa(130×165).png (33 KB) 北川 雄光
所属施設:慶應義塾大学医学部外科学
卒業大学:慶應義塾大学

経歴:1986年 慶應義塾大学医学部卒業
   1986年 慶應義塾大学病院研修医(外科)
   1993年 カナダブリテイッシュコロンビア大学留学(1996年7月まで)
   1996年 川崎市立川崎病院出向(外科副医長)
   1997年 慶應義塾大学助手(医学部外科学)
   2005年 慶應義塾大学専任講師(医学部外科学)
   2007年 慶應義塾大学教授(医学部外科学)
   2009年 慶應義塾大学病院腫瘍センター長
   2011年 慶應義塾大学病院副病院長
   2017年 慶應義塾大学病院病院長、慶應義塾理事
   2018年 国立がん研究センター理事(がん対策担当)兼任
   2021年 慶應義塾常任理事
趣味:水泳、ゴルフ
好きな言葉:今日も生涯の一日なり

-2.定時評議員会 役員等選挙(選出)結果

理事長
 澤  芳樹(心)
副理事長
 土田 正則(肺)
統括会長【第75回】

 中島  淳(肺)
分野会長【第75回】
 荻野  均(心)松原 久裕(食)
次期統括会長【第76回】
 齋木 佳克(心)
次期分野会長【第76回】
 渡邉 敦(肺)渡邊 雅之(食)
次々期統括会長【第77回】
 竹村 博文(心)
理事
 志水 秀行(心)松宮 護郎(心)塩瀬  明(心)
 湊谷 謙司(心)新浪 博士(心)岡田 健次(心)
 千田 雅之(肺)岡田 克典(肺)佐藤 之俊(肺)
 竹内 裕也(食)亀井  尚(食)
監事
 坂本 喜三郎(心)永安  武(肺)荒井 裕国(心)

-3.各種表彰

-2021年度(GTCSVol.68)優秀論文賞-
心臓血管外科
 堀 大治郎(自治医科大学附属さいたま医療センター 心臓血管外科)
 Effect of endoprostheses on pulse wave velocity and its long-term outcomes after thoracic endovascular aortic repair.
 糸永 竜也(京都大学大学院医学系研究科 心臓血管外科学)
 The N-terminal lectin-like domain of thrombomodulin reduces acute lung injury without anticoagulant effects in a rat cardiopulmonary bypass model.

呼吸器外科

 児嶋 秀晃(静岡県立静岡がんセンター 呼吸器外科)
 Prognostic impact of the number of involved lymph node stations in patients with completely resected non-small cell lung cancer: a proposal for future revisions of the N classification.
 中島 大輔(京都大学医学部附属病院 呼吸器外科)
 Expanded indications for auto-lung transplant technique.

食道外科
 山口 和哉(東京医科歯科大学病院 消化管外科学分野)
 The evaluation of the hemodynamics of a gastric tube in esophagectomy using a new noninvasive blood flow evaluation device utilizing near-infrared spectroscopy.
-2021年度 Best reviewer 賞-
心臓血管外科
 山本 浩史(秋田大学大学院医学系研究科 心臓血管外科学講座)
 田端 実(東京ベイ・浦安市川医療センター 心臓血管外科)
 南方 謙二(Cooper University Hospital)

呼吸器外科

 坂尾 幸則(帝京大学医学部 外科学講座)
 園部 誠(大阪赤十字病院 呼吸器外科)

食道外科

 小柳 和夫(東海大学医学部 消化器外科)
-第4回 JATS Research Project Award-
JATS award for transitional clinical research (臨床研究助成)
(研究期間:3年 支援額:100万円 選出数:1件)

インドシアニングリーン蛍光造影を用いたECMO回路内血栓検出法の臨床現場における検証
 藤原 立樹(東京医科歯科大学医学部附属病院 心臓血管外科)

JATS award for young investigators (若手胸部外科医研究助成)
(研究期間:2年 支援額:50万円 選出数:3件)

心臓
開心術後の縦隔内癒着予防のための薬剤局所徐放系を用いた新規代用自己心膜補填基材の開発
 前田 恵(東北大学病院 心臓血管外科)


ドナー/レシピエント間のHLAミスマッチが肺移植後経過に与えうる影響の検討
 栢分 秀直(京都大学医学部附属病院 呼吸器外科)

食道
非侵襲的装着型オキシメーターとサーモグラフィーを用いた胃管作成前後における血流評価と術後合併症との関連について
 高橋 慶太(東京慈恵会医科大学附属病院 消化管外科)
-第74回日本胸部外科学会定期学術集会 JATS Case Presentation Awards-
最優秀演題

心臓

 CCPA2-5 三上 拓真(札幌中央病院 心臓血管外科)
 CCPA2-1 松永 章吾(九州大学大学院医学研究院 循環器外科学)
 CCPA2-2 三上  翔(大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科)

呼吸器

 LCPA2-3 永田 秀樹(大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器外科学)

食道

 ECPA1-2 角掛 純一(東北大学病院 総合外科)

優秀演題


心臓

 CCPA2-8 齊藤 慈円(名古屋市立大学医学部附属東部医療センター 心臓血管外科)
 CCPA3-2 永瀬  崇(京都府立医科大学 小児医療センター 小児心臓血管外科)
 CCPA2-4 勝又 佳織(慶應義塾大学医学部 外科学(心臓血管))
 CCPA3-5 本宮 久之(京都府立医科大学 小児医療センター 小児心臓血管外科)
 CCPA2-6 高柳  涼(北海道大野記念病院 心臓血管外科)
 CCPA2-9 梶山  洸(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 心臓血管外科)

呼吸器

 LCPA2-5 藤田 康博(産業医科大学 第2外科学)
 LCPA2-9 吉峯 宗大(山口大学大学院医学系研究科 器官病態外科学)
 LCPA1-7 鈴木 嵩弘(慶應義塾大学医学部 外科学(呼吸器))
 LCPA3-5 苗代 絢子(産業医科大学 第2外科)

食道
 ECPA1-6 円城寺 貴浩(長崎大学大学院 移植・消化器外科)

編集後記
広報委員会委員 津村 早苗
 新型コロナウイルスデルタ株による第5波が収まり、光が見えたのも束の間、オミクロン株による第6波が押し寄せ、直接の感染対応のみならず手術制限や入院制限など、多くの方々が様々なストレスを感じておられることと思います。
 さて、本ニュースレターにもありますように、ハイブリッド形式で開催された第73回日本胸部外科学会定期学術集会が、オンデマンド配信の終了をもって全日程が終了しました。コロナ禍においてWEB開催が主流になり、現地へ行かずとも参加でき、発表を聴くことができるというのは本当に大きなメリットとなりました。一方で、現地で直接会えるからこそできる会話や繋がりがなくなっていくことに寂しさを感じている方も多いと思います。今回のハイブリッド形式はその両方をかなえてくれるまさに理想の形式でした。その準備には大変ご苦労されたことと拝察しますが、あらためて志水統括会長、淺村分野会長、北川分野会長、学会事務局、関係する方々のご尽力に感謝申し上げます。
 会期中育休中で、WEB+オンデマンド配信の恩恵を大いに受けた身としましては、コロナと関係なく、このハイブリッド形式が続くことを願いつつ、1日も早くコロナ禍が収束して多くの方が現地で再会し、大いに笑って、ますます繋がりが広がることを祈っております。
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