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No.642022年1月号)

INDEX

1.理事長 新年の挨拶
2.第75回日本胸部外科学会定期学術集会 演題募集について(2/15(火)~)

1.理事長 新年の挨拶

胸部外科のめざすところ2022




日本胸部外科学会 理事長 
大阪大学大学院医学系研究科 澤 芳樹 

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 新年あけましておめでとうございます。このたび、伝統ある日本胸部外科学会の理事長として再選していただき、身の引き締まる思いで2期目を迎えさせていただきます。1期目は、コロナ禍に通常の活動の半分にも満たないような物理的活動の2年間であったかと考えます。一方で、コロナ禍でも、3分野のバランスのもとに学術集会や委員会活動の在り方が様変わりし、コロナ以前にもまして、弾力的な運営に対応できるようになったかと思います。私の掲げてきました3つのチャンスと5つのミッションは、理事会構成員や事務局全員の力で、徐々に達成されつつあるかと思います。
 まだまだコロナパンデミックが遷延するなかで多難な変革期を迎えつつある胸部外科学会が、今後の揺るぎない発展のために「いま何をすべきか?」、呼吸器外科領域から始まり諸先輩方のご尽力によりここまで築きあげられてきた伝統ある日本胸部外科学会が、70年間果たしてきた重要な役割やLeadershipをいま再び強くし、国際的ブランド力の高い日本胸部外科学会として、その揺るぎない明るい未来のために微力ながら貢献をさせていただきたいと思います。
 そのために若い人材の育成、10年後には胸部外科を先導する立場の人たちをJATS NEXTとして、学会運営にもコミットしてもらい、一方、来年4月には懸案のCase Report誌を発刊します。さらにJATS Academyや地方会活性化は、他の関連学会にはないJATSの特色として、これらを活かし若手の人材育成を図ります。またさらに法人化による財政の見直しや基盤強化、学術集会の在り方も含めて、事務局態勢も新しい人材が加わり合理的な運営体制に進化しつつあり、事務所の改築や労働環境の改善も図っております。また政策的にも他の学会と連携して、インセンティブ等の処遇改善と働き方改革を一層すすめ、胸部外科医の地位の向上を図って行くべきと考えます。これらの取り組みにより70年間培ってきた日本胸部外科学会の重要な役割やLeadershipをいま再び強くし、国際的ブランド力の高い世界に冠たる学会として発展することができると確信しております。
 「3分野の最大限の活動発展とその総合力を発揮し、胸部外科学会の学術的発展と合理的運営、次世代胸部外科医育成と国際的ブランドを達成していくために、VisionとLeadershipを持ちChallenging、 Sustainable そしてToughな胸部外科学会」を構築する。これがこれから数年間の重要な目標と考えております。この達成のために、一体感や達成感が強く深い議論ができるような明るく楽しい未来志向の開かれた学会運営をめざします。これが、日本の胸部外科学そして外科学全体の発展に繋がり、世界に貢献することができると確信しております。何卒、会員の先生方におかれましては本学会へのご理解とこれまで以上のご支援ご厚情をよろしくお願いいたします。

2.第75回日本胸部外科学会定期学術集会 演題募集について(2/15(火)~)

 第75回定期学術集会(会期:2022年10月5日(水)~8日(土))の演題受付期間は、2月15日(火)~4月19日(火)です。
 受付開始前に改めて詳細をご案内いたしますが、まずは取り急ぎ演題受付期間のご連絡を申し上げます。
 たくさんのご応募お待ちしております。

編集後記
広報委員会委員 藤 也寸志
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第5波が去り、漸く落ち着きを取り戻したと安心したのも束の間、オミクロン株による第6波が想像を絶する速さで押し寄せています。まずは、会員の皆様のご健康をお祈りするばかりです。私たちは、 “コロナのパンデミックが僕らの文明をレントゲンにかけている”(パオロ・ジョルダーノ、飯田亮介訳、「コロナの時代の僕ら」から)という意味を考えながら、このコロナ禍にあっても確実な医療を推進することが求められます。「今までの何が本当に必要で、何が実は不要なのか」などの問題意識を持って、患者さんやご家族のために最善を尽くさなければなりません。コロナ禍でも“今後の揺るぎない発展のために「いま何をすべきか?」 “という澤理事長のお言葉を常に心に留め、胸部外科学会が更に発展する2022年になるように、会員全員で頑張りましょう。ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
 本年10月には、第75回定期学術集会が、中島統括会長(東京大学・呼吸器外科)、荻野分野会長(東京医大・心臓血管外科)、松原分野会長(千葉大学・先端応用外科)のもと、横浜で開催されます。“協奏する胸部外科”というテーマは、まさに胸部外科学会が求めるべきものです。演題受付が2月15日から始まります。是非、多くの演題登録をお願い申し上げます。そして、COVID-19のパンデミックが、今年こそ収束して、会員の皆様と横浜でお会いできることを心から願っております。 
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